公開日:2017/06/15
手作りリードディフューザーにチャレンジ!材料や作り方は?
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り155
火や電気を使わずにアロマの香りを楽しめる「リードディフューザー」は、材料をそろえれば手作りすることができます。手作りなら低コストで自分好みのデザインのものが作れるうえに、香りを変えて楽しめるのでおすすめです。
リードディフューザーは手作りできます!
リードディフューザーってどんなアイテム?
リードディフューザーとは、いい香りがするアロマ液が入ったガラス瓶に木のスティックが何本も挿してあり、その木のスティックがアロマ液を吸い上げて気化することで、空間に香りを広げてくれるアイテムです。電気や火を使わないので、経済的かつ安心して香りを楽しめるのが特徴的で、見た目もかわいいものからおしゃれなものまで幅広くあります。
市販のリードディフューザーを買うとなれば、幅はありますが、そこそこの値段がします。中には1万円以上するものもあります。それが、手作りなら数百円~数千円程度で作ることが可能です。低コストで、自分の好みの香りにしたり、見た目をアレンジしたりして楽しめるのが手作りの魅力ですね。手作りといっても、時間もあまりかかりませんし、材料も近隣のお店で手に入るものがほとんどなので挑戦しやすいです。
まずは基本の材料から集めてみよう
材料は、無水エタノール、好みの香りがするアロマオイル、混ぜるためのビーカー、ガラス瓶、リードスティックです。リードスティックは3本ほどでも十分ですが、強い香りが好きな方は本数をもっと増やしてもOKです。たいてい何本かセットで販売しており、ただのスティックのものもありますが、造花がついた華やかなものもあります。
リードスティックが手に入りにくい場合は、竹串をリードスティックがわりにするという方法もあります。リードディフューザーの材料は100円ショップやドラッグストア、ネット通販などで手軽に手に入れることができます。不安な方はリードディフューザーの材料がセットになったものも販売されていますので、それを使うのもおすすめです。
簡単にできるリードディフューザーの作り方
無水エタノールは火の近くで使用すると引火するおそれがありますので、火の気がないところで行いましょう。はじめに、ビーカーに無水エタノールを注いでから、アロマオイルを加えます。目安量としては、無水エタノール100mlに対してアロマオイル5ml(100滴)ほどです。2つの液を割りばしや竹串、マドラーなどで混ぜたらガラス瓶に注ぎます。
口が小さいタイプのガラス瓶に注ぐ際には、こぼれてしまうこともあるので、ろうとを使うと注ぎやすくなります。口が広めの三角フラスコのようなガラス瓶ならば、混ぜやすいので、直接無水エタノールとアロマオイルを注いで混ぜる方法でもよいです。ガラス瓶に注いだあとは、リードスティックや竹串を好みの本数挿して完成です。本数が多いほど香りが強くなりやすいですが、リードスティックや竹串を挿しすぎてガラス瓶が倒れないように注意しましょう。
手作りリードディフューザーの応用編
ガラス瓶のデザインにこだわってみよう
リードディフューザーをインテリアとしても使いたい方は、ガラス瓶をおしゃれにしてみましょう。ジャムや香水、ドレッシングオイルなどが入っていた空き瓶などが、お家の中に眠っていませんか?お家の中でおしゃれな空き瓶を見つけたら、それを使ってみましょう。
家の中にない場合は、お店で部屋のインテリアに合ったアンティーク系や北欧系などのガラス瓶を探してみるのもいいですね。和風の部屋ならば陶器などを使うことで、インテリアとしてしっかり調和してくれます。また、見た目がシンプルなガラス瓶には、マスキングテープやリボン、ヒモで飾りつけをするとおしゃれになります。例えば、英字が入ったテープやシールを貼れば、おしゃれな外国風のリードディフューザーに変身です。
リードスティックや竹串をデコレーション
竹串やリードスティックの先に造花やリボンなどで飾りつけをして、おしゃれにすることもできます。ドット柄やボーダー柄などのマスキングテープを、てっぺんに旗のようにつけてもかわいく仕上がります。竹串をリードスティックとして使うときには、先端を切ってから使う方が見た目がよく、ケガもしにくいです。
リードスティックは販売されているものだけでなく、公園や森の中に落ちているような小枝で代用することもできます。天然の木の枝は曲がっていたり形がバラバラだったりするので、シンプルなガラス瓶に味わいを出してくれます。黒っぽい枝なら東南アジア系のインテリアのようなエキゾチックなリードディフューザーの完成です。
アロマ液の見た目や香りを工夫してみよう
アロマ液に赤や黄、緑などの食紅を数滴加えることで、透明なアロマ液に色をつけることができます。色に合わせてガラス瓶の底に石やガラス玉を入れれば幻想的なインテリアにも仕上がります。色が緑なら新緑のようなスッキリとした香り、赤なら花の香りなど、香りと色を調和させるのもおすすめです。
また、香りに関しては好みのオイルや香水を何種類かブレンドして、自分のオリジナルの香りを作るのも面白いです。お気に入りの香りにリラックスできるような香りを少し加えることで、ストレスが軽減するオリジナルのディフューザーができ上がります。リラックスしたいならカモミールやラベンダー、気分をすっきりさせたいならレモンやペパーミントなどを加えるとよいでしょう。
リードディフューザーに関する疑問
作ってからどれくらい香りが持続するの?
手作りのリードディフューザーは、だいたい1週間~2週間ほどでガラス瓶に入ったアロマ液がなくなってしまうことが多いです。解決方法としては、作る際にアロマ液にグリセリンを少量入れることで、長持ちさせることができます。
匂いが薄くなってきたときには、リードスティックをひっくり返して挿すと、オイルを吸い上げやすくなり香りが復活することがあります。手にオイルがつくと匂いが取れにくくなったり、肌が弱い方は肌荒れが起こったりすることがあるので、作業には注意しましょう。
また、空気清浄機を使用している部屋に置いておくと、香りが広がりにくくなります。香りを楽しみたいときは、空気清浄機を使用していない部屋に置くとよいでしょう。
いい香りがする以外に効果はないの?
日常生活で感染症予防に役立つとされている「ティートリー」のアロマオイルを使用することで、風邪予防効果が期待できます。ティートリーはオーストラリアの先住民族が傷薬として使用していた葉で、高い殺菌や抗ウイルス効果があるといわれています。冬の時期、または家庭の万能薬として、ラベンダーとともにぜひとも1本は持っておきたい精油です。
ティートリーの香りはすっきり爽やか系なので、男性用の化粧品などでよく使われています。ラベンダーやレモン、ペパーミントなど爽やか系のトーンを持つ香りと相性がよく、様々な香りと組み合わせながら、同時に感染症予防も行えるのでおすすめです。
リードディフューザーの注意点は?
無水エタノールはアルコールが入っており引火性なので、倒れないようにガラス瓶は安定感のあるものを使い、水平な場所に置きましょう。置く場所はキッチンなど火の元がある場所は避けて、玄関やトイレ、リビングなどに置くようにしましょう。
また、使用済のリードディフューザーのガラス瓶に新しい液を追加したいときは、まず残ったアロマ液を新聞紙や布、タオルなどで取り除いてから無水エタノールで洗うようにしましょう。空になったガラス瓶は、無水エタノールを少量入れて軽く振リ、汚れた液を再び新聞紙や布、タオルなどに含ませて取り除きます。
これを3回ほど繰り返してから、無水エタノールとアロマオイルを加え、新しいリードディフューザーを作りましょう。使用した新聞紙や布、タオルなどはビニール袋などに入れて捨て、火の近くには置かないようにします。
自分仕様の香りとデザインを楽しむ
手作りのリードディフューザーには、次のようなメリットがあります。
- 数種類の材料を使い、低コストで手軽に作ることができる
- ガラス瓶、リードスティックなどに飾りをつけてオリジナルのインテリアに
- 好みや目的に応じて何種類かの香りをミックスすることができる
瓶が倒れて引火したり、肌にオイルが触れないように注意しながら、自分好みのリードディフューザー作りを楽しんでくださいね。