公開日:2017/12/11 

顔の保湿方法を徹底解説!うるおいたっぷりのモチモチ肌へ

空気が乾燥する冬は保湿が重要な季節です。今回は、肌の乾燥に悩む方向けに、内側と外側から顔を保湿する方法を解説していきます。

夏の紫外線でダメージを受けた肌を回復させるためにも、しっかりうるおいを補給する策を学びましょう。

顔の保湿に効果的なライフスタイルを習慣化

肌の乾燥を引き起こすライフスタイル

うるおいのある肌は、角質内に天然保湿因子のMMFやセラミドなどの細胞間脂質がきちんと存在している状態にあります。その上から皮脂膜が覆うことで、うるおいが保たれています。

保湿能力が保たれなくなると、肌の乾燥へと繋がっていくことに。日常の中で肌の乾燥を引き起こす原因を自分で作っていないかチェックしてみましょう。

肌のお手入れで力を入れた洗顔や過度なマッサージをしていると、角質層にダメージを与えてしまいます。食生活では、偏食やダイエットに注意が必要です。

バランスの悪い食事をしていると、ターンオーバーを促す栄養素が不足してしまいます。また、睡眠不足もお肌の大敵です。成長ホルモンの分泌低下につながり、肌のターンオーバーを乱すことにつながります。肌の乾燥を招くライフスタイルに注意しましょう。

湿度と温度をコントロールするのがポイント

冬に肌が乾燥するのは、湿度や温度が影響するためと考えられます。2014年?2016年の東京の平均湿度は、夏に70%を超えているのに対して冬は50%程度しかありません。空気が乾燥することで、肌から水分が失われるスピードが速まります。

また、平均気温は夏が25度程度あるのに対して冬は7度未満に下がります。11月に入ると気温が急激に下がり発汗が少なくなります。角質を通して出ている水分も少なくなるため、肌の乾燥を引き起こすことになるでしょう。

肌を乾燥から守るためには、加湿器や暖房器具を使用して、室内は湿度50%前後、温度20度前後に保つのがポイントです。外出の際にはマスクや防寒具で対策しましょう。

帰宅後にはビニールに入れた蒸しタオルや温かいペットボトルで首の後ろを温めると、血行促進に効果的です。また、汗をかくために適度な運動も大切です。

保湿に効果的な入浴方法のポイント

汗をかくとミネラルバランスが整うので、バスタイムを有効に使いましょう。ポイントはお湯の温度。42度以上になると、セラミドの水分保持機能に影響が出て保湿には逆効果になります。38度くらいのぬるま湯に10分間入浴するのがおすすめ。

入浴剤を入れる場合は、油分が含まれた保湿力のあるものがより効果的です。また、入浴前後にコップ1杯のお水を飲むことで、発汗促進と水分補給になります。

浴室内は湿潤な環境になっているので、プレ化粧水にぴったりです。湯船に浸かりながら軽くプッシュすると血行が促進されます。化粧水をスプレーボトルに入れておくと便利ですよ。

お風呂上がりのスキンケアの際にもう一度つけましょう。顔だけでなく身体の保湿も大切です。入浴直後はお肌の水分がしっかり保たれているので、すぐにボディオイルやクリームで保湿しましょう。

顔の保湿は毎日の食事からでも対策できる

積極に取り入れたい肌の保湿に良い栄養素

肌に良い栄養素は数多くありますが、中でも代表的なものをご紹介します。

  • ビタミンA
  • 皮膚の潤いを維持して新陳代謝を活発にします。青魚や乳製品、緑黄色野菜に多く含まれる。
  • ビタミンC
  • 活性酸素を除去する抗酸化作用があり、コラーゲンの生成も促します。レモンやパプリカといった、果物や野菜に多く含まれている。
  • セラミド
  • 角質層に存在し、外部の刺激から守って水分を保持します。こんにゃくや大豆、ひじきなどに多く含まれる栄養素。
  • αーリノレン酸や亜鉛
  • 細胞分裂をサポートする栄養素。アマニ油やエゴマ油、赤身の肉、卵黄などに多く含まれています。

肌の保湿に効果的な栄養素をしっかり取り入れた食事を意識しましょう。

栄養が届くのを妨げてしまう食べ物

肌の保湿に良い食べ物とは反対に、肌の乾燥を進めてしまう食べ物もあります。パスタやラーメンが好きな人は要注意。炭水化物中心の食事やお肉ばかりの食生活をしていると、肌に必要な栄養素が不足してしまいます。

糖質や脂質は代謝するのにビタミンBが使われてしまうため、肌に必要な量が不足してしまう可能性があります。また、添加物の多い食べ物は肝臓に負担がかかるため、肌に必要な栄養素がうまく供給されなくなってしまいます。

いつも冷たい飲み物を飲んだり生野菜を食べたりしている人は、内臓を冷やして血行が悪くなる恐れがあります。血行不良により新陳代謝が乱れて肌の乾燥を引き起こすことにつながるでしょう。

カフェインにも気をつけたいところ。カフェインはビタミンCを破壊しミネラルを排出してしまいます。

内側から温めるホットドリンクレシピ

身体が冷えると血行が悪くなるので、冷たい飲み物は避けるようにしましょう。保湿成分を増やすには、肌に良い栄養素を届けるために血行を良くしておくのがポイント。

そこで取り入れたいのがホットドリンクです。身体を温めることで免疫力が高まり、肌のバリア機能も強化されます。

おすすめなのは、生姜を使ったホットドリンクです。生姜に含まれる辛味成分は血行促進への作用が期待できます。生姜をある程度まとめてすりおろしておくと、手間がかからず便利です。すりおろした生姜にお湯を加えるだけで、簡単に生姜のホットドリンクが完成します。

すりおろした生姜を紅茶に混ぜればジンジャーティーに。ハーブティーでは、ジャーマンカモミールやエルダーフラワーを使ったものが保湿に良いとされています。ローズマリーやレモングラスを使ったハーブティーは、血行促進に効果的です。

UV対策を万全にして顔の保湿効果アップ

油断しがちな曇りの日には要注意

紫外線は肌の乾燥の原因となります。少ない量の紫外線でも日々浴びていると、内部への侵入を防ごうとして肌の表面には余分な角質がたまっていきます。

肌の内側はバリア機能が低下して、水分が失われやすくなり乾燥が進んでいくことに。日差しが強い日はしっかりUVケアをしていても、曇りの日には油断しがちになります。

曇りの日でも紫外線は出ています。雲の間から太陽がのぞく場合は要注意です。雲からの散乱光が加わり、よく晴れた日よりも多い紫外線量になることも。

曇りの日にも、しっかりUVケアすることが保湿につながります。

冬の晴れた日は陽が当たる場所に要注意

日差しが弱まる冬は、UV対策を忘れがちな季節です。コートやタイツで肌の露出が減るので、ついおろそかになってしまうことも。

しかし、冬の晴れた日こそ注意が必要です。気温が低くなると、陽が当たる場所に無意識に近づいてしまいませんか。冬場は日陰がより寒く感じるので、暖かい陽だまりに引き寄せられてしまいますよね。

夏よりも紫外線量は少なくなるものの、乾燥によりバリア機能が低下した肌は紫外線の影響を受けやすい状態です。スキンケアでたっぷり保湿したら、お出かけの前に日やけ止めをお忘れなく。

また、紫外線量が低くなる冬にきちんとUV対策をすると、夏に浴びた紫外線のケアにもつながります。

ウィンタースポーツが好きな人は要注意

アクティブ派の人は、ウィンタースポーツの紫外線に気をつけましょう。

ウィンタースポーツの定番といえば、雪山で楽しむスキーやスノーボードですよね。ウェアを着込んでマスクもしているから安心と思いがちですが、標高が1,000メートル高くなると約10%も紫外線が強くなるとされています。

また、雪山では紫外線の反射にも気をつけなければなりません。新雪の場合、反射率は80%とかなり高くなります。少しでも顔が出ていれば、紫外線を浴びて肌に影響を与える可能性が。

ウィンタースポーツをする場合は、真夏並みにしっかりUV対策をして楽しみましょう。

顔の保湿には内側と外側からのケアが大切

肌が乾燥する原因は、湿度や温度、紫外線といった環境による影響だけでなく、生活習慣も大きく関わっています。肌を乾燥から守るためには、ポイントを押さえてケアすることが大切です。

冬は加湿器や暖房器具を活用して、湿度と温度をコントロールしましょう。入浴はぬるめの湯船に10分浸かり、お風呂上がりはすぐに保湿することも大事。食事は肌に必要な栄養素を取り入れるのがポイントです。

日差しの弱まる冬でも紫外線対策を忘れないように注意してください。身体の内側と外側からそれぞれ保湿ケアをして、モチモチの肌を手に入れましょう。

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