公開日:2017/06/15 

おいしい発酵食品を味方につけて!体の中からキレイを作ろう

納豆やキムチなどの「発酵食品」には、代謝アップや便秘解消など、さまざまな効果が期待できます。さらに美容にも嬉しい効果があるとされ、美しくダイエットできる強い味方。こちらでは、女性の「キレイ」を助ける発酵食品についてご説明します!

発酵食品の種類や体に良い理由とは

そもそも発酵食品ってどんな物?

「発酵食品」とは、食材を発酵させることによって、風味や臭いに変化をつけた食品です。食材を密閉し、酸素に触れない状態で一定時間保管すると、食材に含まれる微生物の働きによって「発酵」が進み、元の状態とは全く異なる物質が出来上がるといわれています。この働きを利用して作られるのが、納豆やキムチ、アルコールを始めとする発酵食品です。

いっぽうで、微生物の働きによって有害な物へと変化することを「腐敗」と呼び、両者は区別されています。食品を発酵させることによって独特の酸味や旨味が加わるほか、体にも嬉しい効果が期待できるとされています。

発酵食品を食べるとどんなメリットが?

発酵食品には体に嬉しいさまざまなメリットがあるといわれています。代表的な作用としては、お腹の調子を整えたりお通じを良くしたりすることが知られています。

牛乳を発酵させて作られるヨーグルトの持つ整腸作用は有名ですね。さらに、継続的に発酵食品を取り入れることで美肌効果も期待できます。まさに、体の中からキレイを作るには持ってこいの食品なのです!

ビタミン類や必須アミノ酸・酵素が多く含まれており代謝を上げてくれる点と、整腸作用・便秘解消の働きなどがよく知られています。なお、単品で食べるより、複数とり入れると(できれば継続的に)、美肌・疲労回復などといったアンチエイジング効果なども相乗的に期待できます。

引用元:【医師監修】ダイエットにいい食材の効能を徹底解説 | ヘルスケア大学

酵素の力でダイエットにも効果が期待

便秘解消や代謝アップの効果があるといわれる発酵食品。発酵食品を積極的に取り入れることで、ダイエットにもつながるといわれています。これは、発酵食品の持つ酵素の力や、原料となる大豆や野菜などに含まれる食物繊維の力が、スリムな体型維持に効果的と考えられているためです。

ダイエット中は野菜中心のヘルシーな食生活を心がけたいものですが、生野菜を食べる場合、1日の摂取量には限界があります。また、大量の野菜を下ごしらえして、調理するのは大変な作業です。しかし発酵食品の場合、かさが減ることに加え、調理の手間もかからないため、手軽にたっぷりの野菜を取り入れることができますね。

キレイの味方!発酵食品の種類

日本で親しまれてきた発酵食品といえば

日本で昔から親しまれてきた発酵食品といえば、納豆やヨーグルトが知られています。納豆に含まれるナットウキナーゼやイソフラボンにも、ホルモンバランスを整えたり肌の調子を良くする効果が期待できます。さらに、血液をサラサラにする作用もあるとされ、日本を代表する健康食品として親しまれています。

いっぽう、ブルガリアから伝わったことで知られるヨーグルトも、一説によると飛鳥時代には伝搬していたといわれ、昭和初期からヨーグルトに含まれる乳酸菌の研究が盛んに進められており、親しみのある食品と言えます。この他、ぬか漬けやイカの塩辛、キムチなども発酵食品に含まれます。

調味料や飲み物にも多い発酵食品

発酵食品といえば調味料やアルコール類を真っ先に思い浮かべる人もいるかもしれません。基本の調味料である「さ、し、す、せ、そ」のうち、酒、酢、醤油、味噌が発酵食品です。

この他にもみりんや、数年前に「塩こうじ」が話題になり、活用の機会が増えた「麹(こうじ)」も、発酵食品の1つです。麹は甘酒の原料としても有名で、風邪をひいたときやお祝いの席などで古くから親しまれてきました。

日本酒、ワイン、ビールなどのアルコール類も発酵食品に分類されます。それぞれお米、ぶどう、麦芽を発酵して作られ、使用する原料や発酵過程によって味や質に大きな変化が生まれることで知られています。さらに、紅茶やプーアール茶も発酵食品の一種です。

実はこんな食べ物も!見落としがちな食品

普段何気なく口にしている食べ物が、実は発酵食品である場合も。洋食には欠かせないチーズも、れっきとした発酵食品です。さらに海外版のお漬物ともいえるピクルスやザワークラウトも、野菜を発酵させて作られています。

また、パン作りが趣味の人は親しみがあるかもしれませんが、パンはイースト菌を発酵させて作ります。少し意外な発酵食品では、1度食べたらクセになる味のサラミやアンチョビなどもあります。

ピザやパスタなど、定番の洋食には発酵食品が豊富に含まれているかもしれませんね。とはいえ、これらのメニューの場合、食べ過ぎると摂取カロリーの増加や塩分の摂り過ぎが気になるところです。

発酵食品をとり入れて体の中からキレイに

初心者はまず定番の和食がおすすめ!

種類豊富な発酵食品ですが、どのように普段の食卓に取り入れれば良いでしょうか。まずおすすめしたいのが、シンプルな和食の朝食メニュー。味噌汁、納豆、漬物にご飯といった、昔ながらの定番メニューで手軽に発酵食品を摂取しましょう。

また、昼食には納豆と漬物を刺身などと一緒にご飯に乗せた「ばくだん丼」もおすすめ。ボリュームがあり色とりどりのトッピングができるため、メイン料理を手早く作りたいときに良いですね。

さらにイチオシなのが、今や定番の調味料ともいえる「塩こうじ」。お肉を塩こうじに漬けておくだけで、柔らかい食感になり、旨味もアップするとして人気です。塩こうじはドレッシング代わりとして野菜に絡めたり、肉じゃがなどの煮物の隠し味としても使えます。

色とりどりの発酵食品でカフェプレート風に

洋食メニューがお好きな人は、複数の発酵食品をカフェプレート風に盛り付けてみてはいかがでしょうか。チーズと野菜を乗せたオープンサンドに、ピクルスを添えれば、色とりどりのランチプレートの完成です。アンチョビパスタや、チーズとサラミを乗せて焼いたバゲットなども、食欲をそそるメニューです。

注意したい点は発酵食品を多用しすぎないこと。複数の発酵食品を組み合わせることで、さまざまな栄養素を摂取することができますが、それだけを食べてしまっては塩分やカロリーが過剰になってしまうかもしれません。パスタやサンドイッチには生野菜や肉など、他の具材もたっぷり使って調理しましょう。

忙しい人は飲み物や一品もので取り入れて

忙しく、台所に立つ時間があまりとれない人は、無理せず調理の手間が少ない発酵食品を取り入れましょう。手軽に美味しくいただけるのは、何といってもヨーグルト。果物やナッツ類をトッピングして、ビタミン類、食物繊維なども同時に摂取したいですね。夜の晩酌のお供にキムチやブルーチーズなどを持ってくるのもおすすめです。

慌ただしい毎日で、なかなか食べるものに気を遣えない…という人も、発酵食品の一種である紅茶をいれるなど、できる所から取り入れてみましょう。少しの時間でもリラックスして、体をいたわりたいものですね。

発酵食品のパワーで体の中から美しく!

  • 発酵食品は整腸作用や便通改善など、美容と健康に役立つ効果が期待できる
  • 味噌や納豆、ヨーグルトなど、身近な食品にも発酵食品が多数!
  • 種類豊富な発酵食品ならメニューも多数。和食、洋食、おつまみにも

毎日の食卓で、発酵食品を美味しく取り入れて、体の中からキレイになりましょう!

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