公開日:2017/06/15 

傷んだ髪をツヤツヤにするためのとっておきのケア方法

どれだけきれいにお化粧をしても、潤いがないパサパサな髪では魅力も半減してしまいます。それだけでなく枝毛や切れ毛だらけの髪はまとまりも悪くなり、努力をしても可愛くセットできないことも。傷んだ髪を生き返らせる為のケア方法をしっかり理解しましょう。

入浴時に気をつけたい3つのポイント

髪を傷ませないシャンプーの仕方

正しいシャンプーの仕方を知らないと、汚れがきちんと落とせなかったり、そもそもシャンプーの行為自体で髪をより傷ませてしまうことがあります。正しいシャンプーの仕方をご説明するので、ご自身の毎日のシャンプー方法と比べてみてください。

まずは、髪の毛全体をよく濡らします。この時点で濡らさない人が多いので、毛先を持ってお湯になじませるように、少し長い時間お湯をふくませてください。お湯の温度は38度前後が適温です。熱すぎると髪を傷めてしまうこともあるので、注意してください。

髪が特に傷んでいる場合は、先に毛先だけトリートメントをつけておいてください。これは、洗い流さなくてOKです。そして、シャンプーを髪ではなく、地肌につけるイメージでつけ、頭皮をマッサージするように揉み込んでください。

トリートメントで傷んだ髪を集中ケア

通常、シャンプーのあとにリンスを使用する人がほとんどです。リンスをたっぷりつけると髪がサラサラになる感じがしますが、リンスを大量につけたからといって髪に良いわけではありません。パッケージの記載通りの適量を使用してください。

傷んだ髪をケアする場合は、リンスをたっぷりつけるのではなく、リンスのあとにトリートメントをして集中的にケアしてあげるのが効果的です。トリートメントはキューティクルを通って髪に栄養を行き渡らせてくれます。シャンプーと違い、頭皮ではなく髪そのものにつけるものなので、耳から下の部分の髪の毛にのみ使用してください。

乾かし方にも注意が必要

実は、髪の毛の乾かしかたが悪いせいで健康な髪を傷ませてしまったり、傷んだ髪にさらにダメージを与えてしまったりという人は少なくありません。髪はそもそも、熱や摩擦にとても弱い性質があるからです。

ドライヤーを長時間あてたり、無駄に摩擦の負担を与えないためには、まずはしっかりタオルで拭きましょう。しかし、タオルでゴシゴシとこするのもまた負担になります。両手の平にタオルの端と端をのせて、叩くように水気をとる方法がオススメです。

慣れないうちはきちんと水気が取れている気がしないかもしれませんが、水分は時間がたつと毛先のほうに落ちてくるので、むりにふかなくても、時間をおいて何度か毛先の方の水分を集中的に拭き取ればOKです。

紫外線で傷んだ髪は、特別なケアをしてあげよう

トリートメント&蒸しタオルの強力タッグ

日常生活の中で、髪を傷ませてしまう大きな原因のひとつが紫外線です。肌と同様に、髪も日焼けによってダメージを受けます。実際、日焼けで髪が茶色くなったりパサパサしたり、カラーリング部分の色が抜けてしまったりと、心当たりがある人もいるのではないでしょうか。

日焼けで傷んでしまった髪は、トリートメントだけでなく、もう一手間かけてあげることでトリートメントの栄養分をしっかり髪の芯まで届けることができます。先ほどご紹介した方法で髪にトリートメントを塗ったら、蒸しタオルで髪全体をくるんで、5分ほどおいてください。頭皮にトリートメントの油分が残ってしまうと毛穴のつまりなどの原因になるので、5分たったらしっかりとトリートメントを洗い流すように注意しましょう。

手軽に作れる重曹シャンプーが効果的

カラーリングや日焼けによって髪が痛むのは、髪が酸化してしまうことも大きな原因のひとつです。手軽に手に入る重曹を使えば、酸化した髪のダメージを軽減できます。

作り方はとても簡単。1回分のシャンプーに、ひとつまみの重曹を加えるだけです。手のひらでお湯を少し加えてしっかり泡立てると、いつものシャンプーとほぼ変わらない使い心地になるはず。

重曹シャンプーをすると、いつもよりキシキシとした洗い上がりになることがあるので、気になる場合にはリンスだけでなく、トリートメントをしてあげるとなお良いでしょう。重曹シャンプーは毎日使う必要はないので、週に1回のスペシャルケアとして定期的に習慣にしてみてください。

あらかじめ日焼け止めを使用してみる

もちろん、日焼けする前にできる限り髪の毛のダメージを軽減する、ということも大切です。ボディや顔だけでなく、髪の毛のための日焼け止めも市販されています。汗や水に強かったり、良い香りがしたりと、ドラッグストアや量販店でもいろいろな種類が販売されているので、ご自身の使用シーンに合わせて試してみてください。

その他にも帽子をかぶったり、日傘を使ったりすることでも髪に対する紫外線を防ぐことができます。日傘の場合には、紺や黒などの素材が紫外線をより通しにくいのでおすすめです。ただし、帽子の場合は色の濃いものを選んでしまうと熱がこもりやすくなります。蒸れると頭皮や髪の毛に余計ダメージを与えてしまうこともあるので注意してくださいね。

毎日の生活の中でこそ、髪をケアしてあげよう

傷むのはわかっているけど、髪を巻きたい!

お出かけのときにはヘアアイロンなどで髪を巻くのが習慣になっている方もいますよね。アイロンを使用して頻繁に髪を巻く方は、ダメージを与えない方法をちゃんと覚えておきましょう。

ポイントは3つ。まず、髪が濡れた状態でアイロンを使用するのは避けてください。髪が濡れているときに温度の高いアイロンをあてると、キューティクルの内部の水分まで一気に蒸発してしまいます。

また、とにかく熱によるダメージを少なくするために、アイロンをあてている時間はなるべく短く、3から5秒程度、温度の高すぎないアイロンを使用してください。

3つめのポイントは、巻き髪用のスプレーやクリームを使うこと。直に髪を巻いてしまうと、髪が直接熱を受けてしまいます。

カラーやパーマで髪が傷んでしまうときは

パーマやカラーは今やヘアアレンジの定番です。お仕事をしている人や学生でも、自然な明るさに髪の毛をカラーしている人がほとんどです。しかし、パーマやカラーも髪の毛にとってはダメージのもと。頻繁にかけていると、どうしても髪がバサバサになってきてしまいます。

カラーやパーマで傷んでしまった髪は、なかなか簡単に元気な状態には戻りません。定期的に美容院でトリートメントなどを行っている方もいますが、月に一度、数ヶ月に一度のスペシャルケアも大切ですが、髪の健康のためには、やはり毎日お手入れをしてあげることが理想です。

たとえば髪や頭皮に優しいアミノ酸シャンプーや、美容師さんが勧めてくれるカラーリングした髪専用のシャンプーなどを使うと、髪のダメージが進むのを防ぐことができます。

寝るときもあなどれない!髪を傷ませない寝方は?

寝る直前にお風呂に入る、という人もいますが、髪を傷ませないためにはそのあとの寝る時間にもちょっとした工夫が必要です。寝ている間、人は無意識になんども寝返りをうったり頭を動かしたりしています。実は、その間に想像以上に髪は寝具とこすれて、摩擦によるダメージをうけてしまうのです。

髪が濡れたまま寝てしまうのも髪にとってはよくないので、まずはしっかり髪を乾かしましょう。水分が残っていると寝癖がつきやすくなってしまうこともあるので、十分すぎるぐらいによく乾かしてください。

そして、洗い流さないタイプのトリートメントなどをつけて、髪は結んだり、ナイトキャップをかぶったりして、できるだけこすれないようにまとめてあげるのがポイントです。

傷んだ髪を生き返らせるには、日々のケアが重要

  • 正しいシャンプートリートメントで毎日丁寧なケアを
  • 髪の毛の日焼け対策も忘れずに
  • 髪を巻くときはダメージを減らすための工夫が大切

一度髪を傷めてしまうと、1日2日では元には戻りません。切れ毛や枝毛が多くなると、毛先がどんどん切れてしまうので、髪が伸びるのも遅くなってしまいます。傷んだ髪のケアのためには、毎日のシャンプーやアレンジの際のコツコツとした工夫が大切です。

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