公開日:2017/05/17 

オイリー肌のスキンケアは?脂性肌の悩みを解決する正しい方法

オイリー肌でお悩みですか?スキンケアをちゃんとしているのにオイリー肌が治らないのなら、スキンケアの方法が間違っているのかもしれません。ここでは、オイリー肌の原因と正しいスキンケアの方法をご紹介します。

オイリー肌とはどんな肌を指すの?

肌質の種類とケアのポイント

一般に肌質は4種類あると言われています。普通肌、乾燥肌、オイリー肌、混合肌です。オイリー肌だと自分で思って悩んでいる人も多いのですが、実は混合肌である場合もあるので注意してください。混合肌は脂性乾燥肌(オイリードライスキン)とも呼ばれ、オイリーだけれど、部分的に乾燥しているという肌質です。特に目の周りやあごは乾燥しやすく、長期間乾燥した状態が続くと小じわの原因にもなります。

乾燥している部分は保湿を十分にして、油分を補いましょう。油分が気になる場合はさらっとしたタイプのスキンケアアイテムを使用しましょう。ドラッグストアや皮膚科に問い合わせて、適切なスキンケアアイテムを選ぶのがおススメです。その際、肌質もチェックしてもらうとよいかもしれません。自分で判断するよりも、専門家に診てもらった方が確実です。

生活習慣などに潜むオイリー肌になる原因

オイリー肌の原因としては、食生活、生活習慣、ホルモンのバランスなどが挙げられます。こちらの肌タイプで、脂っぽい食べものが好きな人は要注意です。

特に飽和脂肪酸を多く含む油脂、バター、脂身の多い肉類などを多く含む食事、例えば揚げ物中心の献立は避けて、あっさりしたものを食べるよう心がけましょう。飽和脂肪酸を多く取ると毛穴に詰まりやすく、その結果オイリー肌によるトラブルが増えていきます。

どうしても脂っこいものが外せない場合は、脂の乗った魚類をおすすめします。魚の脂肪はオメガ3と言って、美肌効果もあると言われています。オメガ3は毛穴の詰まりの原因にもならず、皮膚を守る皮脂の役割をします。

オイリー肌にありがちなトラブル

肌のテカリで悩む人が多いようです。肌がテカるタイプは化粧崩れもしやすいため、さらに悩みの種になりがちです。ファンデーションにも油脂が含まれていますから、化粧をすることで皮脂を脂で蓋をしている状態になり、オイリー肌が悪化する場合も多く見られます。

また、オイリー肌の人は思春期の頃から、ニキビでお悩みの場合が少なくありません。化粧をし始めると、毛穴が詰まりやすくなったり、過剰な皮脂が分泌されたりするので、大人になってもニキビができ続ける人が多いようです。

ニキビのできていたところや鼻の頭の毛穴の黒ずみもオイリー肌の人の悩みです。毛穴の黒ずみは酸化した皮脂が黒く変色した結果です。黒ずみをとっても毛穴が開いた状態が続くので、黒ずみを取ることに執着せず、皮膚の状態をよくするケアをしていくことが大事です。

また、できてしまったニキビ跡を改善させるにはニキビ跡改善化粧水がおすすめです。

オイリー肌の人のためのスキンケア

正しい洗顔方法を知ることが第一歩

オイリー肌で悩む人がしがちなことは、何度も洗顔すること、力を入れて洗顔すること、脂質を取り去るきつめの洗顔剤を使用していることの3点です。洗顔を一日に何度もすると、皮脂を取りすぎて、皮脂を補おうと体がリアクションするので、皮脂の産出が多くなります。また、力を入れてゴシゴシ洗ったり、きつめの洗顔剤でさっぱりしようとしたりすると、皮膚が痛んで肌の状態が悪くなってしまいます。

洗顔剤はできるだけ肌に優しいタイプを選ぶと安心です。スクラブ入りやミント成分配合の洗顔剤は避けてください。手のひらでしっかりあわ立てて、まずTゾーンと呼ばれる皮脂分布の多い鼻とおでこから洗ってください。指で押さえつけずに、そっと大切なものを触るように円を描くようにします。

肌にあった化粧水を選びましょう!

オイリー肌と言ってもそれぞれに抱えているトラブルが違いますので、自分にあった、自分の問題を解決できる化粧水を見つけましょう。ニキビがたくさん出てるお肌には「ニキビ肌用化粧水」、毛穴の開きを改善したい人は「収れん化粧水」、テカリが気になる人には「脂性肌用さっぱりタイプの化粧水」などがあります。お店で相談したり、サンプルを実際に使用したりして選びましょう。

どのタイプの方にも言えるのはアルコール入りのものは肌の水分を奪ってしまうので使わない方が良いということです。また、化粧水はたっぷり使うようにしてください。肌の水分が少なくなっているために、皮脂が出てしまっている場合が多いからです。化粧水を手のひらでそっと肌に押し当てると、手の温かみで肌に吸収しやすくなります。

日焼け止めはつけてもいいの?

オイリー肌の人にとって、夏の日焼け止めは大きな悩みとなりがちですね。オイリー肌に重ねるとますます脂っこくなりそうで、ついつい日焼け対策を怠っていませんか?中には、日に当たって脂が乾くのではと期待している人もいるようですが、UVの影響で肌の水分が蒸発してしまうので、かえって皮脂の分泌が盛んになってしまいます。

こうした点からも、やはりオイリー肌の方も日焼け止めは塗った方が良いようです。BBクリームで日焼け止め効果のあるものや、化粧下地でUV対策をしてくれるものもあります。また、メーカーによっては夏用にさらっとした日焼け止めを提供してくれているところもありますので、お店などで相談してみてください。化粧直しが必要ないように、ルースパウダーで軽く抑えて出かけましょう。

オイリー肌にならない生活習慣とは

睡眠を十分にとるように心がける

睡眠不足も脂性肌の原因になることがあります。十分な睡眠は美肌につながると言われていますが、ただ睡眠時間を長くするだけではなく良質の睡眠を取るように心がけるとよいでしょう。アルコールを飲むと眠れる、などと言われることもありますが、過度な飲酒は逆効果です。眠っている間にアルコールがアルデヒドに変化することで、睡眠の質を下げてしまいます。また、頻尿によって、何度も目覚めてしまうこともあります。何より、アルコールで肝臓に負担をかけると、黄体ホルモンが増えて皮脂の分泌が増えてしまいます。

最近では、スマートフォンのスクリーンを見る時間が増えて不眠になっている人も多いそうです。スマートフォンのブルーライトが脳にまだ昼間だと思い込ませ、睡魔を奪ってしまうのが原因です。睡眠をきちんと取るために、就寝2時間前にスマートフォンをオフにしてしまいましょう。

ストレスフリーの生活をしましょう

ストレスには精神的なストレスと環境が原因のストレスがあります。精神的なストレスは、仕事や試験などでやらなければならないことに追われていたり、対人関係で傷ついたり、悩み事を抱えていたりと、様々な要因によって蓄積されていきます。

環境が原因のストレスは、乾燥しすぎの空気、エアコンで冷えすぎた部屋、騒音などがあります。環境に関しては、自分では変えられないものもありますが、例えば会社のエアコンなどについては一度相談してみても良いかもしれません。その結果、環境は改善しないとしても、話すことで気持ちのストレスが減る場合もあります。

また、睡眠を十分にとることは、ストレス解消に大きな効果があります。現代人にとってストレスは切っても切り離せないものではありますが、少しでも軽減できるように体のコンディションを整えていきましょう。

健康第一!運動や食事を見直しましょう

運動はストレス対策になるだけでなく、全身の血行が良くなるため、皮脂の代謝を促す効果も期待できます。また、脂分を抑えてビタミン類を多く摂る食事は、皮脂を抑えるとともに、肌を内側からきれいにしてくれます。美肌と関係が深いコラーゲンの産出にも、健康的な生活を送ることが重要なポイントとなります。逆に、タバコを吸うとタールなどの異物が体に入るので、活性化酸素が出て、美肌から遠ざかってしまいます。

オイリー肌になる生活習慣には、いずれも関連性があります。ストレスが原因で不眠になったり、ストレスから飲酒、喫煙などに走ったりすることで、さらに不眠が加速する場合もあります。オイリー肌を改善するには、肌だけではなく健康状態を回復させることが重要なカギになるのです。

オイリー肌のためのスキンケアで美肌に

  • 自分の肌質を正しく知る。専門家に見てもらって、適切なケアを心がけましょう。
  • 正しい洗顔方法を知る。優しく洗いましょう。
  • 自分にあった化粧水を見つけ、たっぷり使う。
  • 日焼け止め対策をきちんとする。
  • 規則正しい生活をして、睡眠を十分に取る。食べ物に気をつける。

以上のポイントに注意して、美肌を目指しましょう。

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