公開日:2017/05/22
かかとの靴擦れ防止に!お家でできる革靴グッズ
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奮発して買ったおしゃれなレザーパンプス。来週のデートではきたいけれど、途中で靴ずれしたらどうしよう…。招待された結婚式の二次会は立食パーティー、慣れないハイヒールで靴ずれせずに過ごせるかな…など、新しい革靴をはくときには、たくさんのワクワクと少しの不安がセットになりますよね。
試しばきをしていてもなぜか失敗してしまう、革靴のサイズ選び。ましてや高価なレザーパンプスを買ったのに、痛くてはけないなんて悲しすぎますよね。そんな時、靴のお直しに出したり、更には押入れの奥に追いやってしまったりする前に試したいのが「靴の横幅を伸ばす」こと。その方法をご紹介します。
靴擦れ防止のために原因を知って対策!
靴ずれが起こりやすいのは、主に「かかと、親指の内側、小指の外側」の3か所。いつもかかとが痛くなる…など、みなさんも思い当たる箇所があるのでは?痛む場所それぞれに、靴ずれを引きおこす原因となる摩擦が起こっているのです。
かかと
- かかとのカーブが合わず、くいこんで摩擦が起こる
- 靴のサイズが大きすぎて、靴の中で足が動き摩擦が起こる…など
親指の内側
- 靴の先端が細くなったデザインで、当たって摩擦が起こる
小指の外側
- 靴の先端が細くなったデザインで、当たって摩擦が起こる
- 地面を蹴る時に靴底が曲がる位置(ボールジョイント)と指の付け根がずれ、前すべりして摩擦が起こる
- 内反小趾になっている…など
靴擦れ防止グッズで革靴を伸ばす!?
かかとがくいこむ、外反母趾・内反小趾で摩擦が起こる、爪先が細く当たって起こる靴ずれは、革をグーッと伸ばすことで痛みを解消できるかもしれません。革を伸ばすために必要なアイテムはシューストレッチャー、もしくは革専門の柔軟剤です。それぞれの使い方をまとめました。
シューストレッチャー
木製の木型に付属しているハンドルをクルクル回し、横幅を広げます。数日間そのままにしておくと革が横に伸び、はき心地がラクになります。
「ダボ」と呼ばれるシューストレッチャー付属の突起物で、気になる部分をピンポイントで伸ばせます。かかとを伸ばすことも多少は可能ですが、靴のサイズそのものが大きくなるわけではありませんのでご注意を。
最近は100円均一でも見かけますが、ネット通販などで売られている1,500円前後のシューストレッチャーは比較的頑丈で、長く使えて安心です。
革専門の柔軟剤
革職人さんが革製品を作る際に使う柔軟剤が入った、スプレーやムースが市販されています。シューストレッチャーで伸ばすことができないブーツの甲部分などは、このような柔軟剤で伸ばします。
どちらか1つでも伸ばすことは可能ですが、柔軟剤を使いながらシューストレッチャーで伸ばすと更に効果的です。
伸ばせないのはどんな素材の靴?
ただし、以下のような靴は自己判断で伸ばすことをオススメできませんので、専門店に相談するか、リサイクルショップなどに引き取ってもらうようにしましょう。
- 足のサイズが小さすぎる→そもそも縦のサイズは伸びません。大きいサイズは中敷で調整できます。
- 布素材である→必要以上に伸び、破れる可能性があります。
- 合皮素材である→熱を加えると伸びることがありますが、合皮は伸びにくく無理に伸ばすと素材を痛める可能性もありおすすめできません。
ちなみに、合皮には大きく分けて二種類あります。ひとつは、特殊な不織布にポリウレタン樹脂を染みこませ、天然の革に似せたのが「人工(人造)皮革」。靴や衣類によく使われています。
もうひとつは、織物や編物といった布素材の上に、ポリウレタン樹脂を塗ったり貼り合わせたりして、表面のみを天然の革に似せた「合成皮革」。車のシートやソファーによく使われていて、裏には布素材が見えています。合成皮革の一種として、塩化ビニルが塗られたものは「塩ビレザー」と呼ばれています。
靴擦れ防止を気にしない靴選びのポイント
革を伸ばすことで、あなたの脚にサイズがあうようになるかもしれません。ですが、そもそも靴の縦サイズは伸ばせないですし、合皮の靴も伸ばしにくい。つまり、靴ずれを防ぐために何よりも大切なのは、自分の足にあった靴を選ぶこと。
- かかとにフィットして隙間がなく、土踏まずのラインも合っている
- その靴をはくであろう時間帯に試しばきする
- 足は左右で違いがあるので、両足で試しばきを行う
- 爪先に1センチほどの余裕を持つ
- 大股で歩いたりしゃがんだりしてみる
シューフィッターさんに相談するのがベストですが、自分でできる賢い靴の選び方として、上の5つのポイントを意識するようにしましょう。