公開日:2017/05/25 

毛穴レスな肌を目指そう!毛穴を目立たなくする化粧品選び

人と対面した時に見られてしまう毛穴、なんとかしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?毛穴にはさまざまなタイプがあり、使用する化粧品もタイプにより異なります。そこで、毛穴ケアやメイクの方法を毛穴のタイプ別にご紹介します。

毛穴のタイプはいろいろある

皮脂毛穴、たるみ毛穴、帯状毛穴とは?

毛穴にはいくつか種類があり、ここでは3つのタイプの毛穴について紹介します。

1つ目の詰まり毛穴、皮脂毛穴 黒ずみ毛穴、いちご毛穴と呼ばれるタイプは、雑菌、古い角質、メイク汚れが皮脂と混ざって角栓となり、毛穴の中に詰まることが原因で発生します。おでこから鼻にかけてのTゾーンにできることが多く、皮膚の表面が酸化すると黒く変化し、黒ずみがいちごの種のように見えてしまいます。

2つ目のたるみ毛穴は、年とともに肌の弾力が低下し、毛穴が楕円形や涙の形になってしまうものです。肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンの機能低下により起こりますが、乾燥が原因の場合もあります。

3つ目の帯状毛穴は、皮脂の過剰な分泌や乾燥により開いた毛穴がたるみ、鼻から頬にかけて、毛穴が帯のようにつながるタイプの毛穴です。脂性肌に起こる傾向があります。

おうとつ毛穴、メラニン毛穴について

前述のタイプと異なる2つのタイプの毛穴をご紹介します。

1つ目のおうとつ毛穴、クレーター毛穴、ニキビ毛穴は、肌の表面がデコボコし、毛穴が拡大しているものです。鼻や頬にできやすく、ニキビや角栓を無理に押し出したために、皮膚に傷が残ってしまっています。毛穴の持つ収縮機能が働かず、自分でケアするだけでは完治するのが難しい状態です。

2つ目のメラニン毛穴(毛穴ジミ)は、鼻や頬に見られ、紫外線の影響でメラニン色素が蓄積し、毛穴の表面の皮膚が黒くなってしまったものです。皮脂毛穴の黒ずみと混同しがちですが、メラニン毛穴の場合、角栓を取るケアをしても症状は改善しません。肌の新陳代謝を活発にして、溜まったメラニンの排出を促すか、ホワイトニングケアをするのもオススメです。

まずは毛穴の種類を知る事から始めましょう

以上5種類の毛穴について紹介しました。これからそれぞれの毛穴に適したスキンケアやスキンアイテム、メイク方法などについて紹介していきます。しかしまず大切なことは、自身の毛穴の種類がどれに属するのかを知ることです。

先ほど紹介した、たるみ毛穴は乾燥が原因の場合があります。そして帯状毛穴は脂性肌が原因の傾向があります。乾燥が原因の肌に脂性肌のスキンケアを行ったり、脂性肌用のスキンアイテムを使用すると逆効果です。さらに乾燥を悪化させてしまう可能性があります。

正しい肌の状態を把握し、適切なケアを行っていきましょう。もし自身の肌状態が分からない場合は、一度クリニックへ行って相談してみるのもいいでしょう。

毛穴ケアには保湿がポイント?スキンケアのコツ

毛穴のタイプ別オススメ化粧水

毛穴レスな肌になるための化粧水を毛穴のタイプ別に見ていきます。

詰まり毛穴やニキビ毛穴は、セラミドやヒアルロン酸ナトリウム配合の化粧水は効果が期待できます。ヒアルロン酸は角質層にとどまり、水分の蒸発を防いだり、水分を保持する働きをします。セラミドは肌を外敵から守り、角質層の水分を保持します。

たるみ毛穴、帯状毛穴に効果があるのは、肌の深層部に働きかけるローヤルゼリーエキスや、イソフラボン含有の化粧水です。たるみ毛穴や帯状毛穴は、年とともに減少するコラーゲンやエラスチン不足が原因と考えられており、ローヤルゼリーエキスやイソフラボンは、コラーゲンやエラスチン生成に役立つためです。それぞれのタイプ別おすすめ化粧水はコチラ

化粧水の使用方法は、化粧水を手にとるか、コットンにたっぷりとつけて、優しく叩くように肌に浸透させます。化粧水をつけて肌に水分を与えることで、美容液、乳液など次に使用する化粧品の効果がアップします。

毛穴のタイプ別オススメ美容液

美容液はぜいたくなスキンケアとの印象があるかもしれませんが、毛穴の症状緩和や予防につながるので、毛穴ケアにぜひ取り入れてみて下さい。美容液には、年を重ねた肌に潤いを与えたり、肌の奥深くまで有効成分を届ける働きがあります。ここでは、毛穴のタイプ別にオススメの美容液を取り上げます。

詰まり毛穴、ニキビ毛穴は、肌の酸化や菌の繁殖を防ぎ、肌の水分量と皮脂をコントロールして、皮脂の分泌を正常にすることが大切です。アルファヒドロキシ酸(AHA)、ビタミンC誘導体、ビタミンB群、ビタミンAが配合されている美容液がオススメです。

たるみ毛穴、帯状毛穴は、加齢が原因であることが多く、年とともに失われた成分を補ったり、肌の新陳代謝を活発にする成分が必要です。ビタミンCや、ビタミンA誘導体のレチノール含有の美容液が適しています。

毛穴レスを目指すなら乳液も必要

毛穴にはさまざまなタイプがありますが、原因は肌の乾燥であるケースがかなりあります。乳液は肌に油分を与え、キメを整えて皮膚の表面を柔らかくしてくれるので、毛穴を目立たなくするために重要な保湿ケアです。

また、乳液とクリームは似ているから、どちらか一方と使えばいいと思われるかもしれませんが、それぞれ違う役割を果たしているので、両方利用することをオススメします。保湿ケアを怠っていると皮脂が過剰に分泌され、肌のトラブルを引き起こしますが、乳液をつけすぎるとメイクが崩れやすくなります。使用量を守るようにしましょう。

乳液の使い方ですが、まずは特に乾燥している部分につけます。次に鼻のあたりから外側へ向けて、クルクルと円を描くように伸ばしましょう。乾燥肌や敏感肌には、乳液をつけた後に両手で顔を覆い、軽く押さえると効果的です。

スキンケアとメイクで毛穴レスを目指す

肌を保護してくれるクリームも必須アイテム

クリームは肌に不足している油分を補い保湿をして、外部からの異物侵入を防ぎます。乳液よりも保湿力が高く、肌の乾燥を防ぐので毛穴ケアには欠かせません。

オイリー肌には黒ずみやニキビの予防のため、抗酸化作用があるビタミンCとE、アスタキサンチンもしくはアントシアニン配合のクリームがオススメ。オイリー肌スキンケアのコツは美容液を多めに、乳液やクリームを少なめにすることです。クリームは水分量が多く、肌に浸透するものが適しています。

乾燥肌は肌に水分を与えることが重要。水分を多く含み、角質層に潤いを与えるイソフラボンやセラミド含有のものや、加齢で減少するヒアルロン酸を含む製品がオススメです。混合肌は、肌の水分と皮脂のバランス調整がポイント。保水力のあるセラミドを顔全体に使用し、Tゾーンには抗酸化作用のあるビタミンCやEをつけましょう。

たるみ毛穴を目立たなくするメイク

ここでは、たるみ毛穴を目立たなくするメイクの方法をお伝えします。

化粧下地はシリコン系のものを使用し、下から上へ向かって塗るのがポイントです。コンシーラーは、肌の色より若干明るい色を選びます。まずは手に取って体温で温め、毛穴の部分に叩きこむように伸ばしていきます。薄く、ムラができないようにつけましょう。

パウダーファンデーションは、パフで下から上に向かって優しく押さえるように乗せていきます。パフは過剰な油分を吸収してくれるので、メイクの仕上がりがよくなります。筆を使う場合は、パウダーをつける前に顔の余分な油をティッシュで押さえましょう。たるみ毛穴に乾燥は大敵なので、保湿成分配合のファンデーションなどを使用するとよいでしょう。

黒ずみ毛穴対策のメイクのポイント

黒ずみ毛穴のメイクのポイントは、イエロー系のコントロールカラーを使って、黒ずみの部分を目立たなくすることです。

メイク前のスキンケアについては、乾燥が原因で黒ずみ毛穴ができるケースもあるので、化粧水、乳液、クリームなどを使ってしっかり保湿をします。化粧下地は、鼻の部分に毛穴カバー用化粧下地を使ってもよいでしょう。

コンシーラーは肌の色より若干暗い色を選ぶと、自然なメイクになります。必ずしもファンデーションを使う前にコンシーラーを使用する必要はなく、カバー力を求めるならファンデーションの前に、ナチュラルメイクにするためには、ファンデーションの上からつけます。ファンデーションは、軽く叩くように乗せて下さい。

毛穴レスになるために重要な化粧品選び

毛穴レスな肌になるためには、メイクで毛穴を隠すだけでなく、スキンケアも重要です。

  • 自分の毛穴のタイプを知る
  • 毛穴のタイプに合った化粧品を選ぶ
  • 保水、保湿は、さまざまな毛穴の症状に効果を発揮する

以上のポイントを化粧品選びやスキンケアの参考にしてみてはいかがでしょうか。


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