公開日:2017/05/25 

赤ニキビ軽減にはオロナイン湿布がおすすめ!

私たちを悩ませる、しつこい大人ニキビ。症状が進むにつれて、白、黒、赤、黄、紫と色が変わっていきます。おすすめのオロナイン湿布の方法や注意点、段階別の対処法、そして毎日のお手入れから予防法までご紹介します!

大人ニキビは6段階。炎症と化膿に気を付けて!

炎症前のニキビ(第1~第3段階)

第1段階

お肌が乾燥してしまうと、過剰な皮脂の分泌で角栓が発生し、毛穴にフタをしてしまいます。でもこの段階では、見た目ではまだ気付かないこともあります。

第2段階

白ニキビ(初期ニキビ、コメドとも呼ばれます)。角栓でフタをされた毛穴の中に皮脂が溜まっていき、白くぷくっとした状態。まだ炎症が始まっていないので、この段階で治すのが一番理想的です。

第3段階

黒ニキビ(ブラックコメド)。詰まっていた角栓が毛穴を広げて皮膚を飛び出し、空気に触れて酸化すると黒くなります。ここまでは自宅で簡単なお手入れで対処することも多いですが、皮脂ではなくメラニンによる毛穴の黒ずみだと対処法も変わってくるので、見極めも大切になります。

炎症してしまったニキビ(第4~第6段階)

第4段階

赤ニキビ。アクネ菌が増殖し、とうとう毛穴が炎症を起こして腫れてしまいました。こうなると跡が残りやすくなってしまいます。決してひっかいたり潰したりしないよう、注意しましょう。オロナイン軟膏などのお薬を使用するのは、この段階からになります。皮膚炎が重症化した、と言ってもよいでしょう。

第5段階

黄ニキビ。アクネ菌だけでなく、黄色ブドウ球菌までもが増殖し、炎症が悪化。毛穴に膿が溜まっている状態です。長引いてしまうと、治っても凹凸や色素新着が残ってしまうこともあります。

第6段階

紫ニキビ。さらに炎症と化膿を繰り返し、毛穴に血と膿が溜まってしまいます。放置すると毛穴の周囲にまで炎症が広がります。ここまでくると重度の皮膚炎ですので、医療機関の受診をおすすめします。

大人ニキビの原因は10代のニキビとは違う

肌の健康は水分量と皮脂のバランスにより保たれています。10代のニキビは、皮脂がバランスを上回って分泌されることでできてしまいます。しかし大人ニキビができる原因は、肌の乾燥と古い角質が排出されないことです。

大人ニキビは日常生活の乱れによりできてしまうケースがほとんどです。一番多いのは、食生活が乱れることで肌の健康を保つミネラルやビタミンが不足するケース。これに動物性脂肪分の摂りすぎや食物繊維の不足が重なったり、便秘になったりすると、老廃物の蓄積から大人ニキビになってしまいます。

ストレスや睡眠不足が続くとホルモンバランスに影響をきたし、肌を保湿するエストロゲンの働きが低下します。またメイクが毛穴に残っていたり、過剰な洗顔で肌を傷つけてしまうことも大人ニキビに繋がるので要注意です!

基本のお手入れと予防法

一番大切なのは「清潔さ」

大人ニキビの予防には、「清潔さを保つこと」が大切です。

  • 手を清潔にする。ニキビに不意に触れてしまった時にばい菌が入らないようにしましょう。
  • 髪を清潔にする。ヘアワックスやヘアスプレーなどが顔に移ってしまうこともあるので、なるべく使用を控えましょう。もしどうしても使用しなければならない場合は最小限で、髪が顔にかからないような髪型にするなど、工夫しましょう。
  • タオルや枕など、お肌に触れるものを清潔に、やわらかく、お肌に刺激の少ないものにする
  • 疲れていてもお化粧はしっかりと落として寝る。

疲れた時こそお風呂に浸かった方が良い場合もありますが、それができなくてもお化粧だけは落とし、スキンケアをしてから寝るようにしましょう。お化粧の残りが毛穴に詰まってしまい大人ニキビを誘発することがあります。

大人ニキビに効く基本のお手入れ

洗顔

しっかりと泡立て、指とお肌の間に1cm以上の泡の層ができるようなイメージで洗顔します。決してゴシゴシと洗わないでください。お肌が傷付くと、ニキビ跡は残りやすくなってしまいます。おすすめは炭酸泡で出てくる洗顔フォームです。弾力もあり洗いやすいです。

化粧水

大人ニキビは乾燥からくるものなので、しっかりと保湿できるものを選びましょう。コットンに含ませる場合は、したたりそうなくらいたっぷり使用します。ハンドプレスの場合も同様に。一瞬置いてから1度目の化粧水が乾く前に2度プレスするのもおすすめです。

乳液

化粧水を付けたらすぐに使用します。夜ならばベタついてもかまいませんので、せっかくの化粧水が乾いてしまわないように、こちらも多めに使用しましょう。

美容オイルやクリーム

使用するタイミングなども製品によって違いますので、それぞれの使用方法をよく読んでください。

普段からできる大人ニキビ予防法

  • 食生活:ビタミンA、B群、C、Eなど。食事で摂れない時は、マルチビタミンのサプリメントでも良いでしょう。油ものや甘いものはなるべく控えましょう。
  • 生活リズム:22時~2時のシンデレラタイムは成長ホルモンの分泌が活発になり、新陳代謝が促されますので、なるべく就寝しているようにしましょう。睡眠時間もしっかり確保してくださいね。
  • ホルモンバランス:男性ホルモンが優位になると、お肌が荒れやすくなります。女性ホルモンを優位にするため、イソフラボンなどを摂取してみてください。
  • ストレス対策:嫌いな人のことや嫌なことは考えすぎず、「趣味に集中する時間」や「家族との時間」など、自分が落ち着ける時間を持つようにしましょう。食べ過ぎなければ、ご褒美に好きなものを食べるくらいなら大丈夫ですよ。

オロナイン湿布の正しい方法と注意点

オロナイン軟膏、使っていいのは赤ニキビから

オロナイン軟膏には、クロルヘキシジングルコン酸塩液という成分が含まれています。これはアクネ菌が増殖してしまったニキビを殺菌・消毒してくれるものなので、炎症を起こす前のニキビに使用してもあまり意味がありません。ニキビが赤くなってしまったら使用する、ということを覚えておいてください。

また、オロナイン湿布に合わせて、下記のお手入れ方法や予防法も同時に試してみてくださいね。色々と試してみても良くならない場合は、皮膚科など医療機関の受診をおすすめします。外用薬などの対処療法はもちろんですが、食事や生活の指導をしてくれたり、根本的なホルモン療法などを医師の診察のもと行うことで、ニキビが良くなる場合があります。

正しいオロナイン湿布の方法

  1. 必ず夜寝る前に行う。オロナイン軟膏を付けて外出し紫外線を浴びてしまうと、油分で肌が焼けてしまいます。お化粧の下にも塗ってはいけません。
  2. 清潔な容器に清潔なヘラなどを使い、ティースプーン5杯分のオロナイン軟膏を化粧水で溶いておく。化粧水は、ハトムギ化粧水や無印良品の化粧水など、シンプルなものを使用する。
  3. 清潔な手で優しくしっかりと洗顔をし、清潔なタオルで顔を軽く押さえ、余分な水滴を吸わせる。この時ニキビを潰さないために、ゴシゴシと拭いてしまわないように注意する。
  4. 2をコットンにしみこませ、気になる部分に5分ほどパックし、外す。他の部分は普段のお手入れを。
  5. 翌朝、しっかりと洗い流す。

化粧水の代わりに美容オイルを使うのもおすすめです。顔全体に使う場合、枕に清潔でやわらかい、刺激の少ないタオルを敷くなどすると良いでしょう。

注意!湿布は効くけれど、パックは危険です!

オロナイン湿布を調べてみると、「オロナインパック」という言葉も出てきます。これは、オロナインを刷り込んだ後に鼻用の毛穴パックをする、というものですが、そもそも炎症を起こしていない部分に薬を使用するのは間違いです。オロナイン軟膏の殺菌・消毒成分で、かえってお肌が荒れてしまうこともありますのでやめましょう。

毛穴パック前に皮膚をやわらかくするには、ホットタオルや普通の美容オイルなどで充分です。また、湿布やパックではなく、そのままお薬として使用する場合は、幹部にすりこみます。添付文書や大塚製薬のwebサイトに掲載されている使用方法をよく読み、用法容量を守って正しく使用しましょう。

ニキビにサヨナラして、きれいなお肌を保つコツ

  • お肌、手、髪、タオル、枕などを清潔に保つ。
  • 基本のスキンケアはしっかりと。ニキビ用の製品がおすすめ。
  • 食生活や生活リズム、ホルモンバランス、ストレス発散などに気を付け、できるだけ炎症前に食い止める。
  • 赤くなってしまったら、「オロナイン湿布」などで対策!
  • どうしても良くならない場合は医療機関(皮膚科)に相談しましょう。

以上の点に注意して、ニキビのないきれいな肌を目指しましょう。

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