公開日:2017/06/15
顔のたるみに舌トレーニングが効果的!毎日続けてトラブル撃退
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り100
顔のたるみが気になる女性には、『舌トレーニング』がおすすめです。舌と顔周りの筋肉を鍛えることで、顔のたるみだけではなく、ほうれい線や二重あごの解消が期待できます。
簡単で続けやすい、舌トレーニングを紹介します。
顔のたるみと舌の関係
顔のたるみの原因には、『舌の状態』が密接に関係しています。舌の筋肉が衰えてしまうと、顔のたるみをはじめ、ほうれい線や二重あご、さらには健康面でのトラブルも起こる可能性があるのです。
舌の位置が顔のたるみに影響している
舌には、理想的な位置があります。正しい位置は、舌が上あごに広く触れており、上の前歯の付け根のすぐ後ろ、ギリギリくっつかないところです。
もし、舌が上あごに触れていない状態だったり、低い位置にあったりする場合は、舌の筋肉が弱っている可能性があります。
舌の筋肉が弱ると、顔の筋肉のバランスが崩れ、顔の肉が重力に負けて下がっていきます。すると顔のゆがみや、たるみによる二重あご、ほうれい線ができる原因となってしまうのです。
舌の位置間違いによるたるみ以外のトラブル
舌を正しい位置にキープできなければ、身体に様々なトラブルが起こります。
舌が、歯や下あごに直接あたっている状態が続くと、出っ歯など歯並びの悪化や受け口の原因となってしまいます。
また、舌の位置が悪いと口呼吸が癖になり、ドライマウスや喘息、アレルギーなどを起こしやすくなるのです。
さらに、舌の衰えは寝ている間にも影響が出ます。筋肉が弱った舌は、睡眠中に喉の奥に落ち込むため、スムーズな呼吸ができません。
息苦しさのため、なかなか深く眠ることができなくなり、睡眠不足から朝スッキリと目覚められず、疲れも翌日に持ち越してしまいます。
ほかにも、発音の悪化や集中力低下など、健康面以外にも様々な悪影響が出てしまいます。
顔のたるみに舌トレーニングが効果あり
顔のたるみ改善には、舌を使ったトレーニングが有効です。
舌トレーニングは、何も道具を使わないため、場所や時間を選ばずに、手軽に行えます。時間も長時間行うトレーニングではないため、継続しやすいのも魅力です。
舌まわし体操
『舌まわし体操』を行うことで顔の筋肉、特に口元の筋肉が鍛えられるため、顔のたるみの解消につながります。さらに、輪郭が引き締まるので、小顔効果も期待できます。
やり方はとても簡単です。口を閉じて、舌で歯茎の外側をなぞりながらゆっくりと1周させます。右回りと左回り、20回ずつで1セットです。1日3セットを1カ月ほど続けると効果が出てくるでしょう。
ポイントは、舌をゆっくりと回しながら回数を数えることと、頬の筋肉を意識し、内側から持ち上げるように舌を回すことです。頬の筋肉をほぐす効果が期待できます。
しっかりと歯茎をなぞらなかったり、焦って舌を回す速度を上げたりすると、効果的ではありません。また、回数に左右差があると、鍛えられる筋肉にも左右差が出てしまいます。正しい方法で舌まわし体操を実践しましょう。
舌スイング
舌を大きく動かす『舌スイング』で、あご周りの筋肉を鍛えましょう。
手を胸の前でクロスさせ、首の筋肉をしっかり伸ばしながら、あごを上に向けます。このとき、首が後ろに倒れすぎないように注意しましょう。
舌を思い切り真上に伸ばし、大きな弧を描くように、左右に振りましょう。目線は、舌先と同じ方向に動かします。これ以上動かない、というところまで動かすのがポイントです。
左右に振り、真ん中に戻すまでで1往復です。往復8回で1セットを、朝晩1セットずつ行うと良いでしょう。首やあごの筋肉が痛くなったら、マッサージして休ませてください。
あいうべ体操
『あいうべ体操』は、たるみだけでなく小顔効果も期待できます。
あ・い・う・べの順に、舌と口を動かしましょう。まず、口を『あ』の形に、大きく開きます。次に、『い』と大きく横に開き、『う』と唇を前に突き出しましょう。最後は『べ』と、舌を前に突き出します。1日30回を目安に行いましょう。
口と舌を様々な形に大きく動かすことで、普段使っていない筋肉をまんべんなく鍛えることができますよ。
声は、出しても出さなくても大丈夫です。良く動かすことで、表情筋をしっかりとほぐすことができます。
顔のたるみ以外にも舌トレーニングは有効
顔のたるみに効果的とされている舌トレーニングですが、他にも美容面、健康面で様々な効果が期待できます。
続けやすいから効果がでやすい
舌トレーニングは、身体を動かしたり道具を使ったりするわけではなく、舌を動かすだけなので、気が向いたときにいつでも行うことができます。
わざわざトレーニングの時間や場所を確保しなくても、テレビを見ているときや入浴中など、『ながらトレーニング』ができることも、嬉しいポイントです。
舌トレーニングは継続しやすく、だからこそ結果が出やすいトレーニングと言えるでしょう。
ほうれい線や二重あご対策
舌トレーニングでは、顔のたるみのほかに、ほうれい線や二重あごの改善も期待できます。
ほうれい線に関係が深いのは、口輪筋・笑筋・頬筋・大頬骨筋・小頬骨筋の5つの表情筋です。舌トレーニングは、これら5つの表情筋をまとめて鍛えるため、ほうれい線を薄くするのに効果的です。
また、顔の筋肉が鍛えられると、顔の脂肪が燃焼し、二重あごの解消にも役立ちます。
虫歯・口臭ケアにも効果あり
舌トレーニングを行うと、唾液の分泌が促進されます。唾液は、虫歯予防にもつながり、口の乾燥が軽減されれば、口臭ケアにも効果が期待できます。
さらに、口臭の原因が消化不良にある人にも効果的です。舌の筋肉を鍛えることで、舌の位置が正常に戻れば、口呼吸が改善される可能性があります。そうすると、歯並びが少しずつ良くなり、咀嚼力の向上にもつながります。
しっかり咀嚼して食事をすれば、消化促進になるため、口臭の軽減も期待できるでしょう。
顔のたるみに効く舌トレーニングの注意点
手軽で継続しやすい舌トレーニングですが、人によってはやりすぎは禁物です。舌を動かしている際に、歯で舌を切ったり、筋肉に負担をかけすぎて痛みを感じたりする人もいます。
舌が傷つき口内炎になる可能性も
舌トレーニングをしている際、歯が当たって傷つき、口内炎になってしまう可能性があります。できるだけ舌を大きく回すことで、舌と歯のぶつかりを防ぎましょう。
また、舌トレーニングを行うときには口を開けて行い、舌を外に出しながら回すことで、舌を傷つけにくくなります。
早く筋肉を鍛えたいからといって、激しいトレーニングは禁物です。
顎関節症の人はやりすぎに注意
舌トレーニングは、舌や口周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。顎関節症の人は、あごや口周りの筋肉に負荷をかけることで、症状を悪化させてしまう可能性があります。
さらに、もともと顎関節症ではない人でも、舌トレーニングがきっかけで、顎関節症を引き起こしてしまうこともあります。痛みを感じた場合は、無理をせずにトレーニングを中断しましょう。
顔のたるみを舌トレーニングで撃退
気軽にできて継続しやすい『舌トレーニング』は、顔のたるみや二重あご、ほうれい線の改善など様々な嬉しい効果が期待できます。
さらに、舌をはじめ、顔周りの筋肉が鍛えられれば、健康面にも良い影響をもたらしてくれるのです。
舌トレーニングを実践して、効果的に顔のたるみを撃退しましょう。