公開日:2018/07/09 

とっても不思議!デリケートゾーンの黒ずみが発生するのはなぜ?

人間の身体には実に不思議な現象が発生することがありますよね。

その1つに、デリケートゾーンの黒ずみが挙げられます。ただでさえ手入れを丁寧に行いたい部位なのに、黒ずんでいては恥ずかしいものです。

なぜ黒ずんでしまうのでしょうか?

デリケートゾーンが黒ずむのはなぜ?

デリケートゾーンは他の部位と違う!

まずは、デリケートゾーンが他の部位と何か違うのかについて解説します。

デリケートゾーンとは、その名にデリケートと付いている事もあり、他の部位よりデリケートにできているのです。

また、基本的には他の人には見せない部位ですので、“秘めた部位”という意味合いも含んでいます。

皮膚は、角層と呼ばれる層が何層にも積み重なって構成されています。

その厚みによって皮膚の強度が変化します。最も角層が厚いのは足の裏や拳で、約50層で構成されています。

人間の体重がかかる足の裏が頑丈にできているのは当たり前ですよね。

逆に、まぶたは約7層ととても薄くできています。

実は、そのまぶたよりもデリケートゾーンは薄く、6層ほどの構造となっています。

メラニンが沈殿する要因は?

角層の薄いデリケートゾーンでは、ちょっとした刺激が発生すると、すぐに色の変化が見られます。

この色の変化にはメラニンという成分が大きく関与しているのです。

メラニンは、デリケートゾーンや乳首などに多く存在しています。

デリケートゾーンに何らかの刺激が加わると、それを保護しようと積極的に細胞が活動します。

これ自体は非常にありがたいことなのですが、ここで大きな問題が生じます。

メラニン細胞が活動することでメラニン色素というものを生成してしまうのです。

メラニン色素は、肌を黒ずんで見せてしまうため、結果的にデリケートゾーンの黒ずみが起きてしまうのです。

摩擦によって発生する!

では、メラニン色素が発生するような刺激には何があるのでしょうか?

デリケートゾーンに加わる主な刺激として、摩擦が考えられます。

デリケートゾーンの摩擦といってもピンとこないかもしれませんが、要は衣服との擦れです。

女性用の下着はデリケートゾーンにぴったりと密着するタイプがほとんどです。

そのため、ただ歩いているだけでも擦れが発生しているのです。

擦れると肌が痛くなりそうな印象ですが、普通に過ごしているときに痛みを感じることはありませんよね?

しかし、気にならないような微小な擦れでも、角層の薄いデリケートゾーンには大きな刺激として伝わっているのです。

これにより、活発的にメラニン細胞が活動し、メラニン色素を作り出してしまいます。

デリケートゾーンの黒ずみを防止するには?

刺激になりにくい下着に変えてみる!

デリケートゾーンの黒ずみの主な原因となる、下着やボトムスとの擦れを改善すれば、かなりの確率でデリケートゾーンの黒ずみを防止することができます。

手っ取り早い方法としては、刺激になりにくい下着を着用するという方法が有効です。

まずは低刺激な素材のものから選ぶと良いでしょう。

シルク素材や無縫製タイプの下着は、擦れても刺激になりにくいものとして知られています。

確かに、シルク素材の下着は肌触りが最高に良いですよね!

シルク素材の下着は高価なものも多いですが、黒ずみ対策ができると考えれば決して高い投資ではないでしょう。

また、素材だけでなく形状やサイズにもこだわりたいですね。

ピッタリして締め付けが強いタイプの下着は、デリケートゾーンと強く擦れて、黒ずみの要因となります。

ある程度余裕のあるサイズ感で、デリケートゾーンに必要以上に密着しない下着を選んでください。

デリケートゾーンに合わないものを使用しない!

下着による擦れだけでなく、他にもデリケートゾーンと接触する可能性のあるものがあります。

例えば、生理用ナプキンが挙げられます。月数回しか使用しないものですが、それでも下着より密着する場所に付けるので、擦れる事があります。

他にも、避妊用具やボディソープなどもデリケートゾーンに接触し、擦れ以外の刺激である、かぶれにもつながります。

かぶれてしまうと肌への強い刺激となってメラニン色素が生成されます。

避妊具やボディソープも、肌に合ったものを使用することで、かぶれの発生予防につながりますので、妥協せず選んで使用してください。

しっかり洗って黒ずみをケア!

デリケートゾーンは痒みが発生しやすい部位として知られています。

かゆいからといって掻きむしると、それがまた刺激となって黒ずみが進行してしまいます。

よって、定期的に洗う必要があるのですが、洗い方も重要なのです。

デリケートゾーンの洗い方のポイントは、しっかり洗って汚れを落とすことと、刺激を与えないように洗うことです。

しっかり洗えば刺激につながりますし、かといって洗い方が不十分ですとそれでも刺激の要因となります。

非常にバランスが難しいのですが、おすすめは肌に優しい自然素材の石鹸や弱酸性のボディソープを使用する方法です。

これらを用いて丁寧に洗っていけば、低刺激できれいに洗うことができます。

石鹸やボディソープが肌に残らないようにしっかり洗い流すことも忘れないで下さいね。

デリケートゾーンが黒ずんだらどのように対処するの?

食べ物に気をつけて悪化を防ごう!

デリケートゾーンの黒ずみが発生してしまった場合は、黒ずみをこれ以上拡大させないことを最優先に考えます。

その中で、まずは食生活について改善を考えるようにしてください。

必要な栄養をしっかりと摂取して、健康的な食生活を送るのが重要です。

特に、タンパク質を多く摂取すると、肌を健康に保つことができます。

肌を健康的に保てれば、必然的にデリケートゾーンの保護にもつながるのです。

タンパク質を多く含む食品としては、肉や魚、乳製品があります。

ただ、肉の場合は脂肪分も多いので、食べ過ぎには要注意です。

そこで食事に取り入れたいのは、大豆製品です。

特に納豆はヘルシーなこともあり、デリケートゾーンの黒ずみ対策の食品としてもおすすめです。

専用クリームで黒ずみを改善!

デリケートゾーンに悩んでいる人が多いこともあり、徐々に黒ずみを軽減させることができる専用クリームが販売されています。

専用クリームは、美白成分の作用を利用しつつ、肌のターンオーバーを促す有効成分がメラニンを徐々に抑制していき、同時に除去することで黒ずみを解消する効果が期待できるものです。

決して高いクリームではありませんし、塗るのも難しくはありません。

問題は即効性がない点です。効果が見え始めるまでには少なくても3ヶ月程度かかり、場合によっては1年以上も効果が実感できないケースもあります。

本当に効果があるの?と治療中は心配になるかもしれませんが、コストパフォーマンスを考えても有効な黒ずみ改善法としておすすめできます。

刺激を如何に与えないかが重要です!

デリケートゾーンは人に積極的に見せるわけではありませんが、それでも黒ずんでいるとかっこ悪いものです。

デリケートゾーンの黒ずみの要因は刺激ですので、如何に刺激を与えないことをまずは優先して考えましょう。

そして、黒ずみが発生した場合にはしっかりしたケアを行い、改善しましょう!

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