公開日:2017/06/15 

白湯ダイエットは飲み方が重要!正しいやり方で体質を改善しよう

『白湯ダイエット』は、お金をかけずに手軽にできる健康的なダイエット法です。

白湯が健康や美容にもたらす効果を知り、正しい方法で体質を改善していきましょう。飲み方のNG例や、白湯のアレンジレシピなども紹介ます。

飲み方も簡単な白湯ダイエットとその効果

『白湯』は、非常にシンプルでありながら、ダイエットや美容、健康に大きな効果が期待できます。「水ではなく、なぜ白湯なのか?」をみていきましょう。

白湯とお湯の違いは?

『白湯』は、インドの伝統的な医学『アーユルヴェーダ』が起源とされており、『お湯』とは異なるものと考えられています。

  • お湯:ポットや鍋などで温めた熱い水
  • 白湯:やかんに水を入れ、蓋をせずに10分ほど沸騰させたもの

『湯』は、アーユヴェーダの五大元素(水・火・地・風・空)のうち、水と火の要素だけを含んだ単なる熱い水です。対して、やかんでじっくりと沸騰させた白湯は『空(くう)』の要素を持っています。

『空(くう)』の要素は、体を鈍らせている未消化物を排出してくれると言われています。デトックス効果を求めるなら、お湯ではなく、やかんで沸かした白湯を飲みましょう。

内臓が温まり基礎代謝が高まる

ダイエットを成功させる鍵は、基礎代謝を上げて、エネルギー量を消費させることです。

『基礎代謝』とは、生命維持のために、体が自動的に行っている活動を指し、基礎代謝が下がれば1日に消費するエネルギー量が減少し、上がれば増加する仕組みになっています。

白湯を飲むと、体が温まって内臓の働きが活発になります。すると、基礎代謝が高まり、効果的にエネルギー量が消費されていくのです。

基礎代謝を上げることは、単にダイエットによいだけではなく、免疫力や新陳代謝のUPにも繋がります。

尿量を増やして余分な水分を体外に排出する

白湯を飲むと、内臓の動きが活発になり血液やリンパの流れもよくなります。それに伴い体に溜まっていた毒素や老廃物、余分な水分がどんどん排出されていきます。

意識的に白湯を摂取すれば尿量が増えるので、効率的にデトックスができるでしょう。水を白湯に変えて少しずつ飲むようにしたら、むくみが改善した事例もあります。

白湯ダイエットに効果的な飲み方とタイミング

白湯は飲み方とタイミングが大切です。せっかくの白湯の良さを無駄にしないためにも、正しい方法を覚えましょう。

白湯の正しい作り方

白湯の作り方は、インドのアーユルヴェーダの考えをもとにしています。やかんに水を入れ、プツプツと沸いてきたら、そのまま10分ほど沸騰させて完成です。

水の衛生環境の整っていないインドや海外では、少なくても10分~15分の沸騰が必要とされています。しかし、アーユルヴェーダを気にしないのであれば、そこまで長い時間は必要ありません。

沸騰時間が長すぎると、水の量がグッと減ってしまうので気をつけてください。

寝起きの一杯は水より白湯

朝起きたら、水分補給のために、コップ1杯の水を飲む人も多いでしょう。この水を白湯に替えることで、さまざまな嬉しい効果が期待できます。

まず、眠っていた内臓がゆっくりと目覚め、体が温まるにつれて基礎代謝が上がってきます。血液やリンパ液がスムーズに動くことで、体の老廃物もしっかりと排出されていくでしょう。

寝る前の白湯は冷えや不眠症にも効く

寝つきが悪い人や不眠症の人は、寝る前の白湯習慣をはじめてはいかがでしょうか。体をじんわりと温め、リラックス状態に導いてくれます。

人は、夜寝ている間も汗をかきますので、コップ1杯の白湯は、水分補給にもなるでしょう。

寝る前に冷たい水を飲むと、体が冷えトイレが近くなることがあります。特に冷え性の人は、水ではなく白湯がおすすめです。

食事中は飲みすぎないように

白湯に限りませんが、食事中の飲みすぎには気を付けましょう。胃酸が薄まり、消化に支障が出るほか、胃が重くなってしまいます。

喉を潤す程度の少量の白湯は構いませんが、ガブガブと飲むのは避けましょう。

白湯ダイエットは適量を正しい飲み方で

ダイエット効果を求めるなら、どのタイミングと量で白湯を飲めばいいのでしょうか?注意点とポイントを見ていきましょう。

1日、1回の白湯の適量

1日における白湯の適量は、体重や体の大きさによっても異なりますが、800ml~1000mlを目安としてください。

1回分の白湯の量を150㏄~200㏄とし、1日に4~5回程度に分けて飲むのが理想です。

ゆっくり時間をかけて飲むのが効果的

白湯を飲むときは、ゆっくりと時間をかけて飲みましょう。白湯には水分補給の目的だけでなく、体を温め代謝を上げる目的もあります。

10分~15分かけて、すするように飲むことで、体がじんわりと温かくなってくるのを感じるでしょう。心が落ち着きリラックスできるというメリットもあります。

ただし、冷めてしまうと白湯の良さがなくなってしまうので、熱いうちに飲むのが基本です。

注意したい白湯の飲み方

白湯を飲むときに気を付けるべき点は以下の4つです。

  • 飲みすぎない
  • 一気に飲まない
  • 食後は時間を置いてから飲む
  • 白湯は35度以上のものを飲む

白湯の飲みすぎは、むくみを引き起こすだけでなく、胃酸を薄め、消化機能を低下させます。

食後すぐの白湯も、消化を妨げる要因になるため、時間を少し置いてから飲むようにしましょう。

一気に飲んで胃腸に重圧をかけ、便秘解消を図る考えもありますが、胃腸への負担と、その他の効果を考えて、白湯はゆっくりと飲むことをおすすめします。

また、人肌よりも低い温度のものは白湯とはいえず、体を温める効果が半減してしまいます。理想の温度はは50度前後です。

飽きない白湯ダイエット、アレンジ飲み方

白湯だけを飲むのに飽きてきたという人は、より美味しく飲めるように、身近な素材を加えてみましょう。おすすめのアレンジレシピを紹介します。

カンタン美味しいアレンジレシピ集

白湯にレモンの果汁を加えて作る『レモン白湯』は、デトックス効果や美肌効果、風邪の予防などが期待できます。

レモンにはビタミンCとクエン酸が豊富に含まれているので、疲労回復にも役立つでしょう。

生のレモンの搾り汁を使うのが良いですが、より手軽に作りたいときは、市販のレモン汁を使ってもOKです。お好みで塩や蜂蜜、ミントを加えると、より風味が増します。

もう1つのおすすめ食材が『生姜』です。生姜は身体を温め、代謝をUPさせる働きがあります。冷え性の人はもちろん、効率よく脂肪を燃焼させたい人には最適でしょう。

生姜はスライス、すりおろし、チューブのどれでもOKです。生姜はレモンや蜂蜜との相性がよく、一緒に飲めば相乗効果が得られます。また、『シナモン+生姜』は体がポカポカ温まり、寒い冬にぴったりです。

アレンジレシピのここに注意

白湯に加える素材によっては、加えすぎると、ダイエットの逆効果になってしまうものもあります。

たとえば、蜂蜜には、体に必要なアミノ酸やミネラル、殺菌作用のあるグルコースオキシダーゼなどが含まれ、食材としては万能です。

しかし、主成分はブドウ糖、果糖、オリゴ糖などの『糖質』なので、取り過ぎは禁物です。カロリーや糖質オーバーにならないように、注意しましょう。

他の素材についても、体にいいからといって過剰摂取するのは好ましくありません。

手軽な飲み方でOK、白湯ダイエットを実践

代謝を高め、満腹感を与える白湯は、日々の習慣にすれば、効率よくダイエットができるでしょう。美容や快眠、冷え性改善などの効果もあるため、女性には特におすすめといえます。

まずは、毎朝飲む水を白湯に変えてみることからはじめましょう。

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