公開日:2017/07/31
バストアップサプリは効果あるの?地道な運動や食事も実は効果的!
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世の中にはたくさんのバストアップサプリが販売されていますが、本当に飲むだけで胸が大きくなるのか、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?実際に効果があるのか、成分や話題になっている健康被害についても詳しく解説します。
バストアップサプリは本当に効果があるの?
サプリを飲むだけで、どうしてバストアップするのか、その仕組みを見てみましょう。
バストアップサプリの主成分
バストアップサプリに含まれる主な成分と言えば、『プエラリア ミリフィカ』です。これは多くのバストアップサプリに配合されています。
プエラリア ミリフィカとは、タイなどに分布するマメ科のつる植物で、プエラリアが採れる地域の女性の間では、古くから『美と健康をもたらす植物』と考えられてきました。また、現地では不老長寿の薬としても使われ、壮年から高齢者にまで愛用されています。
バストアップサプリの成分として使われるのは、女性ホルモンと同じ働きをするとされる、プエラリアの植物の根です。それゆえ、バストアップが期待できるのです。
女性ホルモンとバストアップの関係
バストアップサプリには、胸を大きくする成分が含まれています。そのほとんどが、女性ホルモンの1つ『エストロゲン』に似た働きをする成分です。
バストアップには女性ホルモンが密接に関係しています。生理の前に胸が張ったり大きくなったりするのも女性ホルモンの影響です。
体の中で分泌される女性ホルモン同様、バストアップサプリとして、体外から女性ホルモンに似た働きをする成分を取り入れても、脳は、体内で女性ホルモンが分泌されたと勘違いします。そうしてバストの成長を促すのです。
また、寝不足や睡眠不足・疲労などが重なると、女性ホルモンの分泌が鈍くなり、結果バストの成長にも悪影響を与えます。
そうならないために、バストアップサプリには『女性ホルモンの分泌を促す成分』も含まれています。
効果が実感できる期間
では、バストアップサプリを飲んで、実際に効果を実感できるのはいつ頃からなのでしょうか?
これには、はっきりとした答えはなく、個人差があります。飲んで数日で胸のハリを感じるようになったという人もいれば、はっきりとバストアップ効果を感じたのは、飲み始めて3カ月後くらいだったという人もいます。
バストアップサプリを販売している会社は複数ありますが、共通している考えは『3カ月は続けて欲しい』ということです。人により効果に差はあっても、3カ月間続ければ、効果が現れる可能性が高いということになります。
バストアップサプリの効果を高める選び方
いろいろな会社からバストアップサプリが出ていますが、どのように選べば効果を実感できるのでしょうか?
成分の適正量を見極めよう
バストアップサプリを選ぶポイントは『成分と配合量』です。
ほとんどのバストアップサプリに含まれる育乳成分は、プエラリア ミリフィカですが、原産国であるタイが定めた適正摂取量は『1日100mg以下』となっています。
日本でバストアップサプリが販売され始めた当初は、プエラリアを多く配合した方が効果も高いと考えられていました。しかし、プエラリア ミリフィカは、同じ女性ホルモンと似た働きをすることで有名な大豆の1万倍近く強い活性を持っています。
そのため、日本人にあまり馴染みのないプエラリア ミリフィカは、過剰に摂取することでホルモンのバランスが崩れ、副作用が生じる可能性もあり、注意が必要です。
現在、日本でのプエラリア ミリフィカに摂取量の規制などはなく、サプリメントの中には、1日100mgの摂取を超えるものもあります。
プエラリア ミリフィカの影響は個人差が大きいため、この量を摂っても副作用が出ない人もいますが、自分の体質や体調を考慮しながら、サプリを摂っていく方が良いでしょう。
バストアップ効果がない?健康被害も?
バストアップサプリには効果があるどころか、健康被害も出ているという報告もあります。本当なのでしょうか?
プエラリア ミリフィカの安全性
バストアップサプリの健康被害については、以下のような報告があります。
出典:日本医師会バストアップやスタイルアップなどの美容を目的とした、プエラリア・ミリフィカという原材料配合の健康食品が販売されています。
しかし、このプエラリア・ミリフィカによる危害情報が、全国の消費生活センターなどに2012年度から2017年4月までの5年間あまりで209件寄せられています。
利用者の中には、健康の問題を感じることなく、バストアップ効果を感じている人もいます。
バストアップ成分であるプエラリアなどは、実際に、女性ホルモンに似た働きをすることも事実ですが、人によっては体質に合わず、腹痛や生理不順などの副作用を訴える人もいるということになります。
安易な摂取は控えよう
以上のようなことから、バストアップサプリを摂る際は、十分な注意が必要です。胸を大きくさせる成分が入ってはいますが、人により、副作用を感じる可能性も十分あります。
安易な摂取は控え、もしサプリを摂るなら、『1日100mg以下』を守るようにしましょう。
バストアップサプリの効果に不安があるなら
胸を大きくしたいけれど、バストアップサプリには抵抗があるという方には、他にどんな方法があるのでしょうか?
サプリに頼らず、食生活を整える
サプリに頼らず、食生活でバストアップを促しましょう。
バランス良い食事が大切バストアップに効果のある食材や成分を紹介します。
女性ホルモンに似た働きをするとして有名なのが『大豆イソフラボン』です。乳腺細胞を増やし、乳房にハリを与えます。食材としては、納豆や豆乳・豆腐・味噌汁・きなこなどに含まれています。
ミネラルの1種である『ボロン』も、女性ホルモンの分泌を促します。胸の脂肪だけを増やす効果が期待でき、バストアップを考えるなら、ぜひ摂りたい成分です。含まれる食材は、生ナッツ類・海藻類・キャベツ・りんご・ぶどうなのです。熱に弱い性質があるので、生で摂るのが望ましいです。
このように、食品からもバストアップに効果的な成分を摂取することができます。栄養のバランスが悪くならないよう、食事の質やバランスを考えて摂ることが大切です。
ビタミンやたんぱく質が重要バストアップに効果的な成分として、『ビタミン』や『たんぱく質』も重要です。
ビタミンでは特に、血行促進効果のある『ビタミンE』が良いとされています。バストに送られる血行が良くなるだけではなく、女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌も促してくれるためです。カボチャ・アーモンド・アボカド・赤ピーマン・モロヘイヤなどに含まれています。
筋肉や骨・血をつくる『たんぱく質』も、バストアップが期待できる成分です、女性ホルモンの分泌を活発にする作用もあります。
たんぱく質には、植物性と動物性がありますが、どちらもバランス良く摂るようにしましょう。良質なたんぱく質が含まれる食材は、マグロ刺身・豚ヒレ肉・鶏ささみ・紅鮭・さんまなどです。
適度な運動も効果的!
適度な運動も、バストアップに効果的です。特に『有酸素運動』が良いでしょう。
運動することにより、血行が促進され、血液が体のすみずみに行き渡ります。血液は栄養も運ぶ役目もするので、バストにもしっかり栄養を届けることができます。
また、血液が体を循環することにより、冷えを予防することもできます。それにより新陳代謝が促され、細胞分裂も活発になります。有酸素運動は、女性ホルモンの分泌も促す効果もあります。
バストアップサプリは効果も安全性も大事
バストアップサプリには、女性ホルモンに似た成分が含まれ、胸を大きくする作用は確かにあるようです。しかし、体質などにより副作用を感じる人もいます。摂る場合は、安全性を考え、適正摂取量を参考にしましょう。