公開日:2017/06/09
春夏老けにご用心!今すぐ取り組みたい紫外線対策3つ
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いつまでも若々しい美肌をキープしたいと願う人にとって、その大敵ともいえるのが紫外線です。老化の8割は紫外線によるものといわれて久しい昨今、日常的に紫外線を防止している人は多いのではないでしょうか。
しかし、その方法が万全かどうかは別の話です。そこで、今回は春夏に老けないために、今すぐに取り組みたい紫外線対策についてご紹介します。
季節を問わず欠かせないのは日焼け止め
日焼け止め選びのポイント
日焼け止めといってもその種類は膨大で、何を基準に選べばいいのか悩んでしまうかもしれません。最終的に使ってみた商品をリピートするかどうかは、使用感や実際の効果を基準にすればOKですが、最初に手にとる基準としては成分のほか、SPF値やPA値に注目する必要があります。
SPF値は、UVBを防止する数値です。数値が高いほどその防止効果は高く、肌が赤く炎症を起こしたり、シミやソバカスをつくるのを防ぐ効果が高くなります。ですから、屋外で過ごすような時にはSPF50以上の商品を、普段はSPF30前後の商品をライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
PA値は、たるみやシワといった見た目に直結する肌の老化を引き起こすUVAを防止する数値です。屋外で過ごすような時には最高値のPA++++を、普段はPA++程度のものを使うのがおすすめです。
とはいえ、SPFの数値の高いものは紫外線吸収剤を使用していることが多く、刺激が強い傾向にあります。常用は避けた方がベターです。また、SPF値が高いにも関わらず、紫外線吸収剤不使用という日焼け止めがあります。
一見肌に良さそうな印象を受けますが、ナノ粒子を使っている可能性が高いので注意が必要です。ナノ粒子は発がん性物質であるといわれているほか、免疫系にも悪影響を及ぼすとして危険視されている成分です。
このナノ粒子は皮膚を通して体内に侵入するといわれています。配合成分に酸化チタンが含まれていて、SPF30以上の場合は配合されている可能性が高いでしょう。なお、成分表を見てもよくわからない場合には、メーカーに問い合わせることをおすすめします。
正しく使って確かな効果を得るための使用方法
ベストな日焼け止めに出会うことができて、使い分けをうまくできたとしてもその使用方法が正しくなければ本来の効果を得ることはできません。そこで、日焼け止めの正しい使い方についておさらいしましょう。
使用量はメーカー推奨量または500円玉大を目安にする使用量はとても大切です。メーカーが推奨している使用量があればそれに従い、なければ500円玉大程度を目安にしましょう。
丁寧になじませるのはNG!スタンプ塗りする日焼け止めの中には白くなりやすいものもあり、丁寧に何度ものばしてなじませているという人が多いのではないでしょうか。しかし、これはNG!
使用量を守っても手に付着してしまう日焼け止めが多くなってしまうなど、肌に必要な日焼け止めをきちんと塗ることができていない場合があります。そのため日焼け止めを塗る際は、手のひらにのばしてから顔に押し付けるようにスタンプ塗りすることを心がけましょう。
こまめに塗り直す朝のスキンケアの後に日焼け止めを塗ると、もうそれで十分な紫外線対策ができているような気がしてしまいます。しかし、時間の経過とともに、皮脂や汗などによって日焼け止めの効力は失われていきます。そのためどのような日焼け止めを使用したとしても塗り直しは必要となります。
とはいえ、メイクの上から日焼け止めを塗ることは容易ではありませんよね。そこで、塗り直しにおすすめなのが、パウダータイプの日焼け止めです。メイクの上からフェイスパウダー代わりに使用することができて面倒もない上、メイク直しもできるので一石二鳥です。化粧崩れが気になる前に、こまめに塗り直しましょう。
また、同様にボディや髪にも塗り直しは必要です。長時間の外出の際は、日焼け止めを持ち歩いてこまめに塗り直すようにしましょう。
外出時は肌だけでなく、目もガードする
紫外線が降り注いでいるのは、何も肌だけではありません、髪や目にも容赦なく降り注いでいます。そのため、髪や頭皮にもスプレータイプなどの日焼け止めを使うほか、帽子や日傘を併用しましょう。
帽子や日傘を選ぶ際に注意したいこと
帽子や日傘の中には、UVカット効果の高いものが多数販売されています。商品を選ぶ際は、UVカット率に注目して選びましょう。
このほか、色にも注意して選ぶ必要があります。一般的に白よりは黒の方が紫外線を通しにくいといわれています。そのため黒い帽子や日傘を選ぶことをおすすめします。
特に注意したいのは目の紫外線対策
目の紫外線対策はコンタクトや通常の眼鏡でもできるものがありますが、やはりサングラスと併用する必要があるでしょう。人は太陽の光を浴びて眩しいと感じた時、その防衛本能からシミの元であるメラニンを大量に発生させます。
ですから、いくら肌への紫外線対策は万全だとしても、目から入る紫外線を防止できていなければシミが発生する可能性があるのです。そのため目もしっかりと紫外線からガードすることが大切です。
サングラス選びのポイント
サングラスを選ぶ際はUVカット効果に注目するほか、サングラスの形状にも目を留める必要があります。できるだけ目に紫外線が入り込まないよう、面積が広くサイドや上からの紫外線をできるだけ防止できるデザインのものを選びましょう。
塗るだけでは不十分?飲む日焼け止めもおすすめ
飲む日焼け止めって?
このほか、飲む日焼け止めという便利なサプリメントも販売されており、身体の内側から紫外線対策ができる商品として昨今注目されています。
海外製品だけでなく、国内製品も数種類販売されているので手を伸ばしやすくなりました。また、美容皮膚科の医師が開発に携わっていることから安全性が高いこともその人気を後押ししています。
飲む日焼け止めを選ぶ上でのポイント
飲む日焼け止めの中には、毎日飲むもの、必要な時だけ飲むものなど様々な種類があります。ライフスタイルを考慮して選ぶのもいいのですが、一般的には毎日飲むタイプの方が紫外線防止効果は高いようです。
また、成分としてはシダ植物由来の商品がポピュラーですが、そのほかの商品にもそれぞれ特性と魅力があります。そのため商品のコンセプトや成分をよく確認した上で、商品を購入することをおすすめします。また、口コミを参考にするのもいいでしょう。
まずは試して効果を見極める
どんなに効果があると謳っている商品でも、効果は人それぞれ。やはり効果を実感できるかどうかは使ってみなければわかりません。そのため、吟味して商品を選んだ後はまずは1箱(瓶)使ってみることが大切です。そして、肌への変化を含めて観察し、効果のほどを検証しましょう。
紫外線対策は毎日のケアが重要
最後にご紹介した紫外線対策について、おさらいしましょう。
- 日焼け止めは年間を通して使用し、使用量と使用方法に注意した上でこまめに塗り直す。
- 日焼け止めに頼るのではなく、日傘や帽子、サングラスを併用して紫外線を防止する。
- 飲む日焼け止めの併用も効果的。商品を吟味して選び、まずは試してみる。
ご紹介したような紫外線対策を十分に行ったとしても、日焼けしないということではありません。しかし、長期的に見た時、実際に見た目に反映してくることは筆者自身が体験済みです。だからこそ、毎日のケアを大切にしましょう。
また、紫外線を浴びた後は冷やして火照りを抑えてから美白コスメを使用する、ビタミンCを体内に補給する、休息をとるなどのアフターサンケアを行うことも重要です。併せて心がけましょう。いつまでも若々しい美肌を育むために、今日から紫外線対策を見直されてはいかがでしょうか。
- 遠藤 幸子(えんどう さちこ)
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美容ライター・エイジング美容研究家。
エイジング美容研究家としてラジオや雑誌、企業のインフォマーシャル、新聞広告などに出演。美容ライターとしては現在7つの媒体にコラムを執筆するほか、企業の広告などを手がける。
豊富な自己体験をもとに、アンチエイジングやスキンケアを中心とした美容情報を多数発信している。
公式サイト:アンチエイジング ジャーナル