公開日:2017/09/15
葉酸サプリの危険性は?口コミから学ぶ、葉酸の摂り方と選び方
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『葉酸サプリ』は、妊活中の人や妊婦さんに良いと言われていますが、葉酸サプリを摂るメリットとはなんでしょうか。
また、危険性はないのでしょうか?葉酸サプリの正しい摂り方や選び方など、口コミから探ってみましょう。
目次
葉酸サプリの必要性とその時期
葉酸サプリが、妊婦さんに良いと言われる理由を知っていますか?どうして妊婦さんにおすすめされるのか、どれくらいの期間飲めば良いのか詳しく見ていきましょう。
妊活中や妊娠中に必要とされる栄養素
『葉酸』は、妊活中の人や妊婦さんにとって、必要な栄養素と言われています。その理由は、葉酸を摂ることにより、『赤ちゃんの先天性障害のリスクが減る』ためです。
この場合の先天性障害とは、二分脊椎症(にぶんせきついしょう)・無脳症・脳瘤(のうりゅう)などの『神経管閉鎖障害(NTs)』を指します。
この障害があると、流産や死産の確率が高くなるだけでなく、産まれた後で重い障害が残る場合もあります。しかし、これらの障害リスクが、葉酸を摂ることによって70%も下がることが、欧米の研究で分かっています。
葉酸は、摂る期間も重要です。受精卵が子宮に着床した瞬間から、妊娠3カ月までの間に、葉酸を積極的に摂ることが推奨されています。
厚生労働省も摂取を推奨
葉酸は食材にも含まれているので、日々の食事からも摂取できますが、人によっては十分な量を摂ることができない可能性があります。また、食事からの葉酸は『ポリグルタミン酸型』という吸収率の低いものなのです。
そのため、厚生労働省では、確実に必要量を摂取することのできる『サプリメント』から、葉酸を摂取することを推奨しています。厚生労働省が発表している1日の葉酸の推奨量は400μgです。
また、サプリに含まれる葉酸は、『合成葉酸(モノグルタミン酸型)』で、からだに吸収されやすいという特徴があります。妊活中や妊娠中の人は、積極的に葉酸サプリを摂ることが推奨されているのです。
葉酸サプリの危険性を心配する口コミ
口コミを見ると、葉酸サプリの危険性を心配する声があります。はたして、葉酸サプリに危険性はあるのでしょうか?
過剰に摂取してしまう場合がある
葉酸サプリを飲んで起こる危険性は、『過剰摂取』によるものです。通常の食事から摂る場合は、過剰摂取になることはありませんが、サプリメントで摂る場合、摂り過ぎてしまう可能性があるので、注意が必要です。
葉酸の過剰摂取による副作用
葉酸を過剰摂取した時の症状には、『かゆみ』『発熱』『呼吸困難』『蕁麻疹(じんましん)』『紅斑(こうはん)』などがあります。
紅斑は、毛細血管などが広がることにより、皮膚の表面の一部に赤い斑点が見られる病気です。軽度なら、塗り薬による治療でおさまりますが、重症になると命の危険性もあるので、症状が出たら、早めに医師に相談しましょう。
飲み薬による治療の場合もあるため、妊娠に気づきにくい妊娠超初期および初期の人は注意し、医師にも伝えましょう。
また、妊娠時に大切な栄養素である『亜鉛』は、葉酸を摂りすぎることで、吸収が落ちて不足してしまう可能性があります。女性ホルモンの分泌を活発化させる働きを持つ亜鉛を不足させないためにも、葉酸の摂りすぎには注意が必要です。
サプリに含まれる添加物
サプリに含まれる添加物は、通常の範囲内であれば問題ありません。しかし、妊娠前に『ショ糖エステル』などの添加物を含むサプリを過剰摂取した場合、染色体異常の危険の可能性が、少なからずあるという情報もあります。
そのため、葉酸サプリを選ぶ際は、なるべく添加物が含まれていないものを選ぶようにすると良いでしょう。
葉酸サプリを飲む前に知っておきたいこと
葉酸サプリを飲むなら、なるべく効果的に飲みたいですよね。葉酸サプリを飲む前に知っておきたいことを紹介します。
吸収率の高いモノグルタミン酸型を選ぶ
葉酸には、2つの種類があります。ほとんどの葉酸サプリに含まれる、合成葉酸である『モノグルタミン酸型』と、食品に含まれる『ポリグルタミン酸型』です。
『ポリグルタミン酸型』葉酸とは、『天然葉酸』を指します。果物や野菜・酵母など食品から抽出される葉酸で、サプリにするには手間がかかるため、値段が高くなります。また、以下のようなデメリットがあります。
- 味や匂いがある
- からだへの吸収率が30~50%と安定していない
- 赤ちゃんの先天性障害のリスク低下への効果の科学的な根拠がない
- 1日の推奨量を安定して摂れる可能性が低い
そして、多くのサプリに含まれる『モノグルタミン酸型』葉酸は、『天然葉酸』(ポリグルタミン酸型)が、分解された後にできる『合成葉酸』です。天然葉酸が体内に吸収される時、酵素で分解されてできます。
厚生労働省は、この『モノグルタミン酸型』葉酸を摂ることを推奨しています。『モノグルタミン酸型』葉酸のサプリは、人工的に作られたものですが、次のようなメリットがあります。
- 味や匂いが少ない
- 価格が安い
- からだへの吸収率が80~85%と一定で安定している
- 赤ちゃんの先天性障害のリスク低下への効果の科学的証拠がある
- 1日の推奨量を安定して確実に摂れるなどです。
妊娠前や妊娠中に葉酸サプリを選ぶなら、吸収率も良く、赤ちゃんの先天性障害のリスク低下への効果のある『モノグルタミン酸型』葉酸を選びましょう。
飲むタイミングにも気を配る
葉酸サプリを摂る場合、飲むタイミングにも気を配りましょう。効率的に摂るなら『食間』がおすすめです。空腹時に飲む方が、成分の吸収率が高まるからです。
しかし、サプリなどの錠剤は胃に溶けにくく、胃腸の弱い人が空腹時に飲むことはおすすめできません。そのため、胃腸の弱い人は、食事と同時に吸収ができるよう『食後30分まで』に飲むようにしましょう。
つわりがひどく食欲がない、胃の中が空の時は、錠剤を砕いて粉末にして摂取することで、胃腸に負担をかけずに摂取ができます。
口コミでも人気の葉酸サプリをチェック
それでは、口コミで人気のおすすめ葉酸サプリをチェックしてみましょう。
無添加で安心 ベルタ葉酸
『ベルタ葉酸』は、妊娠中でも副作用の心配がなく、安心して摂取できる大変人気のサプリです。生活に必要な栄養成分や、美容を意識した成分までも配合されています。
ベルタ葉酸に含まれる葉酸は、厚生労働省推奨のモノグルタミン酸型を、『酵母葉酸100%』で作っています。また、赤ちゃんやお母さんのリスクになるような、合成化学物質は一切使用していません。
その他にも、過剰摂取しやすい脂溶性ビタミンの量が少量であることや、残留農薬や放射能汚染の検査も実施されているなど、安全に飲める配慮が行き届いた葉酸サプリです。
- 商品名:BELTA ベルタ葉酸サプリメント
- 価格:5100円(税込)
- Amazon:商品ページ
DHA、EPAも摂取できる ノコア葉酸
『ノコア葉酸』は、魚油に多く含まれる栄養素、DHA・EPAが高配合されたサプリです。
DHAやEPAは、胎児である赤ちゃんの、脳の発達に影響する成分です。研究データによると、妊娠時にDHAを摂ると、子供の知能指数が向上したという報告があります。
ノコア葉酸に配合されるDHA・EPAは、水銀を含む可能性のある魚由来ではなく、海藻由来など、妊娠時に摂ることを細部まで考慮され作られています。
その他にも、妊娠時の大切な栄養素である、ビタミンB12や鉄分も配合されています。
- 商品名:ノコア葉酸サプリ+DHA/EPA
- 価格:4980円(税込)
- 楽天:商品ページ
葉酸サプリ摂取による危険性が心配なら
もし、葉酸をサプリで摂ることに不安があるなら、食品から葉酸を摂取しましょう。
食品から葉酸を摂取しよう
葉酸を多く含む植物性の食品は、『緑黄色野菜』です。妊娠前や妊娠中に、積極的に摂りたい緑黄色野菜を紹介します。
葉酸を豊富に含んでいるのが、『あさつき』です。次に、『アスパラガス』『えだまめ』と続きます。その他、『オクラ』『春菊』『ブロッコリー』『ホウレン草』なども良いでしょう。
口コミから葉酸サプリの危険性を探ってみよう
葉酸は、生まれてくる赤ちゃんの先天性異常を防ぐために、お母さんが積極的に摂りたい栄養素です。
1日に摂れる量が確実なサプリは人気がありますが、危険性や心配もあります。そんな時は、興味のあるサプリの口コミをチェックし、探ってみましょう。
赤ちゃんやお母さんのために、安全性の高いサプリを選んで摂るようにしましょう。