公開日:2017/05/17 

「生理」と「排卵」の違いって? それぞれの仕組みとは?

生理がやってくると体調や気分が変化したり、肌荒れが起こったりと女性にとって面倒なことが続きますよね。なぜかイライラして人に強く当たってしまったり、急に甘いものが欲しくなってダメとは分かっていてもケーキやアイス、チョコレートなどのドカ食いが始まったり…… ということもあるでしょう。

しかし、生理は将来赤ちゃんを授かるための準備として大切なもの。

とくに、将来的に子どもが欲しいと思っている女性にとっては非常に重要なものです。実際にそろそろ赤ちゃんが欲しいなと思ったら、生理周期と排卵日についてきちんと把握しておかなければなりませんが、生理と排卵はどういった違いがあるかご存知でしょうか。
無事に赤ちゃんを授かれるよう、まずは生理と排卵の違いやそれぞれの仕組みについて知っておきましょう。

スポンサーリンク

「生理」と「排卵」の違いとは?

まずは、生理が起こる仕組みからおさらいしていきましょう。

子宮の内膜は、妊娠に備えて厚くなりますが、妊娠することがなければ必要がなくなるため、子宮内膜の一部がはがれて血液と一緒に排出されます。これが、生理の仕組みです。

また、排卵というのは、卵巣から卵子が飛び出すことを指しているもの。この、排卵が起こった前後5日間を排卵期といいます。つまり、生理は排卵後に必要なくなったものが体外に排出されることをいい、排卵は受精のために卵子が飛び出すことをいいます。

基礎体温でわかる? 排卵期と月経期

月経期(生理)は出血を伴うので「今が月経期だ」と一目で分かりますが、排卵期はなかなか自分で判断するのは難しいですよね。排卵期を知りたい場合は、基礎体温を測ることをおすすめします。女性の体は、生理周期に合わせて基礎体温が変化します。

生理が始まってから終わるまでの月経期は、低温期という体温が低い時期になります。生理が終わってから排卵日までの卵胞期まで低温期は続き、排卵日期が終わると今度は体温が上がる高温期となります。この高温期は黄体期とも呼ばれ、黄体ホルモンを分泌させて卵子が着床しやすい状態になるのです。

基礎体温を2~3ヶ月毎日測って記録しておくと、この低温期と高温期の境が分かるようになり、排卵日がいつかどうかも分かるようになってきますよ。妊活をしている女性にとっては、基礎体温を測って最も妊娠しやすい排卵日を把握することが重要です。

「生理」と「排卵」の違いって? それぞれの仕組みとは?

女性にとって、毎月の恒例行事ともいえる生理と排卵ですが、この違いをしっかりと理解することで、妊活の成功につなげることができます。

基礎体温を測るのがついつい面倒になってしまうこともありますが、自分の体調や排卵日を確認するためにも、体温管理は大切なことです。基礎体温を測るときには、朝目覚めたとき、起き上がる前に測定するようにしましょう。ベッドの近くで、すぐに手が届くところに置いておくのがおすすめです。毎朝、決まった時間にコツコツと測り続けるようにしましょう。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

5,311



ページのトップへ