公開日:2016/12/19 

「プレ妊活」今すぐできる5つの方法

ここ数年、よく耳にするようになった“妊活”という言葉。ゆくゆくは赤ちゃんが欲しいけれど、今はまだピンとこないという人、多いのではないでしょうか? ワイドショーでも40代有名人の出産が取り上げられたりして、まだまだ時間はたっぷりあると思っていたら、後悔することになるかも…。

一般的には、30代前半から妊娠率が徐々に低下し、40代では10%以下にまで低下すると言われています。結婚もしていないし、すぐに妊娠できる環境じゃないけれど、将来子どもが欲しいと思っている人に試してもらいたい!いつか赤ちゃんを抱きしめるために、今から始められる5つの“プレ妊活”をご紹介します。

“基礎体温”をつける習慣を身につけよう!

生理や排卵など、女性ホルモンの動きを確認できる基礎体温をつけることは、妊活のはじめの一歩。

基礎体温とは、朝起きてすぐの体が一番安静な状態にあるときの体温のこと。起き上がってしまうと体温が上昇してしまうので、朝、目覚めたら寝たままの状態で測ります。

基礎体温の変化は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの影響によるもので、排卵日を境に「低温期」と「高温期」の二層に分かれるのが理想的。

生理後から排卵までが「低温期」、排卵から次の生理前までが「高温期」になります。基礎体温がバラバラだったり、「低温期」と「高温期」がしっかり別れていなかったりと、生理がきていても排卵していない可能性が。

毎日、基礎体温をつけることで、ホルモンバランスのチェック、妊娠しやすいタイミングである排卵日の把握、次回生理の予測だけでなく、病気の発見にも役立ちます。慣れるまではつい忘れてしまったり、上手く測れないことも多いので、今から基礎体温をつける習慣を身に付けておくのがオススメです。

“ホルモンバランス”を整える規則正しい生活!

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妊娠しやすい体づくりで重要なのが、ホルモンバランスを整えること。ホルモンバランスは、月経から排卵が起こるまでは「エストロゲン」が増え、排卵してから次の月経が起こるまでは「プロゲステロン」が増えるのが理想的です。

しかし、ストレスや疲労、生活習慣の乱れ、運動不足、加齢などにより、それぞれの分泌量が乱れてしまうことも。ホルモンバランスが乱れると、生理不順や不正出血の他、「エストロゲン」の分泌量が少なく卵胞が育たずに排卵が起こらない、「プロゲステロン」が少なく着床しづらいなどの症状が現れることもあります。

ホルモンバランスを整えるために今から始められることは、リフレッシュできる時間や十分な睡眠をとり、規則正しい生活をおくること。また、バランスの良い食事を心掛けることも重要です。

特に、納豆や豆腐などの大豆製品や、ビタミンB6を多く含む牛レバーやカツオ、ビタミンEを含むアーモンドやモロヘイヤなどは、女性ホルモンの生成にかかわる食材なので、積極的に摂るように心がけましょう。

“ブライダルチェック”で子宮の状態を確認!

いざ妊娠を希望する段階になってから、初めて産婦人科を受診し、病気が見つかるケースも多いそう。

妊娠をしたい時に困らないように、定期的な検診を受けて、今から子宮の状態を把握しておくことが大切。まずは、多くの婦人科で受けられる「ブライダルチェック」に行ってみては如何でしょう。

「ブライダルチェック」の項目には、「内診・超音波検査」「おりもの検査」「血液検査」などがあります。「超音波検査」では、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮奇形、卵巣のう腫の有無など、「おりもの検査」では、クラミジア、カンジダ、淋病、トリコモナスなどの感染症、「血液検査」では、エイズ、B型・C型肝炎、梅毒などの感染症や風疹の抗体などが分かります。

万が一、病気が見つかったとしても、早期発見をすれば治療することが出来ます。その時になって後悔しないために、今から子宮の状態を把握しておきましょう。

“冷え症”を改善して妊娠しやすい体質に!

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女性の悩みに多い“冷え症”。体が冷えることで血行不良が起きると、体のすみずみに栄養や酸素が行きわたらなくなり、ホルモン分泌も上手にできなくなって、さまざまな臓器の活動に支障が出てしまいます。

冷えによって子宮の働きが悪くなると、女性ホルモンが上手く分泌されず卵巣機能や黄体機能が低下し、卵子の発育悪化や排卵障害、着床障害を引き起こしてしまう可能性も…。

また、冷えることで排泄機能が弱まり、生理の際に子宮内膜が排出されず、不妊の原因になる「子宮内膜症」や「子宮筋腫」などの病気を引き起こす恐れもあります。

普段の生活から、冷たい飲み物を控えたり、生姜やゴボウなどを使った体を温める食事を意識したり、シャワーで済まさずに浴槽に浸かる、適度な運動を心掛けるなど、体が冷えない生活習慣を身に付けることが大切です。

未来の赤ちゃんと自分のために“禁煙”!

妊活のためだけでなく、健康のためにもオススメしたいのが禁煙。

タバコに含まれる「ニコチン」には、血管を収縮させる働きがあり、全身の血流を悪くしてしまいます。血流が滞り、必要な栄養素が体の隅々まで行きわたらなくなると、卵巣機能や女性ホルモンも低下。女性ホルモンが低下すると、不妊の原因でもある「無排卵月経」を引き起こす恐れも…。

タバコを吸っていると妊娠できないというわけではありませんが、妊娠率は確実に下がります。タバコは、百害あって一利なし! いつかのために、今日から禁煙してみては如何でしょう。

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