公開日:2017/05/16
生理のタイミングでダイエット?痩せやすい期間にダイエット!
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ダイエットをしたいという女性にとって、生理周期を把握しておくことはとても重要です。どうせなら痩せやすい期間にダイエットをしたいですよね。でも、生理周期のどのタイミングでダイエットをするのが効果的なのでしょうか?
まずは生理周期について知っておこう!
ダイエットに適していない月経期
生理のサイクルは通常、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期の順番で繰り返され、黄体期を過ぎると、再び月経期に入ります。このサイクルの中で、女性ホルモンであるプロゲステロンとエストロゲンの分泌量に変化が起こることによって、身体にさまざまな変化が現れます。
月経期には当然ですが出血が見られるため、血液の循環が悪くなって体温も低下してしまいます。そのため、月経期はダイエットには不向きと言えます。
体重が落ちにくいからといって、月経期に無理なダイエットをしてしまうと、体重が落ちる前に身体の調子が悪くなってしまいます。ダイエットを始めるときは、月経期は避けるようにしましょう。
ダイエットにもっとも適しているのは卵胞期!
卵胞期に入ってくると、エストロゲンの分泌量が増加し、身体的にも精神的にも安定した時期になります。エストロゲンには血管を拡張して熱を発する働きがあるため、卵胞期には新陳代謝が活発になります。
そのため、生理周期の中ではこの卵胞期がもっともダイエットに適している期間だと言えます。ダイエットをしたい女性は、卵胞期にバランスのよい食事をとるようにするとよいでしょう。
また、身体的にも精神的にも安定している卵胞期には、しっかりと身体を動かすこともおすすめです。わざわざ運動をする時間を設けなくても構わないので、普段エスカレーターを使っているところを階段にしたり、一駅前で歩いて帰るなど工夫するとよいでしょう。
黄体期もダイエットには適しません
排卵が終わって黄体期に入ると、今度はプロゲステロンの分泌量が増加してきます。プロゲステロンには食欲を増進する働きがあることが分かっているため、黄体期もやはりダイエットには向いていない時期だと言えます。
ただし、黄体期に増えた体重は、月経期が終わると元に戻るともいわれているため、それほど気にしすぎなくてもいいでしょう。また、体重が増えやすい黄体期には、食事の回数を増やして、食事量は減らすなどの工夫をするとよいでしょう。
また、黄体期には精神的に不安定になることが指摘されているため、ストレスをため込まないこうも重要となります。ダイエットの敵は甘い食べ物だけではなく、ストレスでもあることを忘れないようにしてくださいね。
ダイエットをする際に重要な栄養素は?
脂肪を燃焼させるビタミンB群
ダイエットをするときに必ず摂った方がよい栄養素のひとつが、ビタミンB群です。特に、ビタミンB2には脂肪を燃焼させる効果があるので、ダイエットをするときには積極的に摂りたいものです。また、ビタミンB2には生活習慣病の予防効果も期待されています。
ビタミンB2を多く含む代表的な食品としては、レバーがあげられます。その他にも干しシイタケやアーモンド、緑黄色野菜に多く含まれています。アーモンドには抗酸化作用のあるビタミンEも含まれているので、アンチエイジング効果も期待できますよ。
抗酸化作用というと、トマトに含まれているリコピンやβ-カロテンも忘れてはいけません。特に、リコピンの抗酸化作用はとても優れていて、ビタミンEと比べると100倍以上の抗酸化作用があるともいわれています。
むくみを解消してくれるカリウム
生理前や生理中にむくみがひどくなってしまうという方は、むくみを解消する効果が期待できるカリウムをとるようにするとよいでしょう。カリウムは玄米やホウレンソウ、ナッツ類や海藻、イモ類やマメ類に多く含まれています。
生理の時期だけではなく、デスクワークや長時間の立ち仕事で足がむくんでしまうという人にも、カリウムがおすすめです。また、寝ているときに足がつってしまうような人も、カリウムが不足している可能性があります。そのような人も、カリウムを積極的にとるとよいでしょう。
ただし、カリウムは茹でるとお湯に溶けだしてしまう性質を持っているため、有効に摂取するにはカリウムのサプリメントを利用するのも一つの手です。
血中脂肪濃度を下げるイノシトール
かつてはビタミンBのひとつとされていたイノシトールには、血液中の脂肪を燃焼してくれる効果があることが分かっています。それによって肝臓への脂肪の蓄積を予防したり、また、肝臓についてしまった脂肪を燃焼したりといった働きをしてくれるのです。
イノシトールを多く含む食品としては、フルーツがあげられています。オレンジやグレープフルーツなどのかんきつ類、メロンやスイカなどがその代表的なものです。普段から積極的にフルーツを食べることで、手軽に摂取することができるというのは嬉しいですね。さらに、イノシトールには髪の毛を健康に保つ効果もあるということなので、女性のダイエットにはまさにうってつけと言えそうです。
ダイエットをするのに効果的な方法をご紹介!
ワンプレートで食事の量を減らす
食事を盛り付けるときに、主食とおかずをワンプレートに盛り付けることで、食事全体の量を減らすことが可能です。また、少しずついろいろなものが食べられるため、栄養バランスという観点からもおすすめです。
ただ、ご飯やおかずを1つのお皿に盛りつけてしまうため、食べる量が少なくなって満足感が得られないかもしれません。そこで、カフェのようにおしゃれに盛りつけてみましょう。
盛り付けるときに「嵩(かさ)」をだすと、おしゃれでボリューミーに見えますよ。少量でも満腹感を得るために、いろいろと工夫してみましょう。続けているうちに、料理上手になっているかもしれませんね。
食事の前に野菜を食べるようにする
ベジファーストダイエットという、食事の前に野菜を食べるダイエット法があります。最初に野菜を食べてることで膵臓からのインスリンの分泌が抑えられ、急激な血糖値の上昇を防ぐことができます。血糖値を抑えることで身体に脂肪が蓄積されにくくなるという効果が期待できます。
また、野菜を最初に食べることで、野菜に含まれている食物繊維がおなかの中で膨張します。それによって満腹中枢がすみやかに刺激されるので、食事全体の量を減らすことも可能です。さらに、歯ごたえのある野菜をしっかりと噛むことで唾液の分泌を促し、消化機能を高める効果も期待できます。
現代人の食事にはビタミンとミネラルが絶対的に不足しているといわれています。フレッシュな野菜や果物を食べることで、ダイエットをしながら健康にもなれるという、まさに一石二鳥の効果があるのです。
糖質を制限して無理なくダイエット
食事の量を減らすのではなく、糖質の摂取を控えることでもダイエットが可能です。糖質を摂取すると膵臓からインスリンが分泌され、糖分を分解しようとします。ところが、インスリンには脂肪を身体に蓄える働きもあります。
そのため、インスリンが分解しきれないほどの糖質を摂取してしまうと、いったん予備のエネルギーとして体内に保管しておくことになります。それが脂肪というわけなのです。
糖質制限ダイエットは、1日に摂取する糖質の量を控えて血糖値の上昇を抑えることが目的となります。血糖値の上昇が緩やかな低GI食品を食事に積極的に取り入れることで、身体にあまり負担をかけずに糖質制限を行うことができます。ただし、内臓疾患を抱えているような場合、病気が悪化することもあるので、心配な人はかかりつけの医師に相談してください。
生理周期を知って効率的に痩せよう!
生理の周期によって、痩せやすい時期と痩せにくい時期があるなんて驚きですね。これからダイエットをする方は以下の点に気を付けてダイエットを行うようにして下さい。
- ダイエットにもっとも適しているのは卵胞期
- 月経期には無理な食事制限はしない
- 黄体期には少量の食事を何回かに分けて
- 食事の前に野菜を食べるようにしよう
- ダイエットはあくまでも健康的に!