公開日:2017/06/15
つま先立ちで生理痛が和らぐ!神ストレッチをご紹介
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毎月必ずやってくる生理。生理痛が酷い方にとっては辛い時期ですよね。つま先立ちが生理痛の緩和に良いと聞いたことがありませんか?今回は、生理痛の辛さを和らげてくれると評判の「神ストレッチ」をご紹介します。
生理痛の原因と緩和方法の種類
生理痛(機能性月経困難症)の原因
生理痛は、医学的に病気などが原因となっている「器質性月経困難症」と、体質やストレスで起こる「機能性月経困難症」に分かれます。機能性月経困難症の原因について確認しましょう。
機能性月経困難症は、以下のような原因から起こります。
- 子宮の収縮を促す物質「プロスタグランジン」の分泌量が多い
- 子宮口が狭い
- 子宮や卵巣が未成熟
- 冷え
- ストレス
- 生理痛への恐怖感、生理への嫌悪感
- 貧血
引用元:【医師監修】生理痛がひどい人の特徴・生活習慣 | スキンケア大学
器質性月経困難症の場合は、医学的な処置によって生理痛の軽減を図ります。機能性月経困難症の場合は、生活習慣の見直しやストレスの軽減を図ることで、発症の原因を少なくして痛みの軽減を目指すことができます。
生理痛の症状改善を図る生活習慣
機能性月経困難症で挙げられている原因のうち、生活習慣の改善で軽減できそうなものは「冷え」「ストレス」「生理痛へのマイナスイメージ」「貧血」の4つです。これらを改善していくためには、「体を冷やさない・血流を良くする」「ストレスの緩和を図る」「生理痛に対する正しい認識を得る」「食事やサプリメントによる貧血の改善」といった考え方に基づいた行動を生活に取り入れることが大切です。
この中でも、冷えの改善は具体的なアプローチ方法が多くあり、食生活で体を温める食材を取り入れたり、運動によって血の巡りを良くして体を温めたりといった方法は、多くの方が取り組んでいます。今回ご紹介する神ストレッチは、血の巡りを良くして体を温める手段の1つ。上手に生活の中に組み込んで、習慣にするといいでしょう。
あまりにも痛みが酷い場合は無理をしない
生理痛の症状を改善するアプローチとしては、生活習慣の改善以外にも薬による痛みの緩和という手段もあります。あまりにも痛みが酷くて生活習慣の改善だけでは追いつかない、という方もいるでしょう。あまりに痛みが酷くて毎月吐いてしまう、というほど酷い生理痛の場合は、我慢すると体に大きな負担がかかります。
症状が酷い場合は、医師の診察を受け、必要なら痛み止めを処方してもらいましょう。毎月来る生理痛に対して、定期的に薬を飲むことに抵抗を感じる方は少なくありません。しかし薬剤を飲むリスクに比べて、「薬は良くない」と我慢する方が体に良くないのです。薬を使って痛みを軽減しつつ、並行して生活習慣の改善を図り生理痛の軽減を目指しましょう。
家でも簡単!神ストレッチで生理痛緩和
つま先立ちで下半身の血流を活発にする!
生理痛の原因の中に「冷え」がありましたね。これからご紹介する神ストレッチは、つま先立ちやバランスボールを使ったストレッチで、滞りがちになっている下半身の血流を促すために考案された運動です。下半身の血流が滞っていると、子宮も収縮しがちになり、生理痛を強めてしまいます。この状態を改善するために、積極的に体を動かしていきましょう。
これからご紹介するストレッチは、動きも激しくありませんので普段通りの服装でも問題なく実践できます。ただ、生理中は血流の低下を招かないよう、あまり下半身を締めつけない服装でいてくださいね。ストレッチもやりやすいですよ。
具体的な神ストレッチの方法
それでは、神ストレッチの方法を順番に説明していきます。
- 壁に手を付け、普通に立ちます。この時壁は横側です。
- 壁に手を付けたまま、ゆっくりとつま先立ちの姿勢にもっていきます。
- つま先立ちの姿勢が決まったところで5秒間その姿勢を保ちましょう。
- ゆっくりとかかとを下ろして元の姿勢に戻ったら、続けてそのままかかとに重心をおきます。
- かかとに重心をおき、つま先は浮かせた状態でふくらはぎの裏側が張っている感覚を確認したら5秒間キープ。
- 元の姿勢に戻ります。
これらを1セットとして5セットでストレッチ終了です。このストレッチを生活習慣にしてみてくださいね。
バランスボールも使ってみよう
他にも下半身の血流を改善してくれるストレッチがあります。バランスボールを持っている方には、以下のストレッチもおすすめです。
- バランスボールの上に座り、足を肩幅よりも広く開いて体を安定させてください。腰に手をついてバランスを取ります。
- この姿勢を保ったまま、ゆっくりとお尻を動かして円を描きます。まず、時計回りに1周回しましょう。
- 次に、反時計回りに1周回します。
- 時計回り+反時計回りを5セット繰り返します。
このストレッチでも、下半身の血流改善が期待できます。すぐには実感できないかもしれませんが、続けることで少しずつ改善できますので、毎日コツコツ続けてくださいね。
ストレッチと並行してツボ押しで血流改善
ツボ押しで血流改善をさらにアシスト
「ツボ」とは、東洋医学で言う「経穴(けいけつ)」の別名です。体の内外に走るエネルギーの通り道の中継点のようなものをイメージしてもらえればいいでしょう。ツボを刺激することで、エネルギー(気と呼ばれています)と血液の巡りを良くし、各種身体症状を緩和すると言われています。
鍼灸院でツボを刺激してもらう方法もありますが、ツボを自分で押すだけのお手軽なツボ刺激はいかがでしょうか。体を動かして血流を改善することと並行して、ツボへの刺激を行うことで、さらなる血流改善が図れます。血流改善に良いとされるツボは色々ありますが、その中でも生理痛の緩和に役立ちそうなツボをいくつか覚えてくださいね。
まずは「三陰交」を刺激しよう
まずは、女性特有の症状を緩和するツボとして1番に名前の挙がりやすい「三陰交(さんいんこう)」から紹介しましょう。三陰交は、両足の内側、くるぶしの近くにあるツボです。内くるぶしの1番高い場所に小指を置き、指をそろえて置きます。この時、左の三陰交を調べるなら右手で行うといったように、左右逆の手を使って場所を調べるとやりやすいですよ。こうしてそろえた手の人差し指に当たる場所が三陰交です。
場所が決まったら、3秒程度押して刺激し、温めます。これを5回繰り返すと良いでしょう。簡単に刺激できる場所にありますので、足の冷えが辛いなと感じた時に試してみてくださいね。1日2セットを目安に刺激することで、生理痛の改善が期待できます。
生理痛の緩和を促すその他のツボと注意点
生理痛の緩和が期待できるその他のツボについてもいくつか紹介しますね。「血海(けっかい)」は、ひざの皿の内側上部から指3本分上にあるツボで、血の巡りを良くしてくれます。体を温めるツボとしては「気海(きかい)」が良いでしょう。おへその下部から指2本下にあるツボで、指で刺激するほか、使い捨てカイロなどで与えるのも効果があるのだとか。ツボを刺激する際の一般的な注意事項も確認して、生活習慣にうまく取り入れていってくださいね。
ツボを押すときは3~5秒かけてゆっくり力を入れ、同じく3~5秒かけてゆっくり力を抜いていきます。これを5分ほどくりかえしてください。あまり強く押しすぎると血管や神経、筋肉を痛めてしまうため逆効果です。「気持ちいい」ぐらいにとどめておきましょう。
引用元:【医師監修】生理痛の症状緩和に効果的なツボ押しの方法 | スキンケア大学
神ストレッチやツボ押しで生理痛を緩和
生理痛の緩和が期待できる神ストレッチのやり方と生理痛におすすめのツボについて確認しましょう。
- つま先立ちストレッチ:壁に手をついてバランスを取り、つま先立ちとかかと重心立ち
- バランスボールストレッチ:足を開いてボールの上に座り、時計回り+反時計回りに腰回し
- 生理痛緩和におすすめのツボ:三陰交・血海・気海