公開日:2017/04/12
生理前のダイエットは意味ないってホント?ウワサの真相と対策
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皆さんは、『生理前にダイエットをしても意味がない』というお話を聞いたことがありませんか?結論から言うと、生理前にダイエットをしても意味がないというよりかは、効果が表れにくいと言った方が正しいかもしれませんね。生理前にダイエットをしても効果が現れにくいということにはしっかりとした原因があります。
ところで『生理前』とよく言いますが、生理前とは一体いつのことなのかわかりますか?『生理前』とは、排卵後から生理が始まるまでの2週間を指します。女性の体は、この2週間で妊娠する準備、または生理の準備をするんですね。実は、この妊娠する準備こそがダイエットを難しくさせている原因になっているんです。ここでは、『生理前のダイエットの効果が表れにくい原因』について、お話しします。
生理前はダイエットの効果が激減?!
冒頭でもお話しした通り、生理前、つまり排卵後から生理が始まるまでの二週間は、ダイエットをしても効果が表れにくいとされています。なぜ生理前の2週間は効果が表れにくいのでしょうか?その原因を早速見ていきましょう。
生理前の二週間に起こる体の変化
排卵後の一週間、そして生理前の1週間。この間に体の中では色々な働きが起こっているんです。
排卵後の一週間排卵後の一週間は、プロゲステロンという女性ホルモンが増加します。実は、このプロゲステロンは少し厄介で、脂肪を燃焼しにくくしてしまう働きがあるんです。そして、この排卵後一週間は、下腹部痛や腰痛など体の不調を感じだす頃です。
脂肪が燃焼しにくいプロゲステロンの働きが活発になり、体の調子が悪く感じると、それこそダイエットどころではありませんよね。そして、このプロゲステロンの影響が最もピークに達するのが生理前一週間なんです。
生理前一週間生理前1週間。いよいよ生理の準備、つまり妊娠する準備を体が一生懸命しだす頃です。生理時の出血に備え、栄養分や水分、そして塩分をしっかり蓄えます。この頃がプロゲステロンの影響が最も大きく、脂肪や水分、栄養分などを蓄えるために、食欲が増えます。生理が始まる前に、食欲が増してしまうことにも、このような栄養の蓄えという働きがあったのですね!
このように、生理前にダイエットが意味がないと言われていることには、『生理前はダイエットの効果が表れにくい』ということを指していて、そこには、妊娠または生理の準備のためにプロゲステロンが栄養分や水分などを蓄えるという働きをすることが背景にあります。
生理前のダイエットは難しい
生理前にダイエットをしても効果が現れにくいという結果が出たところで、ダイエットは無駄なんじゃないかと諦めているあなた!ちょっと待ってください。生理前のダイエット効果が低いとされていても、太りにくいような体になるための工夫ができるんです。次の3つの事に気をつけてみると良いでしょう。
食事の取り方
栄養分を蓄えるために食欲が増してしまい、たくさん食べることで生理中に太ってしまうなんて悲しいことにならないよう、食事の取り方に注意してみましょう。お腹がすいたからといって一度にドカ食いをしてはいけませんよ!少量で数回食事を摂るように注意してみましょう。
運動
生理前2週間は、体調が良くないと感じます。そこに加えて太りやすいというのは、ダイエットを計画している女性には辛い話。だからといって無理に激しい運動をしてもストレスが増えるだけです。ここは無理のかからないウォーキングやストレッチ、マッサージなどで対応しましょう。
冷え対策
プロゲステロンの働きで水分を多く取り込もうとするので、体がむくみやすく、どうしても血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなってしまうと、ますます太りやすい体になってしまうので、しっかりとした冷え対策をしましょう。先ほどの適度な運動はもちろんのこと、暖かい食事をとったり、飲み物を飲んだり、じっくりお風呂に浸かったり、体を冷やさないように工夫することで太りにくい体を作ることができます。
女性ホルモンの動きに合わせたダイエットを
このように生理前のダイエットは意味がないと言えば意味がないのでしょう。でも、生理前にできる太りにくくなるための工夫がたくさんあります。ダイエット中の皆さん、女性ならではのホルモンの動きに合わせたダイエットを工夫してみましょうね。