公開日:2017/07/05 

表参道Ladyに聞く!本日のコーデにかけた時間とその秘訣

お洒落を意識している女性にとって、ファッションは自分自身の表現と言っても過言ではありません。洋服は外見の印象を伝えるだけではなく、その人が着ている服を見るだけでその人の持つ個性や内面がなんとなく分かるものです。

洋服はもはやその人の第二の顔とも言えるからこそ毎日のコーディネートはじっくり考えたいけれど、忙しい朝に時間をかけて悩んでいると、うっかり遅刻をしてしまいますよね。

そう考えると、街に繰り出すお洒落な女性たちは、その日のコーディネートにいったいどのくらいの時間をかけているのでしょうか?そこで今回はその疑問を解消するべく、ファッションを楽しむ人が集まる表参道で、その日のコーディネートにかかった時間を調査してきました!

「どんな風にコーディネートを考えているの?」「コーディネートのポイントは?」
そんなことも交えながらインタビューしましたので、みんなのファッションをチェックしつつ、是非参考にしてみて下さい。

流行最先端の街「表参道」で女性たちのコーデ時間をリサーチ

表参道とは「表参道ヒルズ」などの洗練されたファッションビルや、流行アイテムの手に入るお洒落なショップがずらっと続く、流行最先端の街です。行き交う人たちは、男女問わずお洒落な人ばかり!心躍らせながら、気になる女性にお話を伺ってみました!

「10秒~数十秒」でコーディネートが完成!?

今回、最速のコーディネート時間を答えてくれたのは、「東京に住んでいるお姉さんに会いに来た」という29歳の主婦の方。答えはなんと、わずか10秒でした!は……早い!本日のコーディネート最速チャンピオンでございます。

ブルーと白で統一して「サマー」をイメージしたという今日のコーディネート、よくまとまっていて素敵ですよね。

彼女は「あんまり服をたくさん持っていないので、すぐに決まるんです」と話していましたが、コーディネートがあまりに素敵なのでそれを一瞬で決めたとは全く見えません!

「数十秒で完了!」という20代半ばのこちらの女性も、コーディネートに時間をかけないのだそう。彼女は「ファストファッションを買うので、あるものから素早く決めるだけ!」とにっこり笑って話していました。

確かに、今流行りのファストファッションブランドでシンプルなアイテムを多く揃えておくと、使い回しがききそうです。シンプルなアイテムだと合わせやすくてコーデも簡単に決まるから、朝の時短作戦にもなりますね。

そして、今日のブルーの靴のように、どこかに「差し色」を取り入れてみたりして楽しんでいるのだそうです。

お手頃価格で手に入るシンプルなファストファッションでも、キラリと光る一点を足すことで、人々の目にとまるファッションへと変わるのですね。

「2~3分」!すぐに決められる理由と時短コーデのコツは?

数十秒という早さではないものの、コーディネートを決めるのにかかるのが「2~3分」と答えた女性たちも多かったです。回答をしてくれた33人の女性のうち、9人が「2~3分」と答えました。

女性の皆さんは洋服のコーディネートをすぐに決めてかなりテキパキと身仕度をこなしているようですね。

ジムのインストラクターをしているという27歳の女性は、「どの服を着ても合うようになっているので、かけてあるものをチョイスするだけ」と、その時短コーデテクを教えてくれました。

動きやすさを重視していて色のバリエーションは控えめにしているので、コーデは難しくないのだそうです。さすがジムのインストラクターさん!シンプルさと心地良さを選択することで、朝の準備時間はぐっと縮まるかもしれません。

「いつも決まった着回しをしているので3分で完了です」と回答してくれたのは、ボーイッシュな着こなしが素敵な32歳フリーターの女性。

いつもピリッとクールにまとまりすぎるという方は、アクセントにアクサセリーを取り入れてみてはいかがでしょうか?アクセサリーにこだわることで、女性らしい魅力がたっぷりと引き出されますよ。

「花柄」+「レース」+「ギャザー」といったアイテムづかいでフェミニンに仕上げているこちらの学生さんも、コーデにかかった時間は2分だそうです。スカートの色に合わせたヘアアクセなど細かいところまでコーディネートができているのに、一体どんな時短テクを?

その秘密を聞いてみると、「前日までになんとなく決めておくので、時間がかかりません」とのこと。なるほど、彼女によると、バタバタするその日の朝ではなく、前日にゆったりした気分でコーディネートを考えておくのがコツのようです!

33歳のこの女性は、コーディネートにかかる時間が「お仕事モードなので、3分です」と話してくれました。確かに、OLの方はお仕事の日の朝にゆっくりコーデを考えていられませんよね。

……とは言え、「これから商談なので印象が良くなりそうな服装を選びました。ハイウエストにしているとスタイルも良く見えるし、シャツをインしてきっちりしたイメージを」と、かなりしっかりと考えてコーディネートしている様子で、その洋服に対する姿勢に脱帽です。

これでお取引先様の心もぐっと掴めそう!実のところを言うと、普段はもっとカジュアルなんだそうですよ。

「お友達にプレゼントを届ける途中です」と、優しい笑顔を見せてくれたこちらの25歳の女性はシンプル派。彼女いわく、「色はあまり使わずモノトーンが多いので、時間がかかりません」とのこと。

彼女は全体を白と黒でシンプルにまとめていますが、ふんわりとした袖口が可愛いチュニックを身につけていることや、シースルー素材の程よい透け感も素敵で、女性らしい柔らかさが感じられるコーデでした。

素早く完璧に!「5分」ゾーンはファッション上級者多し?

短すぎず長すぎず、5分で手早くコーディネートを決めるという皆さんは、自分のこだわりポイントからすべてを決める!というお洒落上級者が多い印象でした。

グリーンの髪色が鮮やかな31歳の女性は、美容師さんの仕事をしているそうです。コートから靴下まで、異なるトーンのグリーンを着こなしていて、すっと軸が通っているコーディネート。

こんなにスタイルが良く見えるのに、「体型がコンプレックスなんですよ」と顔をしかめる彼女は「身長が150センチなので高めのヒールをはきます。ウエストも高めで視線を上に上げるとロングコートも綺麗に着れますよ。それから足が筋肉質なのがイヤなんですよ~。でも隠すんじゃなくて見せつつ、コートを羽織ればスラっとした脚に見えるでしょ?」と語ってくれました。

す、素晴らしい!コートと視線アップで縦長効果を狙い、コンプレックスを見事にカバーしていて、まるでモデルさんのようにしか見えません。見せたい自分を作ることができる、これもコーディネートのなせる技のようです。

22歳でアパレル業のこちらの女性は、以前仕事で靴を扱っていたそうです。「靴ラブ!まずは靴を決めて、そこからコーデを考えて5分ですね」

彼女はこの日も素敵な靴を履いていて、それに合わせていたシンプルな黒のカーディガンも素敵で、軽やかでとても良い生地とお見受けしました。

「黒でも素材にこだわって、暑い日も涼しげに着られるようにしているんです」と話す彼女。なるほど、生地の選び方ひとつで、そのコーディネートの印象はかなり変わってくるようです。

ヘアメイクの仕事をしているという33歳の女性も、靴に合わせて5分でコーディネートを考えたそうです。彼女の履いている、光を放つシルバーのスニーカーが、コーデをお洒落に仕上げるアクセントになっています。

「綺麗な靴とアウターが合っているでしょ?ワイドなパンツなんだけど、ロング丈のアウターを合わせると広がって見えない。スタイル良く見えます」こちらも今すぐ使えるコーデテクですね!薄手のアウターが風になびいていて、歩く姿にも一際美しさがありました。

清楚系のコーディネートが目を引くこちら25歳のOLさんは、天気を気にして今日の服装を選んだそうです。

「朝、少し肌寒かったからカーディガンを中心に5分でコーディネートしました。ショート丈のカーディガンだから、どんなスカートにも合わせやすくて重宝しています」と爽やかに話す彼女。

気候が変わりやすい季節だと、服選びも難しくなりますが、彼女はカーディガンを上手に活用して、気温の変化にも対応しているそうです。夏のエアコン対策にも、カーディガンを1枚羽織っていると体感温度を調節できて便利ですね。

「行く場所によってだいたいコーデのイメージをしてあるので、選ぶ時は5分ですみます」と話してくれたのは22歳のOLさん。今日はどんな場所をイメージした服装なのでしょうか?

「これから文房具カフェに行くんです。だから文房具っぽく!」文房具っぽいコーディネートって!?斬新な答えでかなり興味をひかれると同時に、筆者には少々難解!ここはしっかり聞いておきましょう。

「どんなところが文房具っぽいの?」「スカートの色が段々になっているところかな?あれ?確かに難しいですね、文房具っぽさ(笑)」

「文房具コーデ」の彼女は、キラリとした個性を持っている明るい女性でした。ファッションは感覚的なものなので、センスのおもむくままに着こなすことで、その人の輝きを引き出してくれるのかもしれません。

同じく明るい個性が輝いていた彼女は34歳の専業主婦さん。「あんまり考えていないから5分ですよ~」と話す彼女のそのゆったりとほんわかした感じがたまらなくキュートなイメージを醸し出しています。彼女のコーディネートは心地良さ追求型で、リラックスした服装を楽しんでいるということが伝わりました。

彼女はピンクと黄色の靴がお気に入りだそうで、本日もピンクの靴を履いています。彼女のように、足元に明るい色を加えるだけで、落ち着いた色味の服装もパッと華やかになりますね。

シンプルなだけじゃなく、きちんとどこかに個性を出しているみなさん。たった5分でこんなに素敵な着こなしができるのは素晴らしいですね!

「10分」という回答の女性は、自分だけのこだわりがキラリ

ここまで、5分以内にコーディネートを決めるという女性が約7割を占めていました。そうなるとコーデを決めるのに「10分」以上かかるという人は、比較的コーデをじっくり考えてきたことになりますよね。皆さん、どんなことを考えながらコーディネートを決めているのでしょうか?

結婚式の準備に行く途中でインタビューに答えてくれた30歳の女性は、たとえデートの時でも、いつもクールな服装で出掛けるのだそう。クール系ファッションでキメた女性には、とても知的な魅力を感じてしまいますよね。

「色とか形とか太って見えないようにしっかり考えるんです。引き締めて見せるために絶対に黒は入れちゃう」シンプルな色づかいでも、緻密に計算されたコーディネートが出来上がっているんですね。

「今日は思いっきり好きな格好をしてきた」というこちらの40歳の女性は、あまりお天気は良くないけれど、どうしても帽子とスカートを合わせたくてコーディネートを考えてきたそうです。帽子も含めて、ちょっとした小物使いがとても素敵です!

鮮やかなピンクのスカートにぴったり合ったブレスレットは、なんと手作り!既成の物を買うのもいいけれど、自分でクリエイトしていくことで、さらに思い通りの個性がきらめくのですね。

「他にもポイントってありますか?」「去年くらいからスニーカーがキテるんですよね!歩きやすいし最高。でもスカートに合うものを探すのは結構大変でしたよ」

こだわって選んだ靴は、ベージュにマロンブラウンの紐を配したプーマのスニーカー。確かにこの日の表参道には、素敵なスニーカーを履いた女性がとってもたくさんいました。

お洒落をしつつたくさん歩けるという楽しさが、女性たちを魅了しているようです。

靴にこだわっているという33歳飲食業の女性が履いているのは、お星様のようにキラキラと光る金色の靴。

「靴からコーディネートを決めて10分くらい。たとえ洋服が安かったとしても、靴だけは良いものを選べばちゃんとして見えるのよ」

夜空のようなトップスのシャツには、靴と同じ金色の月や星がちりばめられていました。まず靴から選ぶという女性が多いのも納得で、豪華一点主義の方は、そのアイテムを中心にコーディネートするようですね。

ベレー帽の似合う25歳の歯科助手の女性も「10分」と回答。「カジュアルなトップスとスニーカーなので、ベレー帽でお洒落感を足しました。普段はベレー帽なんてかぶらないんですよ」と少し照れ笑い。

透け感のあるトップスが、ベレー帽というアイテムひとつでキュートに生まれ変わりますね。

彼女の胸元を演出している可愛らしいメガネは、だてメガネなのだそうですよ。

「30分」かけた理由は「コーデをじっくり考えたいから」!

皆さん、コーディネートにあまり迷うことがないのでしょうか?と思うくらい、ほとんどの女性が短時間でコーディネートを決めている中、「今日のコーディネートに30分かけたよ!」と答えてくれた女性もいましたよ。

26歳のこちらの女性は、ファッション系のお仕事をしているそうで、そのこだわりからか、「靴下までじっくり考えちゃうから、時間がかかるんです」と笑って話してくれました。

ファッションにこだわりがあるからこそ迷ってしまう……その時間もまた楽しそうですね。「本職」ならではの、とても完成度の高いトータルコーデを見せていただきました。

33歳の倉庫業の女性もまた、「足元から悩んでしまうから時間がかかっちゃう」と話します。

「スキニーにしようかタイツにしようかって、そんなことから迷ってます。あとはバランスをすっごく考えました」その真剣度、しっかり伝わっていますよ!遠目でも思わず見入ってしまう、スラリとしたスタイルにぴったりのファッションです。

ファッションを楽しむことで、なりたい自分になれる魔法をかけよう!

この日コーディネートにかかった時間を聞けたのは、表参道を歩く33人のお洒落女子たちで、その結果は下記の通り!

  • 10秒~数十秒……4人
  • 2~3分……9人
  • 5分……11人
  • 10分……6人
  • 30分……3人

全体的に、コーディネートにはあまり時間をかけなかったという人が優勢でした。「朝は忙しい」というのは、お洒落上級者が揃う表参道でも同じ。

普段、「毎朝こんなにパパッとコーデを決めている自分は、オトナ女子として大丈夫なのかな?」と不安だった皆さんも、安心できたのではないでしょうか?素敵なLadyにとって大切なのは、かける時間じゃなくて自分なりの「こだわり」、そんなことが分かる取材でした。

あっという間にコーディネートが決まったという人も、悩みぬいて決めたという人も、皆さんそれぞれに思い入れがいっぱいつまっているのが伝わってきます。

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