公開日:2017/05/24 

間違ったケアは危険!大人の“あごニキビ“対策をご紹介!

大人になってからできるあごニキビ。大きくて目立つなど美容の大敵になるぐらい厄介な存在です。その原因と、対処法に加えて、あごニキビを作らないための予防法をご紹介いたします。

大人の「あごニキビ」ができる原因を探ろう!

あごはニキビができやすいってホント!?

あごは、雑菌にさらされやすい部位です。頬杖をつくなど手で触りやすい場所なので、手についた雑菌があごの毛穴に入り炎症が起こりやすくなります。また、髪の毛があごに触れることも手と同様に、髪についた雑菌があごの皮膚に触れ、炎症が起こりやすくなります。また、洗顔料が残りやすい部分であることも原因となります。

洗顔時、目の周りや頬などは念入りにすすぐものの、あごは上から流れる水やお湯でキレイになったものと思われてしまいがちです。しかし、洗顔料がわずかに残っているという“洗い残し”が多くみられ、この洗顔料を残したままにしておくと、洗顔料を栄養にして、雑菌が繁殖してしまいます。またあごは、保湿がおろそかになりがちな箇所であるため、乾燥しやすい部位でもあることから、ニキビができやすくなるのです。

ホルモンバランスの乱れによるもの

エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンは、肌に大きな影響を与えます。エストロゲンが適量に分泌されていれば、皮脂の過剰分泌を抑えてくれます。そして、セラミドと呼ばれる保湿成分が働き、肌に潤いを与えてくれるため、シワやたるみがなくなり、ハリや艶が出てくるのです。

肌荒れの酷い人が、妊娠して安定期に入ると、肌の調子が良くなることがあります。これはエストロゲンの量が適度に分泌され、女性ホルモンのバランスが上手く保たれるからです。女性ホルモンが乱れると、肌が乾燥しやすくなり、乾燥すると毛穴に角栓が詰まり、毛穴が塞がれてしまいます。この塞がれた毛穴に皮脂が溜まると、出口がなくなり毛穴に溜まるため、ニキビとなるのです。

紫外線によるダメージも要注意!

紫外線が肌にダメージを与え、シミやシワの原因となることは広く知られていますが、この紫外線によるダメージは、ニキビの原因ともなるのです。この紫外線には、UV-A波とUV-B波の2つの波長があります。UV-A波は、肌の黒ずみなどに影響を及ぼすことから、シミやくすみの原因となります。UV-B波は、日焼けしたときに炎症を起こす作用がある波長です。

UV-A波、UV-B波どちらも皮膚を傷める物質となるので、両派から肌を守る必要があります。そのため使用する日焼け止めクリームを使用する際は、必ずUV-A波とUV-B波のどちらもカットできる商品を選ぶようにしましょう。行楽や観光へ出かける時は、SPFやPAの数値が高めの日焼け止めを使うようにしたいものです。

できてしまった“あごニキビ”治すには?

十分な睡眠を取ることが大事

寝不足が続くと、ニキビが増えるといった経験をした方も多いのではないでしょうか。睡眠が不足する状態が長く続くと、ホルモンバランスが乱れやすくなるからです。人間にとって眠りは必要不可欠なもの。身体を休めてストレスを取り除くなど、脳にも良い影響を与えます。

眠っている間に脳からはホルモンが分泌されるのですが、睡眠が不足していると、このホルモンが分泌されにくくなるのです。このホルモンバランスを保つ十分な睡眠時間とはどのくらいなのかといえば、個人差はありますが、最低でも6時間以上を目安に取るようにしてください。寝だめでは効果がありませんので、あくまでも毎日の睡眠時間をしっかりとるようにしましょう。

日ごろからバランスの良い食事を摂るようにしよう!

栄養の偏った食事を摂り続けていると、ホルモンバランスが崩れてしまいます。食生活を見直すことも、ニキビ対策の1つとなるのですが、偏った食生活を続けているという人はいませんか?スナック菓子やファストフードは手軽で便利ですが、食べ続けると栄養が偏るため、肌荒れの原因となります。

肌の細胞は、日々新しい細胞へと生まれ変わっていますが、生まれ変わるときに必要な栄養成分は、食事から得られています。そのため、ニキビのない美しい肌にするには、必要な栄養素を十分に摂ることが大切です。

美しい肌を作るのに必要な栄養素を含んだ食材は、野菜や果物、肉や魚などがあり、ミネラルやビタミン、良質なタンパク質、コラーゲンや食物繊維など、肌の生成に必要な栄養がたくさん含まれていますので、バランスよく摂取するよう心がけましょう。

セルフケアでも改善しなかったら!?

肌の乾燥を防ぐケアのため、紫外線予防をし、睡眠や食事にも気を付けている、それなのにニキビの状態が酷く、症状が改善しないという場合には、早めに皮膚科で診てもらうようにしましょう。

皮膚科を受診すると、ニキビを適切に処置してくれます。ニキビ部分の毛穴の皮脂を除去したり、悪化して目立つニキビ跡は、レーザー治療で目立たなくしたり、抗生物質を含んだ注射をしてくれたりもします。その他、炎症を抑えるなど、ニキビの原因となる皮脂が毛穴に溜まりにくくなる薬を処方してくれる場合もあります。

酷くなったニキビをキレイに早く治したいのであれば、医療機関へ相談することが最適です。間違っても自分で潰してしまわないようにしましょう。ニキビ跡が残ってしまうことがあるので、気を付けなければいけません。

あごニキビができないように予防するには?

紫外線予防で肌への刺激を少なくする

なるべく紫外線を浴びないために一切外出はしない、というわけにもいかないものです。日中外出する前には、必ずUVカットの化粧品や日焼け止めクリームを塗ることで、紫外線の攻撃から肌を守るようにすることが必要になります。さらに、日傘をさし、帽子を被るといった2重3重のケアを行うと安心です。

また、外出先だけではなく、屋内にいても窓や扉のガラスを通して紫外線を浴びてしまうことがありますので、室内や乗り物の中にいる場合でも、UVケアを怠らないようにしましょう。UVカットクリームはこまめに塗りなおす必要がありますので、朝塗ったから、今日は1日紫外線を浴びても大丈夫というわけではありません。目安で、2時間から4時間に1回くらいの頻度で、塗りなおすようにしましょう。

洗い残しの洗顔料がないかしっかりチェック!

まずは正しい洗顔を行うことが必要となります。石鹸やクレンジングでゴシゴシ洗うのではなく、皮膚への負担を少なくするよう優しくマッサージをするように洗います。そしてすすぎ流す際は、水かぬるま湯を使うようにしましょう。熱いお湯では、肌の潤いに必要な皮脂まで洗い流してしまうことになり、乾燥や肌荒れニキビの原因となります。

次に、あごの部分までしっかりと洗い流せているかどうかも確認します。少しでもクレンジング剤が残っているようなら、要注意。面倒でも必ず、流し残しがないかを目で見て、手で触るといった2重チェックをするようにして、すすぎ残しをなくすような習慣を身につけたいものです。

洗顔仕上げの化粧水はあごまでしっかりケアしよう!

あごニキビを予防するには、保湿をすることで乾燥を防ぐのが重要です。特に乾いた肌というのは、紫外線などの外部ダメージを受けやすいもの。放っておくことは危険です。しかもあごは、顔の中でも乾燥しやすい部位であるため、より一層気を付けなければいけません。洗顔後のしっかりとした保湿ケアを心がけましょう。乾きやすいあごの部分はより念入りに保湿を行ってください。

洗顔後以外でも、肌がつっぱって乾燥しているなと感じた時には、保湿化粧水を使用すると良いでしょう。化粧水を携帯スプレーに入れて持ち歩くなどすれば、乾燥を感じた時に手軽に保湿をすることができます。また、スプレーであれば手を汚すこともなく、化粧の上からでも簡単にケアができるため、便利です。ぜひお試しください。

生活習慣を見直してあごニキビを治そう!

  • 十分な睡眠をとること
  • バランスの良い食事を摂取すること
  • ストレスを溜めすぎないこと
  • あごの保湿とUVケアをすること
  • セルフケアでは手にお得えない場合医療機関へ行くこと

以上のことに気を付けて、自分でできることは実践してみましょう。努力や工夫で改善できないレベルなら皮膚科で診断を仰ぐことをおすすめします。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

632



ページのトップへ