公開日:2017/05/26
生活習慣改善で乾燥肌をケア!対策方法を考えてしっとり肌に
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乾燥肌はスキンケアだけでは回復しません。生活習慣をよくしていくことも大事です。睡眠不足や過剰な入浴ほか、生活の中のちょっとしたことが原因となって乾燥肌につながってしまいます。乾燥肌を回復する対策方法を考えていきましょう。
よく眠れる生活を送ることが乾燥肌を防ぐ?
睡眠不足が乾燥肌の原因に!
睡眠不足が肌の大敵です。特に睡眠不足は、乾燥肌の原因になります。忙しくて、帰宅時間が遅くなり寝る時間がないこともあるでしょう。往々にして睡眠の質があまり良くないために、肉体的な疲れがなかなか取れず、慢性的な睡眠不足の状態にある場合があります。
また、比較的早い時刻にベッドに入るにも関わらず、なかなか眠れずに慢性的な睡眠不足になっている場合もあります。自分は不眠症なのだと思っている人も多く、悩むことによりストレスが増え、悪循環に陥ってしまう場合もあります。そういう人は例外なく、肌のトラブルに悩んでいるようです。少し生活習慣を改善することで、睡眠の質が高まります。睡眠の質を高めるための対策方法を考えてみましょう。
眠れない理由1:食事の時間
夕ご飯を食べる時間が遅い、または遅くはないけどその後お腹が空いて夜食をとる習慣がついている人は、眠れない、または眠りの質が悪いようです。できれば、夜食の習慣はやめるように心がけましょう。夜食は、睡眠障害の原因になるだけではなく、太る原因につながる可能性もあります。
お腹が空いていると眠れないというのは間違いで、むしろ、若干空いているくらいの方が眠りは深くなり、目覚めもよくなるかもしれません。少なくとも就寝の1時間前に食事をするのは控えた方がよく眠れます。また、就寝前の食事は吹き出物の原因にもなりやすいでしょう。
眠れない理由2:スマートフォンの利用
最近はスマートフォンを使ってメッセージのやりとりをするあまり、就寝時間が遅くなっている人が多いようです。スマートフォンのスクリーンに使われている光、ブルーライトは脳に昼間であると錯覚させる原因につながり、そのため脳がすっかり目覚めた状態になってしまいがちです。できれば就寝時間の2時間前には、スマートフォンのスイッチをオフにしてしまう生活習慣をつけたいものです。
ブルーライトだけではなく、SMSのやりとりによって頭が冴えてしまったり、ちょっとしたことばのあやでイラついたりして、ストレスになったり、気分が高揚して眠れなくなります。そういうSMSでのコミュニケーションより、大事なのは自分自身のケアなのだと、意識しましょう。
乾燥肌の原因のひとつ、間違った入浴法
正しい入浴の方法は?
寝る前にお風呂に入ることは、良い睡眠を取る上で有意義な生活習慣です。しかし、あまりに熱いお湯のお風呂に入る習慣を持つ人に乾燥肌が多いようです。角質層をふやかしすぎて、水分を保持する機能が低下してしまわないように、お風呂に入るときはぬるま湯にしましょう。
お風呂やシャワーのお湯の温度はだいたい38から39度くらいに設定し、あまり長湯をしないようにするのが、乾燥肌をリペアする大事なポイントです。だいたい、20分くらいが理想的だということを頭に入れておいてください。
また、シャワーの場合、水量を最大にして水圧が強すぎると、水道水の塩酸が原因で肌に負担になりますから、少なめのお湯で使うようにしましょう。
乾燥肌は洗い方に注意!
洗浄力が強すぎないボディーソープ、または石けんを使用し、あまり強く擦りすぎないようにします。体の中でも、皮膚のキメが細かく皮脂の少ない部分は、あまり洗いすぎないようにしましょう。清潔に保たなくてはいけない汚れやすいところは、しっかりあわ立てた石鹸やボディーソープを使って丁寧に洗いましょう。
また、シャンプーは頭髪だけに影響を与えるわけではありません。シャンプーは洗浄力が強すぎる場合が多く、またロングヘアーの人は、その後も髪が顔に当たるので、シャンプー選びも大事なポイントになります。現在では界面活性剤を使わない、ノンプーと呼ばれるオイルシャンプーなどもあります。できるだけマイルドでお肌に合うものを選ぶようにしましょう。
保湿効果のある入浴剤ですべすべ
入浴剤を使用するのも、乾燥肌のためにはおすすめです。保湿成分、例えばザクロエキスなどが入った入浴剤を選びましょう。入浴剤を選ぶ上でもうひとつ大事なことがあります。それは、天然由来のものを使うということです。化学物質である人工的な香料や着色料は、肌にダメージを与え、乾燥肌の悪化にもつながりやすいでしょう。
保湿成分系の入浴剤の他に、乾燥肌の人におすすめなのは、発汗性の入浴剤です。例えば、温泉系の入浴剤がこれにあたります。温泉に入った後のようにすべすべになり、皮膚の新陳代謝がよくなり、バリア機能を回復させてるのを助けてくれます。入浴後は、洗い流さずにそのままタオルで軽く拭き取ります。効果のある成分が肌に残りますが、それだけで安心せず、保湿ケアは忘れないようにしましょう。
他にもある!乾燥肌の原因になる生活習慣
肌に触れるものに注意!衣服や寝具
衣服が乾燥肌を引き起こすことがあります。ざっくりした目の荒いタイプのウールセーターは、皮膚を傷つける場合があります。特に首回りなどを傷つけたり、皮脂を取ってしまったりします。こういうセーターを着用するときは、体に直接ではなく、コットンのTシャツなどを着て、その上から羽織るようにしてみましょう。
肌に直接触れるものは、オーガニックコットンなど、上質のコットンや絹がおすすめでしょう。寒くても、コットンシャツなどの重ね着が意外と暖かい場合もありますし、暖かいダウンコートなどを羽織れば、下にはシャツ程度で大丈夫です。
その他、枕カバー、タオルケットなどは就寝中に無意識に肌をくっつけて擦り付けてしまう可能性があります。そのため、柔らかい素材のものを選びましょう。
整いすぎた室内環境が原因
冬の間、部屋の温度を高く設定しすぎていると、部屋の乾燥が進み、肌の乾燥にもつながってしまいます。加湿器などで、湿気をプラスするように心がけることも大事な対策方法の1つです。昔ながらのストーブや暖炉にやかんがあり、お湯がいつも沸騰している風景があった時代の方が、乾燥肌で悩む人も少なかったようです。
また、あたたかいものを飲むようにすると、顔の周りが湯気で包み込まれます。ワセリンなどを使うのも良い方法といえるでしょう。外気の乾燥から皮膚を守り、余計な化学物質で肌を痛めることもありません。
夏は夏で、あまりにエアコンで調節しすぎた部屋に長時間いると、肌のバリア機能が低下しやすく、湿度を低く抑えすぎているとやはり乾燥してしまいます。ミストなどを時々使ってお肌に潤いをプラスするようにしましょう。
喫煙は乾燥肌になる生活習慣
喫煙も実は乾燥肌になりやすい原因の1つといえるでしょう。喫煙は活性酸素を増やしてしまい、それを緩和するために体内のビタミンCを大量に使うことになります。するとコラーゲンが体内で生成しづらくなり、皮膚の細胞サイクルに支障をきたし、乾燥肌の原因になってしまいます。
また、喫煙、アルコールなどの習慣はストレスの原因にもなりえますし、ストレスから睡眠不足などを引き起こしてしまう場合が多いようです。それだけではなく、喫煙はお肌の大敵ですから喫煙の習慣のある人は、やめる努力をした方が良いかもしれませんね。
生活習慣を見直して乾燥肌をリペア!
生活習慣を改善することが、乾燥肌をリペアする1番の対策方法です。
- 睡眠不足にならないような生活習慣をつける
- 入浴の仕方も大事
- 肌に当たる衣服などにも注意
- 環境を整えよう
生活習慣を見直すのは肌のためだけではなく、健康のため、ひいては人生のためです。