公開日:2017/05/26
乾燥肌のためのスキンケア!正しいケアをして美肌に
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乾燥肌の原因はスキンケアが間違っていることが多いようです。もっと綺麗になろうとするあまり、過剰のクリーム、過剰の洗顔などスキンケアで肌のバリア機能を低下させてしまうことにもつながります。正しいケアを紹介しますので参考にしてみてください。
乾燥肌の正しいケアはまず洗顔方法から
クレンジングがスキンケアのキー
まず、クレンジングの方法をチェックしましょう。クレンジング剤を使った後にコットンで拭き取っている人も多いでしょう。しかし、この方法はお肌を摩擦して皮膚の細胞にダメージを与えるので、おすすめではありません。
また、肌が濡れた状態の時は角質がふやけているので、特に気をつけて皮膚の保湿のために機能するNMF(天然保湿因子)がはがれ落ちないようにしましょう。NMFは角質内にあり、細胞の水分が外に流れ出てしまわないような働きを持っています。このNMFが少なくなったり、傷ついたりするのが乾燥肌の原因にもつながります。
また、洗い落とせるタイプのクレンジング剤に使われている界面活性剤は肌へのダメージの多い成分といわれています。保湿をつかさどるセラミドなどを洗い流してしまう可能性を高めてしまいます。
肌をいたわるタイプのクレンジング
できれば落ちにくいアイテムを使ったメイクをしないというのが理想です。メイクは最小限にして、お湯洗いで簡単に落とすことができれば肌の負担も少なくて済みます。しかし、綺麗と言われたいのが女心ですし、今までのお化粧方法をいきなり変えるわけにもいきません。
濃い化粧をするのは、一般的に目元、つまりアイライナーやマスカラなどです。アイライナーやマスカラは、特に夏は汗に強いウォータープルーフタイプを使う人が多いようです。以前はウォータープルーフタイプですと、洗い流すのが大変でした。
しかし最近ではフィルムタイプが登場し、汗や水で落ちにくいのに、お湯だけで洗い落とせるタイプが各化粧品メーカーから出ています。そのようなメイクアップ用品を使うことで、肌に負担のかかるクレンジングを使わないようにしましょう。
お顔のパーツごとのクレンジング剤
もうひとつの方法は、各パーツでクレンジング剤を変える方法です。顔全体に、アイメイクを落とせるような洗浄力の強いクレンジング剤を使うと、頰などには強すぎて乾燥してしまいます。そのため、目の周りは綿棒などで丁寧に落とした後で、顔全体には負担の少ないクレンジング剤や洗顔料を使って洗うようにしましょう。
その時、お湯の温度をあまり高くすると、油脂を取りすぎ、皮膚の細胞が壊れてしまうので気をつけましょう。ぬるま湯(約32度くらい)で、強くこすらないように気をつけながら、丁寧にクレンジング剤を落とします。
それから、柔らかい肌に優しいタオルで軽くたたくような感じで、水分を拭きとりましょう。ガーゼの裏付きの赤ちゃん用タオルや、オーガニックコットンのタオルなどがおすすめです。
正しいケアのための基礎化粧品
化粧水を選び、正しくつける
化粧水の目的は水分を補給するのではなく、水溶性の保湿成分などの美肌成分を角質層に浸透させるのが目的です。そのため、保湿成分を十分に含んだタイプの化粧水を選び、スキンケアをしましょう。保湿成分としては、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどが含まれたものを選ぶといいでしょう。
入浴後は、濡れていても肌そのものは水分を失った状態で、乾燥しやすくなっています。保湿成分の入った化粧水をつけて、しっかり保湿しましょう。化粧水を手のひらにのせて少し温めてから、顔の保湿成分を補いたいところにおいていきます。
その時「パッティングをする」とよく言いますが、それはパチパチたたくことでなく、優しく染み込ませるようにすることです。正しいケアで乾燥肌を回復させましょう。
乳液は必要?クリームを使う場合は?
乳液は、クリームより水分が多く、化粧水より油分が多くなっています。スキンケアに乳液とクリームは両方とも使わなくてはならないのか、迷う人も多いでしょう。その場合には、自分の肌の状態とクリームと乳液の成分を比較して、特に必要を感じなければ、必ずしも両方とも使う必要はありません。
乳液は、クリームよりずっとさっぱりした使用感で、ベタつきがないのが特徴です。クリームを使いたくない人には、乳液の方が良いでしょう。乾燥肌だからといって、クリームをベタベタとつける必要はありません。それよりも、乾燥肌はできればスキンケアをシンプルにした方が良いくらいかもしれません。
美容液はセラミド入り!人型セラミド
美容液の目的は、化粧水に配合できない水溶性ではない美容成分を補うことでもあります。その代表的なものとしてセラミドがあります。セラミドというのは、もともと肌自体が有する成分であり、油性です。水分を吸収し皮膚の角質層から水分が出ていって乾燥してしまわない働きをしてくれています。
セラミド入り美容液を選ぶときに大事なことは、セラミドの種類です。セラミドで人間の肌が吸収しやすいタイプは、「人型セラミド」といわれています。別名「バイオセラミド」と呼ばれ、保湿力があり、刺激が比較的少なく、お肌に優しい物質だといわれています。一般的には、材料の一覧にセラミド2、セラミド3と表示されている場合があります。
スキンケアの注意点!正しいケアが大事
スキンケアは水分を補うだけではない
あまり長風呂をしすぎると、皮膚の角質層の細胞間脂質などがふやけてしまい、傷つきやすく、乖離してしまいます。つまり、細胞間脂質がダメージを受けて皮膚組織から取れてしまい、乾燥しやすい肌になりやすくなってしまうでしょう。
また、お風呂上がりに保湿成分を含有していない化粧水でパッティングやパックをすると、皮膚の保湿成分が取れてしまう場合があります。また、パックをしていると、気持ちよくてつい眠ってしまったりすることも。そんな時は、パックのシートが反対に水分を吸い取って乾燥肌につながってしまうので要注意です。
以上のことを注意しながら、正しいケアをしましょう。
乾燥肌だからといって油分の使いすぎはNG
乾燥肌のスキンケアで一番間違ったケアの1つが、過剰なケアです。乾燥しているからと、オイルたっぷりの美容液やクリームを必要以上に肌に塗り重ねてしまうことで、トラブルの原因につながってしまいます。油分を多く使いすぎると、自分の皮膚組織から皮脂がだんだんと生成しづらくなります。つまり必要以上のケアは、バリア機能を衰弱させる原因になりかねません。
むしろ、ワセリンのようにそれそのものは保湿効果がそう高くなく、ただ角質層から水分が蒸発しないようにしているだけの物質の方が、刺激も比較的少なく、肌の保護をするためにはおすすめといえるでしょう。保湿効果が少なめなので、バリア機能を低下させることも少なく、徐々に皮膚が回復していくでしょう。
乾燥肌のスキンケアはシンプルに
乾燥肌は角質層の水分を保持する部分に支障がある状態です。つまり、バリア機能が低下しているといえるでしょう。そのため、あまり多くのスキンケアアイテムを肌に重ねていくと、それぞれに含まれている化学物質が重なり合い、アレルギーが起こる可能性が増えたり、シミの原因になったりする恐れがあります。
皮膚が乾燥している場合は、できるだけ基礎化粧品をミニマムにして、シンプルケアにする方が良いようです。一般的に、乾燥肌にはワセリンを推奨する方も多く、アレルギーの原因になることも少ない物質の1つともいわれています。比較的安価ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。
乾燥肌に正しいケアでもちもちスキン!
スキンケアは正しく行われなくては意味がありません。
- クレンジング剤は肌に優しいタイプで、こすりすぎない。
- 化粧水を選ぶときは、保湿成分を確認する。
- 美容液はセラミド入りがおすすめ。
- 過剰なスキンケアはバリア機能を低下させる。
正しいケアで美肌へ近づきましょう。