公開日:2017/05/26
蒟蒻は忙しいママの味方?顔も体も簡単乾燥ケアする方法とは
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蒟蒻といえばダイエットのお助け食品で有名ですが、実は乾燥ケアにも効果があることをご存知でしょうか。今回は身近な食材である蒟蒻や、蒟蒻にも含まれるセラミド配合の化粧品やサプリを利用し、忙しいママでも気軽に乾燥ケアができる方法をご紹介します!
蒟蒻ってどんなもの?乾燥ケアにも効果があるの?
18世紀からある「スーパーフード」蒟蒻とは?
蒟蒻の原料は、蒟蒻芋と呼ばれるサトイモ科の球茎(地下茎の一種)です。その蒟蒻芋を乾燥させ、粉末状にしたものをお湯と混ぜて作ります。 この粉末がマンナンと呼ばれる食物繊維で、自然に凝固してプルプルした弾力が生まれます。
日本における蒟蒻の歴史は古く、18世紀から作られていました。江戸時代には「腹中の砂おろし」と呼ばれ、お腹の掃除をしてくれる食品として長く食べられ続けてきました。現代でも蒟蒻は低カロリーでヘルシーな素材として人々に愛され、幅広く利用されていますね。
主成分のマンナンは、後の研究でグルコースとマンノースが結びついた多糖質とわかり、「グルコマンナン」と命名されました。グルコマンナンには、おなかの掃除以外にも、さまざまな効果を持っていることが解明されています。
蒟蒻の「グルコマンナン」にはダイエット効果あり!
蒟蒻が水分を吸収しふくれる性質を利用し、蒟蒻ゼリーなどのダイエット食品が作られているのはご存知の通りです。蒟蒻に含まれる「グルコマンナン」は水溶性食物繊維で、腸内の不要な物質に接着して体の外に排出させ、おなかの掃除をしてくれます。また、グルコマンナンは腸内で分解されて善玉菌の1つであるオリゴ糖を作ります。オリゴ糖はビフィズス菌を活性化させて腸内環境を正常に整える働きがあります。
なお、グルコマンナンは脂肪の消化や吸収を助ける胆汁酸を体外へ排出する働きがあります。胆汁酸が排出されると肝臓は新たな胆汁酸を作るためにコレステロールを使うため、血中コレステロール値の上昇が抑えられます。その結果、糖尿病などの生活習慣病の予防にも役立つことが期待できます。
蒟蒻は美肌効果や骨粗鬆症予防効果もある
蒟蒻には美肌効果や骨粗しょう症を予防するなど、美容面だけでなく健康面でも効果があります。まず、蒟蒻のグルコマンナンには便秘を改善して体内の有害物質を排出する働きがあります。 便秘になると体内の有害物質が皮膚から出るため肌荒れを起こしやすくなりますが、蒟蒻を食べると便通が良くなり肌の状態も改善されます。
また、メラニンの合成を抑える効果がある保湿成分「セラミド」も含まれています。セラミドの効果については後ほど詳しく説明します。さらに、グルコマンナンにはカルシウムが含まれているので、女性に多くみられる骨粗しょう症の予防にもなります。このように、蒟蒻には女性にうれしい成分が数多く含まれています。
顔やからだの乾燥ケアに取り入れたい「蒟蒻セラミド」大解剖!
乾燥肌に効果のある「こんにゃくセラミド」とは?
「こんにゃくセラミド」とは、具体的には蒟蒻芋の中に含まれる「植物性グルコシルセラミド」を指します。植物性グルコシルセラミドは大豆や小麦、米などにも含まれますが、こんにゃく芋は、米や小麦の7~16倍もの植物性グルコシルセラミドを含むということで注目されるようになりました。
人間の肌には7種類のセラミドが存在しますが、その中でもグルコシルセラミドは肌のバリア機能を高める「セラミド1」のもとになります。アトピー性皮膚炎の症状がある人には、セラミド1が不足していて、乾燥によりかゆみが起こってしまいます。また、しわ、シミなどの肌の老化の原因にもなるので、積極的にこんにゃくセラミドを摂り、早めに対策をしておきたいですね!
蒟蒻をたくさん食べればセラミドは増やせるの?
蒟蒻の袋をよく確認すると、蒟蒻芋を粉にした「蒟蒻粉」と蒟蒻芋を皮ごとすりおろして使う生芋タイプの「蒟蒻芋」に分かれていますが、植物性グルコシルセラミドが多く含まれているのは蒟蒻芋が原料の「生芋蒟蒻」です。約半丁食べると1日に必要な量のグルコシルセラミド600ugをとることができます。
ただ、グルコマンナンは過剰に摂取すると下痢を起こしやすくなります。逆に蒟蒻が腸内の水分を吸収しすぎることによる便秘で腸閉塞を起こす恐れもあります。また、栄養の吸収を阻害し血糖値が必要以上に下がる可能性もあるため、特に血糖値を調整する薬などを飲んでいる場合は要注意です。
蒟蒻を食べる以外にセラミドをとる方法は?
蒟蒻を食べる以外で効率的にセラミドを取り入れる方法としてまずおすすめしたいのが、セラミド配合の化粧品を使うことです。 セラミドは皮膚の一番表面である角質層にあるため、化粧品を浸透させて補給することも可能です。即効性のある方法で手軽に補給したい場合におすすめです。
ただ、セラミドは水溶性ではなく油分と相性が良いため、水分の多い化粧水より油分のある美容液や乳液の使用をおすすめします。 また、サプリメントの摂取により皮膚の保湿性が向上するという研究報告もあります。
本来は蒟蒻をはじめとする食べ物や規則正しい生活で保湿を高めたいものですが、サプリメントも上手に利用すればOK。その時の状況により自分に合った方法で全身の乾燥ケアを行うのもひとつの方法です。
機能性表示食品!資生堂「飲む肌ケア」とは
こんな症状があれば乾燥ケアが必要です
肌のゴワつきや化粧のノリの悪さを感じたり、スマホのタッチパネルがうまく反応しなかったりすることはありませんか?それは皮膚の乾燥が原因です。指先の水分に反応して流れる微量の電流が流れづらくなるほど指先が乾燥しているかもしれませんので要注意です。
肌にかゆみを感じるのは、乾燥でバリア機能が低下した肌に刺激が生じるためです。女性の3人に1人が顔、2人に1人が体の乾燥を感じているそうです。そうはいっても仕事や育児に忙しい日々、スキンケアにまで手が回らない、と悩んでいる女性はとても多いでしょう。
そこで取り入れたいのが、手軽に飲めるサプリメントです。頬をはじめ、気になるひじ、足の甲のカサカサや手入れしづらい背中も乾燥にくくなる効果が期待できます。
蒟蒻由来グルコシルセラミドの効果に着目!
資生堂から発売されている「飲む肌ケア」は、1日分の3粒に蒟蒻由来グルコシルセラミド1,800ugが含まれています。これは蒟蒻9枚分(1枚あたり250gとした場合)に相当する量です。ほかにも、玄米黒酢、コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンB1などの成分が配合されています。
1日の摂取量は3粒(2.4キロカロリー)で、ダイエット中の人でも安心です。香りや味もやさしい小さめの錠剤タイプは持ち運びにも便利。いつでも気軽にセラミドを摂取できます。
ただ、「飲む肌ケア」はすぐに効果が出るものではありません。資生堂が行ったテストでもある程度続けて飲み続ける事により効果が出ることがわかっています。20日分で1袋となっていますので、まずは1袋お試しで飲み、体に合うようなら継続してみてはいかがでしょうか?
「飲む肌ケア」は資生堂初の機能性表示食品
「機能性表示食品」とは、2015年にスタートした新しい制度で、販売前に安全性や機能性の根拠に関する情報などを消費者庁長官へ届け出なければなりません。届出表示に蒟蒻由来グルコシルセラミドが含まれることや、蒟蒻由来グルコシルセラミドが肌の水分を逃がしにくくすることが報告されており、肌の乾燥が気になる人向けであることが明記されています。その内容は消費者庁のウェブサイトでも確認できます。
「飲む肌ケア」は資生堂初の機能性表示食品ですが、資生堂オンラインショップ「ワタシプラス」やアマゾンでも購入可能なのも便利です。また、販売ページには「飲み続けていると肌の悩みが軽減された」という口コミも。手軽に摂れる機能性食品「飲む肌ケア」でキレイをキープする習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
簡単ケアでより快適な日々を!
- 蒟蒻には食物繊維のグルコマンナンや肌に良い蒟蒻セラミドが含まれている
- 肌荒れやかゆみ、しわなどの原因になる乾燥ケアは必須
- 乾燥ケアには蒟蒻のほかセラミド入りの化粧品やサプリメントで補うとよい
蒟蒻という身近な食材で乾燥ケアができるのはうれしいですよね。また、蒟蒻に含まれるセラミドが配合された化粧品やサプリも数多く出ていますので、それらも上手に利用し、乾燥から肌を守りましょう!