公開日:2017/05/17 

生理時の頭痛に効く薬ベスト3!選び方のコツと成分の違い

みなさんは生理のときに起こる頭痛にどう対応していますか?多くの女性が生理痛の1つである『生理時の頭痛』に悩まされているのではないでしょうか。生理時の頭痛の対処法として1番にあげられること、それは頭痛薬の服用だと思います。

でも、実際に市販の頭痛薬を買いに行ってみると、とてもたくさんの種類があり、その効果も色々あって、どういう頭痛薬を選べばよいのか迷ってしまうのが本音でしょう。色々な頭痛薬を試しても、なかなか効果がでない人は、頭痛薬の選び方を間違っている可能性があります。

そもそも、頭痛には様々な原因や種類があり、その中で生理中に起こる頭痛は、ほとんどが『血管が拡張することで起こる偏頭痛』であると言われています。そういったことから、生理中に起こる片頭痛に対処できるよう、血管の拡張を鎮めるはたらきのある成分を含んだ、自分に合う薬を選ぶ必要があります。

ここでは、『生理時の不快症状の1つ、『頭痛』に効く薬ベスト3と選び方のコツや成分の違い』についてお話します。

必要な成分『非ステロイド性抗炎症薬』

生理時の頭痛、偏頭痛を鎮めるために服用する薬に必要な成分は、『抗炎症作用』『鎮痛作用』『解熱作用』この3つのはたらきを持つ『非ステロイド性抗炎症薬』を含むものです。

非ステロイド性抗炎症薬の3つのはたらきのうち、『鎮痛作用』が、偏頭痛の症状に作用します。非ステロイド性抗炎症薬の成分表示は『イブプロフェン』『ロキソプロフェンナトリウム』『アスピリン』となっているので、薬を選ぶときには、しっかり確認するとよいでしょう。

最近では、薬の箱に大きく書いてあるので、わかりやすいと思います。生理時の頭痛に対応できるはたらきを持つ薬として、この『非ステロイド性抗炎症薬』を含むものを選ぶと、ピンポイントで症状緩和にはたらいてくれます。

生理のときの頭痛におすすめの薬|ベスト3

ここでは生理時の頭痛によく効くと評判の頭痛薬を3つご紹介します。

◆バファリンルナ/ライオン株式会社

鎮痛作用のある『イブプロフェン』配合で、他には、痛みをだす信号をブロックする『アセトアミノフェン』が含まれています。眠気が少なく、小粒で飲みやすい薬となっています。
そして、鎮痛剤を飲むときの不安要素である副作用、胃の不快症状にもしっかり対応をしていて、胃に負担がかからない薬となっているので安心して飲めます。

*飲み方:15歳以上/1回2錠 1日3回 4時間以上の間隔をあける

◆イブA錠/エスエス製薬

鎮痛作用のある『イブプロフェン』配合の他に、痛みを感じることを抑える『アリルイソプロピルアセチル尿素』、血管の拡張を抑える『無水カフェイン』が配合されています。こちらも小粒で飲みやすい錠剤です。

*飲み方:15歳以上/1回2錠 1日3回 6時間以上の間隔をあける

◆命の母ホワイト/小林製薬

もともと飲んでいる薬との飲み合わせの関係や、副作用が不安で『頭痛薬はちょっと・・・』という方におすすめの漢方薬です。

先程ご紹介した2つの頭痛薬と大きく違う点は、『体調を整えることで頭痛が起きにくい体をつくる』という長いスパンでの作用という点です。11種類の三大婦人用の漢方生薬(自然界にある動植物などを原料としているもの)で、血行改善や生理痛によく効くと、幅広い年代の女性に愛用されています。

頭痛や腰痛だけではなく、心身の不調や生理不順にも効果が高く、実は筆者の周辺のお母さんたちの中で大きな話題となっているんです。頭痛薬の服用に不安な方は、漢方薬から始めてみるのがよいでしょう。

見落とさないで!用法・用量

どの薬にも言えることですが、同じ会社から出された、同じ名前の薬でも、服用回数や用量が違う場合があります。

例えば、同じ会社から出された同じ頭痛薬であっても、頭痛の種類や、症状によって薬の効果を変えている場合があり、その効能から、服用回数が1日2回の場合と3回の場合があったり、服用間隔が、4時間の場合や6時間の場合など、用法・用量が違っていることもあるということなんです。

薬を購入するときだけではなく、服用するときにも確認することを忘れないでくださいね。

薬の飲み方に注意して効果を上げよう

生理時の頭痛に服用する薬の選び方や、おすすめの薬をご紹介してきましたが、最後に頭痛薬の効果を最大限にする飲み方についてお話しします。

大切なことは、ズバリ『薬を飲むタイミング』です。頭痛対処に飲む薬は、基本的に『痛み始めたとき』に飲みましょう。生理時の頭痛に限らず、頭痛は、『痛みが強くなってからだと、薬が効きにくい』とされています。そういったところから、頭が痛くなりだしたら、すぐに薬を服用することが一番効果が高いということになります。

また、生理中、長く続く頭痛には用法・用量をしっかり守った上で、食後に服用することもオススメです。女性は、生理と長期間付き合っていかなければなりません。それと同様に生理痛とも長く付き合っていくことになります。

生理中に起こる不快症状の1つである、ツライ頭痛。症状が軽いうちに対処して治してしまいたいですよね。そういったときに、まずは、自分の症状にしっかり作用する薬を選ばなくてはいけません。

頭痛の症状にピンポイントで作用する薬があれば、あとは、服用するタイミングを工夫するだけです。このように、生理中の頭痛を上手に乗り切っていってくださいね。

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