公開日:2018/03/29
失敗しないきゅうりダイエットとは?成功のコツやレシピを教えます
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最近テレビでも紹介されたきゅうりダイエットですが、本当に効果があるのか疑問に思われている方も多いと思います。きゅうりを食べるだけ、という簡単なきゅうりダイエットについて、その効果や食べ方、おすすめレシピを紹介します。
ダイエットに効果的なきゅうりの成分とは?
そもそも、なぜきゅうりを食べるだけで痩せることができるのでしょうか?きゅうりに含まれるどんな成分がダイエットに効果があるのか、具体的に見ていきましょう。
脂肪分解酵素のホスホリパーゼ
- ホスパリーゼ
代謝を高め、脂肪の燃焼を促す効果があります。
きゅうりには『ホスパリーゼ』という成分が含まれます。このホスパリーゼをきゅうりから効率よく摂取することが、きゅうりダイエットの成功の鍵です。
ホスパリーゼには、他にも体内の毒素や老廃物を排出する効果もあります。また、きゅうりに含まれるホスパリーゼは、ネギやレタス、トマト、キャベツなどの他の野菜に含まれるホスパリーゼと比較して、脂肪分解作用が高く、ダイエットに効果的です。
新陳代謝を高めるシトルリン
- シトルリン
アミノ酸の一種で、血管の拡張効果があり、血流の改善やむくみの解消に効果があります。
また、シトルリンは、天然保湿因子のアミノ酸なので、美肌効果も期待できます。
強い抗酸化作用があるフィトケミカル
- フィトケミカル
強い抗酸化作用を持ち、血管を丈夫にする効果があります。
フィトケミカルは、腸内環境の正常化や、血液をサラサラにしデトックス効果を与えてくれるでしょう。また、抗酸化作用は、老化防止にも効果があります。
成功するきゅうりダイエットの方法とは?
ホスパリーゼやシトルリン、フィトケミカルなどダイエットに効果的な成分を含有するきゅうりですが、どういった摂り方が適しているのでしょうか?以下では、きゅうりダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。
食事の前によく噛んで食べる
きゅうりは、食事の30分前に食べるようにしましょう。食事の前に食べることで、満腹中枢を刺激し、食べ過ぎの防止につながります。きゅうりは、100gあたり14.1kcalととても低カロリーです。食べ応えもあるので、低カロリーで満腹感が得られます。
また、脂肪分解作用のある、ホスパリーゼを効率よく摂取するためには、きゅうりをかたち作る『細胞壁』を壊す必要があります。そのため食べる時はよく噛むことが大切です。1口につき、20回噛むように心がけましょう。
1日に1~2本食べる
きゅうりを食べる本数としては、1日に1〜2本食べるようにしましょう。
すりおろして効果を高める
先ほども説明した通り、脂肪分解作用のあるホスパリーゼは、きゅうりをかたち作る細胞壁に守られています。ホスパリーゼを効率よく摂取するためにおすすめなのが、きゅうりをすりおろしすことです。
すりおろす際には、できれば金属のおろしを使用しましょう。プラスチックなどのものではなく、できれば金属製のものの方がより細かくすりおろすことができ、ホスパリーゼの摂取に効果的です。
効果なしになる?残念なきゅうりダイエット
きゅうりダイエットの具体的な方法がわかったところで、次にその注意点について知っておきましょう。いくらきゅうりダイエットを続けていても、以下の注意点に気をつけなければ効果がでないことも考えられます。正しいダイエット方法で、効率よく痩せましょう。
きゅうりを加熱してしまう
きゅうりを加熱して摂ることはやめましょう。脂肪分解作用のあるホスパリーゼは、熱にとても弱く、きゅうりを加熱すると効果が弱まってしまいます。きゅうりは加熱せず生のまま摂るようにしましょう。
先ほど説明したすりおろして摂る場合には、ミキサーは使用しないようにしましょう。高速回転の熱がきゅうりに伝わってしまう可能性があるためです。きゅうりをすりおろす際には、金おろしを使用しましょう。
痩せたいのに味に飽きて継続できない
きゅうりダイエットは継続が大切です。簡単な方法なので続けやすいとは思いますが、味に飽きてしまうことも考えられます。味に飽きて継続できなくなってしまってはダイエットの効果がでません。油っこいドレッシングなどの味付けはNGですが、塩や梅などで味つけを変化させて、飽きのこないようおいしくきゅうりを食べましょう。
また、きゅうりには水分が多く含まれており、きゅうりを食べ続けると体が冷えてしまいます。体が冷えると代謝が落ちてしまい、ダイエットの効果が下がってしまうでしょう。温野菜などをあわせて摂り、体温の低下を避けて効果的にきゅうりダイエットを行いましょう。
人気のきゅうりダイエットレシピ
上記のように、きゅうりダイエットを続けようと思っても、味に飽きてしまって続かない、という場合も考えられます。おいしくきゅうりダイエットを行うために、具体的なきゅうりダイエットのレシピを見ていきましょう。
乳酸菌の力を借りる漬物
簡単にできる漬物のレシピを紹介します。漬けておくだけなので誰でも簡単に調理することができます。
材料
- きゅうり:2本
- 味噌:90g
- 無糖ヨーグルト:30g
- 塩:適量
作り方
- きゅうりを軽く塩で揉む。
- フリーザーバッグなどで混ぜた味噌と無糖ヨーグルトにきゅうりを漬ける。
- 6時間程度漬ける。
食べる時には味噌を落としても良いですが、軽く味噌がついた状態でも美味しく食べられます。また、味噌ヨーグルトに輪切りの唐辛子を入れて漬けると、ピリ辛になって、違った味を楽しめるでしょう。
一度漬けた味噌ヨーグルトは、繰り返しきゅうりを漬けても問題ありません。何度か漬けて、水気が多くなったら捨てましょう。
すりおろしきゅうりをドレッシングに
きゅうりはすりおろして食べた方がよいとわかっても、どうおいしく食べたら良いかわからないという方も多いと思います。そんな方におすすめできるのがこの和風ゴマきゅうりドレッシングです。
材料
- きゅうり:100g
- 醤油:100ml
- 夏みかん搾り汁:大さじ4
- ごま油:大さじ3
作り方
- きゅうりをすりおろす。
- すりおろしたきゅうりに、夏みかんの搾り汁と醤油、ごま油を加えて泡立て器でよくまぜる。
とても簡単に調理できるため、毎日サラダなどにかけて食べても良いでしょう。
果物と合わせて作るスムージー
きゅうりダイエットを続けていると、きゅうり独特の匂いが嫌になる方もいます。そんな方におすすめできるのが、スムージーです。
材料
- きゅうり(スライスして冷凍):2〜3本
- 蜂蜜:大さじ2
- レモン:1/2個
- 水:300cc
- ミント:適宜
作り方
- きゅうりをスライスして冷凍する。
- きゅうりと蜂蜜、レモン、水をミキサーにかける。
- ミントを飾って完成。
レモンの量を増やすと、きゅうりの独特の匂いが消えて、きゅうりの匂いが苦手な方でも問題なく飲むことができます。蜂蜜やレモンの量はお好みで変えても構いません。
お手軽きゅうりダイエットで健康的に痩せよう
きゅうりダイエットは、きゅうりを食べるだけの簡単なダイエット方法です。
加熱をなるべく避けること、1口20回を目安によく噛んで食べることや、すりおろして摂ることなど、ポイントを押さえて効果的にダイエットを進めましょう。
また、味に飽きてしまってきゅうりが食べられなくなってしまっては問題です。紹介したレシピを参考に、おいしくきゅうりを食べて、ダイエット長く継続しましょう。
朝・昼・夜などの食事の前に食べられるタイミングで、1本を摂るようにすれば、問題ないでしょう。