公開日:2017/06/15
ダイエット中に太らない!?中華料理をランチで楽しむ方法
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中華料理はおいしいけれどカロリーが高いからダイエット中は「NG」と考える人が多いはず。でも、中華料理には、野菜がたっぷりと含まれているので、メニューの選び方を工夫してみましょう。ランチにおすすめの太らない中華料理の選び方を紹介します!
中華料理はダイエットに向く?向かない?
中華料理は油が多く味が濃い
「美味しいものは、脂肪と糖でできている」というフレーズがCMで使われたことがあります。それが正しいかどうかは置いておいて、実際日本人が好む中華料理は和食に比べると油を多く使っており、味付けも濃いため、ついつい白いご飯が進んでしまいます。
しかし、ダシがしっかり効いたものを選べば、薄味でも満足できる食事ができますよね。そして、そのような料理の代表が「和食」ということになるのかもしれません。和食がヘルシーでダイエットに効果的といわれる所以です。
ただ、いくら薄味でヘルシーといっても和食ばかりでは、飽きてしまうのが現実。たまにはガッツリと味の濃い中華料理などが食べたくなります。確かに中華料理は和食に比べて油の使用割合は高くなります。しかし、油を使用していてもダイエットの妨げにならない消化吸収のよいメニューを選ぶことは可能です。
ダイエットのときも中華がおすすめな理由
中華料理がダイエットに向いている理由のひとつは「野菜がたくさん使われている」ことです。また、中華料理ではランチでメイン料理に副菜やスープなどがつくこともあり、結果中華料理のランチが「栄養バランスのよい食事」になるのでおすすめです。
特に人気メニューの酢豚や南蛮漬けなどの料理は酢を多く利用しており、健康効果もかなり期待できます。酢には消化や吸収を助ける効果があるため、できるだけ積極的に酢の入った中華料理を食べていきたいですね。
引用元:【医師監修】黒酢はいつ飲むと効果的?黒酢の正しい活用方法 | ヘルスケア大学
このように、中華料理にはダイエットに向いている料理が意外に多く、ダイエット中でもダイエットに適したメニューを選べば中華料理のランチを楽しむことができるのです。
栄養のバランスを考えて食事をしストレスをためない
ダイエットの食事制限で注意したいことは二つあります。
- 何かを食べたいのに食べられないことによるストレス
- 食事をしないことで栄養バランスが崩れること
まず食事制限については、短時間なら大丈夫でも長時間だと耐えがたく、食事ができないことによるストレスによってダイエットそのものの継続が難しくなります。
また、栄養バランスが崩れるのは、食事制限をすることによって栄養が偏りがちになるためです。その結果、食事制限をしてダイエットをした人がリバウンドしてしまった場合、体脂肪率がダイエットをする前より高くなったり代謝が悪くなったりします。
代謝が悪いと脂肪が燃えにくくなるため、痩せにくい体質になりダイエットを頑張っているのに痩せられない状態になって、それがストレスを招くと言う悪循環に陥ってしまいます。そのようなときには、食事制限でダイエットをするというスタイル自体を見直すことも必要です。
ランチメニューで中華料理を選ぶポイント
「ダブル炭水化物」は控えよう
中華料理店のランチではよく「ラーメン+ライス」のセットが用意されています。お得な値段でお腹いっぱいになれるからと、そのセットをつい注文してしまう人も多いはず。「ラーメンのスープにライスを浸して」なんて、至福のひと時を想像するだけで生唾が出てきそうですが、ダイエット中はもちろんNGです。
このセットは、消化する際に糖質に変化する炭水化物がラーメンとライスの両方に含まれているため、「ダブル炭水化物の組み合わせ」となります。この「ダブル炭水化物」は、炭水化物を多く摂り過ぎてしまうためダイエット中の人は控えましょう。
ラーメンのみでも、その中には糖質や脂肪、塩分が多く含まれているのでダイエット中の人にはあまりおすすめできません。
しかし、どうしてもラーメンを食べたくなったときは、麺を少なめにしたり、スープを飲まないようにしたりなどで対応しましょう。
揚げ物NG!中華料理の調理法に気をつける
中華料理で人気の鶏の唐揚げや春巻き、揚げ餃子などの揚げ物は他のメニューより油を多く使っているためカロリー摂取過多になりやすいです。そのため、ダイエット中の人は中華料理のメニューの中でもできるだけ揚げ物を選ばないのがおすすめです。
また、中華料理では、肉や野菜をさっと油にくぐらせる「油通し」という下処理をしていることがあります。この場合も、揚げ物と同じように油を多く摂取することになるのでダイエットには向かず、中華料理のメニューを選ぶときに揚げ物ではないから大丈夫と安心してはいけません。
油通しは炒め系の食材に多く使用されています。そのため、ダイエット中の人は蒸し物・煮物を優先して選び、炒め物や揚げ物は控えめにするのが良いです。
油以外で注意が必要なのは、蒸してあるから安心と思いがちな「点心」です。点心は皮が小麦粉でできているので、食べ過ぎると炭水化物(=糖質)を多く摂取してしまうことになります。ダイエット中の人は、調理法と素材に気をつけて中華料理のメニューを選ぶことが大切です。
中華料理を食べる時は中国茶も一緒に注文して脂肪を撃退!
ダイエット中の人には、料理と一緒に温かい中国茶を注文するのもおすすめできます。
中国茶は、茶葉の発酵の仕方や製造方法によって、大まかに言うと緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶の6種類に分けられます。中国茶で代表的なものにはウーロン茶、プーアール茶、ジャスミン茶などがあります。
脂っこい料理やメニューのときに「ウーロン茶」をオーダーする方も多いでしょう。ウーロン茶には、「ウーロン茶重合ポリフェノール」という成分が含まれていて、これには脂肪分とくっついて便と一緒に体外に出してしまう働きがあります。
脂肪は吸収されずに外に出てしまうので、「ウーロン茶重合ポリフェノール」は体内での脂肪の吸収を阻止するという点で注目されています。ウーロン茶のほかにも、脂の体内への吸収を抑える効果が期待できる中国茶があるので見てみましょう。
プーアール茶 代表的な中国茶です。プーアール茶の発酵成分が脂肪分解酵素の分泌を促進し、脂肪の分解を助けるとされます。また、体内への吸収を防ぐ効果も期待できます。
引用元:【医師監修】中性脂肪を下げるお茶とは | ヘルスケア大学
ランチにおすすめの太らない中華メニュー
中華料理で人気の「レバニラ炒め」は鉄分補給におすすめ!
中華料理のレバニラ炒めに入っているレバーは、脂質が少なく鉄分が豊富に含まれているため、鉄分が不足しがちな女性にとっては嬉しい食品といえるでしょう。
さらに、レバーにはタンパク質を作り出す働きのある葉酸も含まれているので、足りない必要な栄養素が摂れるという点でダイエット中の人にはぴったりです。
また、レバーには美肌を保つのに効果があるビタミンAやビタミンB2も多く含まれています。レバーの下処理で油通しされていることもありますが、ビタミンAは脂溶性ビタミンと呼ばれ、油と一緒に食べることで吸収力がアップします。
ですから、レバニラ炒めは油が多いから避けよう、とマイナスにとらえ過ぎなくても大丈夫です。レバニラ炒めは炒め物なので油が多い分、ご飯は控えめにすることで、カロリーのバランスを調整すれば問題なしです。
野菜とお肉のバランスがよい「回鍋肉」もおすすめ
キャベツがたっぷりと使用されている回鍋肉もダイエット中におすすめのメニューのひとつです。ダイエット中の人にとって、キャベツに含まれるビタミンや食物繊維だけではなく、豚バラ肉でタンパク質もきちんと摂取できるところもポイントが高い理由になります。
豚バラ肉は豚肉の部位の中でも脂肪を多く含んでいる部分なので、ダイエット中の人は食べていいの?と不安になりますが、ヒレやももなどに比べて腹持ちがよいので、ランチで食べれば間食を防ぐことができます。
豚バラ肉には、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1や脂肪を燃焼してエネルギーに変えるカルニチンも多く含まれているのが嬉しいですね。
特にダイエット中の人は野菜を多く食べようと心がけるあまり、身体の中にタンパク質が不足してしまいがちになります。タンパク質は体をつくる大切な栄養素なので、ダイエット中の人は意識してとり入れるようにしましょう。
複数の野菜が食べられるから「八宝菜」もOK
八宝菜の「八」は8種類の具材という意味ではなく、「たくさんの」という意味があり、その名の通り、白菜や人参、竹の子、お肉などの複数の食材が豊富に入っています。そのため、ダイエット中でなかなか栄養が摂りにくい人でもビタミンやタンパク質をバランスよく摂取することができます。
使用している油の量も少ないので、カロリーをあまり気にせず食べられるところがよいですね。お店ごとに入っている具材が異なるので、ダイエット中のランチは八宝菜めぐりをするのも楽しくておすすめです。
八宝菜は野菜の中でも根菜の使用率が高く、根菜には代謝が良くなる効果があり、さらに便秘を改善する食物繊維も摂れるのでダイエットをしている人にはもってこいです。
ランチは太らない中華料理でストレスフリー
ランチで太らないように中華料理を選ぶポイントは、次の通りです。
- ダイエット中の栄養が補えるようにビタミンやタンパク質を多く含む食材をバランスよく摂る
- 糖質と脂肪の少ない中華料理のメニュー選びが大切
- 中華料理と一緒に中国茶を飲んで脂肪の吸収を抑える
中華料理は、ダイエット中はNGだと考えている人が多いですが、メニュー選びを間違えなければダイエットの味方になってくれる料理なのです。