公開日:2017/11/13
乾燥肌と敏感肌の化粧水選びとスキンケア
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乾燥肌ケアと敏感肌ケアはそれぞれ全く別なことをしなければならないというわけではありません。肌の乾燥と敏感さの原因は「肌のバリア機能低下」。そのため、保湿ケアの有効性は高いと言えるでしょう。
そのような視点から必要な成分とケア化粧水を選んでいけば、おのずと候補は絞られてくるはずです。ぜひこのページを参考にして、乾燥肌&敏感肌の両方へアプローチ可能な「良質化粧水」を見つけましょう!
乾燥肌・敏感肌はどんな化粧水を選べばいいの?
本来、健康な肌には、紫外線やほこり、細菌などの刺激から生体を守ってくれる「バリア機能」が備わっています。しかし、先天的な敏感肌の方や、乾燥肌が進んだ方では、このバリア機能が弱くなり、化粧水などの刺激で肌がヒリヒリするようになってしまうのです。
すると、使える化粧水が限られてくるため、敏感肌・乾燥肌共にその選び方も難しくなります。敏感肌は、体質やアレルギーなどが原因となることもありますが、乾燥から敏感肌の症状が発生してしまう場合が多いよう。
乾燥肌、敏感肌のいずれも、必要なケアは「バリア」と「保湿」という点では共通しているのです。このページではそんな敏感・乾燥肌のための化粧水選びスキンケアを説明します!
乾燥が進むと肌は敏感に
乾燥肌と敏感肌の深い関係を「角質層」から理解しましょう。肌のいちばん外側にある「角質層」は「角質細胞」と、その隙間を満たしてつなぎ止める「細胞間脂質」でできています。
この「細胞間脂質」の50%以上を占める主成分が「セラミド」です。セラミドが不足すると角質細胞の間に隙間ができて、そこから水分が蒸発するため、肌は乾燥した状態となります。
さらに、隙間が多く乾燥した肌はバリア機能が壊れ、外部刺激にも弱く、紫外線や摩擦によるダメージを受けやすく、肌内部で微弱な炎症が発生します。
すると、化粧がしみたり、ヒリヒリしたりかゆみが出るなどの敏感肌の状態に…この炎症から発生する刺激物質が肌のコラーゲンを切断し、ハリを失わせ、ほうれい線などのエイジング現象に繋がるのです。
角質層の乱れは、肌のバリア機能を低下させ、乾燥肌とともに敏感肌の原因ともなっています。
バリア機能を高めるスキンケアのポイント
肌のバリア機能を高めるスキンケアではまず、失った水分を補給することが大切。同時に、補給した水分を逃がさないように「セラミド」や「アミノ酸」などの保湿成分が配合された化粧水を使用し「水分保持力の高い肌」を目指しましょう。
なお、化粧水を使用する場合は、浸透させようと強くたたいたりすることは避けます。特に「拭き取り化粧水」はなるべく使用を避けるか、どうしても使用する場合はこすり過ぎには細心の注意を。
洗顔時に熱いお湯を使用したり、強くこすったり洗い過ぎたりしてしまうと「セラミド」や「必要な皮脂」も落としてしまう結果となります。オイルクレンジングなどの強い洗顔も使用しないほうがベターでしょう。
このようにケアしていけば、セラミドが肌の隙間を埋めて水分をキープし、刺激から肌を守る状態を保ってくれるようになります。つまり「肌のバリア機能が回復してくる」のです。
なお、肌のターンオーバーの乱れも乾燥や敏感肌の原因になるので、新陳代謝をよくしたり、ストレスをためない生活を心がけましょう。また、化粧水だけでは肌のバリア機能はサポートしきれません。
化粧水の後は、乾燥肌内部の炎症を抑える成分が配合された美容液や、バリア機能を強力にサポートしてくれる保湿クリームなどを使用して、肌のバリア機能を高めるためのスキンケアを行なうようにしましょう。
乾燥肌さんにおすすめの化粧水3選
1位:DECENCIA アヤナス ローション コンセントレート
価格 | トライアルセット1,480円(税込 / 送料無料) |
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内容量 | 10日分 |
乾燥肌や敏感肌のバリア力を高める化粧水として筆頭にあげたい化粧水が乾燥肌・敏感肌女性に大好評の「アヤナス ローション コンセントレート」。
通常のセラミドの約4倍も浸透する「セラミドナノスフィア」&角層表面で留まり潤いを逃がさない「アクティブプール成分」が、乾燥肌の潤い&バリア機能をサポートしてくれます。
特許取得のバリアクリーム「アヤナス クリーム コンセントレート」も併せて使えば、「鬼に金棒」!高品質な乾燥肌・敏感肌用化粧水として、特有のエイジング原因にピンポイントでアプローチ、同時にエイジングケアもできる点が大きなポイント!今最も試して頂きたい化粧水です。
「DECENCIA」は、ポーラ・オルビスグループの敏感肌・乾燥肌スキンケア専門ブランド。さすが「敏感肌と乾燥肌のことを知り尽くしたブランド」という納得の結果になりました。
2位:アクセーヌ セル モイスチュアウォーター
価格 | 5,250円(税込 / 販売終了) |
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内容量 | 150ml |
乾燥した肌へ保湿成分「加水分解アルギン」「オリゴペプチド」がダブルで浸透。
オリジナル理論「ACS」の考え方を反映させた低刺激仕様も嬉しい「セル モイスチュアウォーター」は「アクセーヌ」の化粧水です。バリア機能の弱った肌への使用感も優しく、確実に潤いを与えてゆくことが期待できる製品と言えるでしょう。
3位:クリニーク クラリファイング モイスチャーローション1
価格 | 6,048円(税込 / 5,000円以上で送料無料) |
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内容量 | 400ml |
「溜まってしまった古い角質」は肌をくすませ、透明感を奪います。クリニークの「クラリファイング モイスチャーローション1」はそのような角質を拭き取りながら落とすことが可能な化粧水です。
ただ「拭き取り化粧水」と聞いたときの一般的なイメージ「乾燥しそう…」といった心配はあります。敏感な状態まで進んだ乾燥肌に使う場合は、敏感な場所を避けて使用したほうが良い化粧水といえるでしょう。
乾燥が気になる肌。水分を補給しても蒸発している可能性が高いため「化粧水選び」は最も気をつけたいポイントです。
化粧水は、やはりしっとりタイプなど乾燥肌向けの製品がおすすめですが、補給した水分を逃がさないようにするためにも「バリア機能を意識した成分」が配合された製品を特におすすめします。水分を補給するだけでなく、水分を保つヒアルロン酸やコエンザイム、セラミド、コラーゲンなどの成分を補い、それらをきちんと浸透させることで、狙った効果が得られますよ。
そして、乾燥するとバリア機能も落ちて肌は敏感に。これは化粧水がしみてしまう「乾燥性敏感肌」の状態です。いずれにしても刺激の強い成分は乾燥肌にとって「百害あって一利なし」なので避けましょう。サンプルなどを手に入れてパッチテストをおこなえば、購入前に刺激の強い成分や肌に合わない成分が含まれていないか試してみることができますよ。
さらに、年齢や季節によっても肌状態は変わるため、必要なケアは異なってきます。混合肌の人の場合では化粧水の使い分けも必要になってくるでしょう。
乾燥肌さんへ特におすすめしたい化粧水に共通しているのが「肌のバリア機能にとってプラスであること」が期待できる点。乾燥で弱ったバリア機能へアプローチすることで、乾燥性敏感肌を避けることが期待できるほか、補給した肌の水分が蒸発しにくくなるというメリットもあります。
今回ご紹介した潤い化粧水はいずれも良質なものばかりなので、まずはサンプルなどを取り寄せてお試し下さい。例えば「おすすめ1」で紹介した「DECENCIA アヤナス ローション コンセントレート」などは「30日間の全額返金保証」(使用後も可)が設けられており、気軽に試すことが可能です。
このページでまず理解して頂きたかったことは「乾燥肌と敏感肌には密接な関係がある」ということです。肌のバリア機能を担う「角質」の働きは、充分な水分によって保たれているのですね。
そのため、良質な化粧水とは「肌へ優しくて、潤い&キープが期待できる製品」と言えるでしょう。もちろん、肌へ負担をかけないスキンケアをご自分で徹底することも大切なので、迷ったらこのページを何度も読み返してみて下さいね!
超乾燥肌さんのための保湿化粧水選び
普通の乾燥肌より乾燥を感じやすい「超乾燥肌」。普通の乾燥肌用化粧水で保湿しても、すぐにまた乾燥してしまう。しかもただでさえ乾燥が悩みなのに、さらに乾燥して粉を吹いてしまう、化粧水がしみる、といったことはありませんか?
こんな超乾燥肌の1番の問題は「肌本来のバリア機能が弱っていること」です。肌のバリア機能は乾燥肌を外部刺激から守るだけでなく、肌内部の水分を保持する役割も担っています。
超乾燥肌さんに起こりがちなバリア機能の弱った状態では、乾燥した空気などの外部刺激が入り込むだけでなく、肌内部の水分が逃げやすくなっており、さらに乾燥が進むという悪循環に陥ります。
このような超乾燥肌は、すでに「超敏感肌」と同じような状態です。このページではそんな超乾燥肌さん向けの化粧水選びをお手伝いします!
「超乾燥肌」には普通の乾燥肌化粧水ではダメ?
「超乾燥肌」の肌の中では何が起きているのでしょうか?肌のいちばん外側にある角質層は、水分を保つセラミドによって隙間が埋められています。
しかしセラミドが不足すると、外部刺激をブロックする「肌のバリア機能」も低下。当然、肌が水分を保持する力も弱くなるので、補給した水分がすぐに逃げてしまうような「超乾燥肌状態」となるのです。
このような「超乾燥肌」の状態では、水分補給だけの化粧水や保湿クリームを使っていても乾燥は改善しません。そこで、ナノサイズの「ヒト型ナノセラミド」での深い水分補給や、肌本来のバリア機能をサポートしてくれる特殊な製法のバリアクリームなどで、「水分補給とバリア機能ケアを同時に行なうこと」がとても重要です。
こういった化粧水や保湿クリームを使用しても超乾燥肌が改善しない場合は、皮膚科へ行って診断を受け、皮膚科医の指示を受けることも検討しなくてはならないでしょう。
超乾燥肌は「超敏感肌」の可能性も
超乾燥肌だと自覚していて、さらに化粧水をつけた時の少しの刺激でもしみたり、かゆみや炎症を起こすような状態であれば「超敏感肌」を疑う必要があるでしょう。
健康な肌は角層のキメが整っており、紫外線やほこり、ウイルスなどの外部刺激から肌を守る「バリア機能」が備わっています。しかし、肌が乾燥して水分や皮脂が不足し、角質層が荒れると、角層のバリアに隙間ができてしまい、バリア機能が弱まるのです。
そのため、肌が刺激を受けやすくなってしまいます。バリア機能が弱まることで乾燥肌の水分保持機能も一緒に弱まり、水分を保持する役割の「皮脂」、アミノ酸などの「天然保湿成分」(NMF)、「セラミド」を主成分とする「細胞間脂質」も不足していきます。
このようなプロセスで「超乾燥肌」が生まれるのです。これは自覚症状としては「乾燥が進んだ」ということになるのですが、肌状態的には「超敏感肌」と呼べる状態です。
超敏感肌の状態では、症状として現れている「乾燥」だけに注目しがちですが、そうすると「肌への水分補給」が全てになってしまい、超乾燥肌の原因のひとつである「バリア機能」のケアが全くできていないことになります。超乾燥肌の方は化粧水での「肌への水分補給」と同時に「肌のバリア機能のケア」も忘れずに行なうようにしましょう。
超乾燥肌向け化粧水には肌本来の力を引き出すケアが必要
「超乾燥肌」向けの化粧水を選ぶ時は「肌本来の力を引き出す」ようなケアを心がけましょう。まずは、超乾燥肌に不足している「セラミド」を補給し、水分を超乾燥肌へ与えてあげること。
そして、乾燥している肌を保湿し、バリア機能を高めるクリームを併用することが重要です。超乾燥肌は刺激にも弱くなっているので、保湿効果が高いだけでなく、肌への刺激が少ない「敏感肌用の洗顔や化粧水」を選んでケアしていくことも良い選択でしょう。
なお、紫外線対策に必須の「日焼け止め」も紫外線吸収剤を使用しているものは刺激が強いので、紫外線吸収剤不使用のものを選びましょう。「クレンジング」については洗浄力の強いオイルタイプよりも、肌に優しいリキッドやクリームがおすすめ。
その後、セラミドナノスフィアなどより深い浸透力を持ったセラミドケアや、超乾燥肌の内部で既に起きてしまっている微弱炎症を抑えるコウキエキスなどを配合した化粧水で、超乾燥肌の原因と肌本来の力を引き出すケアをしてあげるのが、超乾燥肌を化粧水から改善する近道でしょう。
また、化粧水だけで超乾燥肌を治そうと思わないでください。上記のようなケアをした後は肌のバリア機能を強化しつつ、保湿もできるクリームでしっかり最後にフタをしてあげることは必須です。
なお、どんなに低刺激な化粧水やクリームでも「たたきこんでつける」などの刺激は避けましょう。
超乾燥肌では、バリア機能の低下による「乾燥の加速」が起こっています。このような状態の肌は、化粧水選びでも細心の注意を払わなくてはなりません。通常の乾燥肌用化粧水と合わせて敏感肌用の化粧水も選択肢に入れた方が良いでしょう。
また、超乾燥肌は化粧水だけで改善するものではありません。しっかりと超乾燥肌へ水分補給をしてくれる化粧水や美容液と同時に、超乾燥肌の弱ってしまったバリア機能をサポート・強化してくれるバリア機能をもった保湿クリームで、超乾燥肌の保護と保湿を同時並行できるスキンケアを丁寧にしてあげることが重要です。
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