公開日:2017/05/12 

マスクしたらメガネ曇る!一工夫でマスクしても曇らない方法

感染症予防や花粉症対策に必需品なのがマスクです。しかし、日常的にメガネをかけている方にとって、レンズが曇ってしまうという悩みを抱えているかたも多いのではないでしょうか?この記事ではメガネが曇る原因と対策について解説していきます。

マスクをするとメガネが曇るのはなぜ?

メガネが曇る原因は結露によるもの

メガネが曇る原因の多くは結露によるものと考えられます。寒い季節になると、窓ガラスの内側に水滴がついていることがあると思いますが、メガネが曇るのはそれと同じ原理となっているのです。

結露が発生する原理としては、空気は水蒸気を含むことができる限界量が決まっていて、その限界量が超えたときに結露が発生します。空気の限界量を超えた水蒸気は空気中に存在することができないため、水滴となってガラスなどに付着するのです。これが結露と呼ばれるものなんですね。

そして、マスクをすることにより、息はメガネのレンズにかかりやすくなります。息には水蒸気が含まれているため、その水蒸気がレンズと息の温度差によって結露が発生し、レンズが曇ります。これがレンズが曇る原因となっているのです。

レンズの傷汚れも曇りの原因に

一見綺麗に見えるメガネでも、レンズには目に見えにくい小さな傷や汚れが付いていることがありますよね。この傷や汚れが粒子の小さい水滴を付着させる手助けとなり、メガネのレンズを曇らせる原因ともなってしまうのです。メガネをしっかりと洗浄した状態と比べると、レンズを軽く拭いただけでは皮脂やホコリなどの小さな汚れは取れにくく、曇りやすくなると考えられます。

また、傷や汚れが付いた状態で、メガネを乾いた布で拭いてしまうと、メガネのレンズに施されているコーティングが剥がれやすくなってしまいます。コーティングが剥がれることによりレンズに元々施されているくもり止め防止効果もなくなってしまうため、注意が必要です。

マスク付け方、サイズが合っていない

メガネが曇る原因は、レンズに暖かい空気が触れ、空気中の水分が結露となって付着することが原因です。つまり、サイズの合っていないマスクを付けることで、マスクから漏れ出した息がメガネにかかり、結露となってメガネを曇らせる原因となってしまいます。

また、息が漏れているということは、裏を返せば花粉やウィルスなどもその隙間から侵入することができるということです。サイズに合ったマスクで顔と密着させるように装着することで、メガネの曇りを防ぐだけでなく、本来の目的の一つである花粉やウィルスの侵入をしっかり防ぐ効果を期待することもできます。

メガネの曇り対策だけでなく、花粉や感染症予防の観点からもマスクの付け方やサイズが大切になってきます。

マスクをしてもメガネが曇らない方法

曇りにくいマスクの選び方のポイント

顔のサイズに合っていないマスクを使用すると隙間ができ、息が漏れてマスクが曇るだけでなく、花粉やウィルスが侵入する原因になります。

【マスクサイズの測り方】
  • 1.親指と人差し指でL字型を作る。
  • 2.L字型にした状態で、耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻の付け根から1cm下のところに人差し指の先端を当てる。
  • 3.親指から人差し指までの長さを測る。

引用元:一般社団法人 日本衛星材料工業連合会

また、マスクの上部にワイヤーが入っているタイプを選ぶと、ワイヤーを調節することで、肌とマスクの密着度を高めることができます。そうするとマスクから息が漏れにくくなるため、レンズの曇り防止に繋がるのです。

マスクから息が漏れるのを防ぐ方法

マスクの付け方を工夫することで、曇りの原因である息漏れを防ぐ効果が期待できます。

ワイヤー入りのマスクの上部を外側に1センチ程度しっかりと折り込むことで、ワイヤーのホールド力が高くなり、外側に折り込んだことにより肌に触れる部分は顔のカーブに合わせて柔らかく沿うようになり息が漏れるのを防いでくれます。折り込んだ部分をメガネに少しだけ挟み込むように装着するのがポイントです。

また、マスクの内側に何度か折り返したティッシュペーパーもしくはガーゼを挟むのも効果的。ティッシュやガーゼを挟み込むことにより、鼻とマスクの密着度が高まります。ただ挟み込むだけでも良いですが、ズレが気になる方は両面テープでマスクとティッシュやガーゼを固定すると良いでしょう。

正しいメンテナンスで傷や汚れを防止

レンズに傷や汚れがあると結露が付着しやすくなります。こまめにレンズを拭き取るようにしましょう。なんだか見づらいと感じた時はレンズが汚れているサインです。ポイントは、まずレンズを濡らすこと。乾いた状態でゴシゴシ拭いてしまうとレンズのコーティングが剥がれる原因になってしまうからです。

まずは水洗いしてティッシュで優しく水分を拭き取り、その後メガネ拭きで拭きます。汚れがひどい場合は専用のクリーナーを使うか、中性洗剤を薄めたものでも代用することができますよ。汚れが落ちたらしっかりと洗剤を水で洗い流します。

仕上げはメガネふきやマイクロファイバーなどのやわらかい布で拭くようにしましょう。粗い布で拭くとレンズが傷つく原因になるので避けたほうがよさそうです。

マスクによるメガネの曇り対策グッズ

メガネのくもり止め濃密ジェル

マスクをつけているときはもちろん、日常には寒い屋外から暖かい室内に入ったときなど、さまざまなシーンでメガネが曇ってしまうをことがあります。「くもり止め濃密ジェル」は、米粒程度(直径5mm程度)の大きさのジェルをレンズに垂らし、塗りこむようにふき取ることによってジェルがレンズに皮膜を形成し、曇り止め効果が期待できるとされているんです。

「くもり止め濃密ジェル」は、レンズに塗った後に乾燥をさせる時間が不要なことや、従来品とくらべて耐久性がUPしているため、塗る回数が少なくても持続的な効果を期待することができます。

ジェルを塗る前は、メガネを水でキレイに洗うのがポイントです。ほこりなどが付いているとレンズを傷つける原因となるため注意が必要です。

【商品情報】


メガネくもり止めシートクリーナー

「メガネくもり止めシートクリーナー」は個装されているウェットシートタイプのシートクリーナーです。使い方はいたって簡単で、個装袋からシートクリーナーを取り出してメガネのレンズを拭くだけで完了です。事前の水洗いなどが必要ないため、気がついたときにどこでもさっとメガネをキレイにすることができます。

「メガネくもり止めシートクリーナー」は、汚れたメガネのレンズがキレイになるだけでなく、特殊くもり防止剤の効果によりくもり止め効果が長く続くのが特徴です。

花粉症の季節など、マスクをして外出する機会が多い時期には、外出先でも気軽にメガネの汚れを落とすことができ、くもり止め効果まで期待できるので、ポケットに忍ばせておくと便利なアイテムとなっています。

【商品情報】


ノーズクッション付き快適ガードプロ

「ノーズクッション付き快適ガードプロ」は、鼻の部分にノーズクッションが付いていることにより、ワイヤー入りのマスクよりもマスクと肌の隙間を大幅に減らす効果が期待できます。耳にゴムをかけてマスクが引っ張られることにより、ノーズクッションがつぶれたような感じになり、しっかりとマスクと肌を密着させることができるのです。鼻周辺からの息が漏れ出すのを防ぐことができるため、メガネの曇り対策に効果が期待できるといわれています。「ノーズクッション付き快適ガードプロ」は、1枚ずつ個別包装されているので衛生的に使用することができるだけでなく、持ち歩く際にも便利です。

【商品情報】

  • 「快適ガードプロ プリーツタイプ レギュラーサイズ5枚入り」
  • 参考価格:540円(税込)
  • 販売元:白元アース株式会社

少しの工夫で快適な視界を手に入れよう!

マスクをするとメガネが曇る原因と対策のポイントは、

  • メガネの曇りの原因は、空気の気温差による結露によるもの。
  • マスクをすると息がメガネにかかりやすくなり曇りの原因に。
  • マスクの付け方や曇り止めなどのグッズで曇り止め効果が期待できる。

マスクをする時はほんのひと手間かけることで、メガネの曇りから開放されましょう!

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