公開日:2018/04/23
舞茸でダイエットはできるの?やり方や注意点を紹介します
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スーパーなどで1年中見かける『舞茸』は、味にクセが少なく、さまざまな料理に使いやすい人気の食材です。そんな舞茸だけに含まれる独自の成分は、ダイエット効果が期待できると注目されています。
舞茸ダイエットの方法と注意点をチェックしておきましょう。
舞茸にはどんなダイエット効果があるのか
きのこ類である『舞茸』は、多くの人に低カロリー食材として知られています。ダイエット食材としてきのこを選ぶ人は多いですが、舞茸は次の2つの効果が期待できるとされ、注目が高まっています。
MXフラクションの効果
舞茸の成分に『MXフラクション』があります。これは、ほかのきのこにはない舞茸だけに含まれる特殊な成分です。
- MXフラクション
脂肪の代謝を促し、体内に蓄積された余分な脂肪や、悪玉コレステロールを減少させる働きが期待できると言われています。
脂肪をため込まない体づくりをサポートするので、筋肉量が増えて代謝をアップさせるだけでなく、すでに付いてしまった脂肪の分解をして、『痩せやすい体』に近づいて行けるのです。
舞茸にはさらに『MDフラクション』という成分があります。
- MDフラクション
免疫力を高める成分も含まれており、風邪をひきにくくなるなどの病気の予防効果も期待できるのです。
食物繊維が腸の働きを整える
きのこは食物繊維が多いことも特徴で、その性質は水に溶けずに胃酸にも強い『不溶性食物繊維』です。舞茸のもつ食物繊維の約9割が不溶性食物繊維であり、腸内までしっかり届いて便のかさを増やしながら腸内を刺激します。
それらは腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すので、やがて排便につながります。舞茸を食事に取り入れることによって腸内環境を整えることになり、ダイエットで乱れがちな免疫力の調整や強化にまでつながっていくのです。
舞茸ダイエットのやり方とは
舞茸ダイエットのやり方はとても簡単です。規定量の舞茸を3食の食事に取り入れるだけです。
毎日の食事に舞茸を取り入れる
さまざまなきのこ類の中でも、味やニオイにクセがなく料理のバリエーションも利く便利な舞茸は、1990年ごろから『おがくずを使った人工栽培』により、大量に市場に出回るようになったため、どこのスーパーにも置いてあるおなじみの食材です。
炒める・煮る・揚げる・炊き込みご飯・鍋料理など、和洋中問わずに使える便利なきのこなので、舞茸は毎日の食事に取り入れやすいでしょう。
カレーやみそ汁に『ちょい足し』できるため、料理のレパートリーに自信のない人でも使いやすいので安心です。
冷蔵庫に入れても日持ちはあまりしないため、食べやすい大きさに割いたものをジップロックなどに入れて冷凍保存して、そのままの状態で料理に使えます。
舞茸ダイエットに使う舞茸の量は、1日あたり30~50gを目安に摂取してください。これは一般的にスーパーなどで売られている舞茸のパックの約1/2の量です。
この量の舞茸を1~2食で使ってもよいし、3食に分けてもOKです。負担にならずに続けやすい量と言えるでしょう。
1週間で効果がある場合も
舞茸ダイエットは、早い人では1週間くらいで効果が表れ始めると言われています。毎食舞茸を食べることで独自の成分を積極的に取り入れられるからでしょう。
食物繊維の働きで先に便通が整ってきて、継続していくうちにゆっくりとダイエット効果が出てきたという人もいるなど、効果の現れ方には個人差があります。
早めに効果を上げたい場合は、1度にたくさん食べるのではなく、食事内容を見直し、『最初に舞茸を食べて血糖値の上昇を緩やかにさせる』などの工夫をすることがおすすめです。
舞茸ダイエットの注意点
舞茸をおいしく食べながらダイエットを行うには、いくつか注意点があります。
1日の摂取量を守らないと痩せない?
舞茸ダイエットをするにあたっては、1日の摂取量に注意する必要があります。舞茸なら美味しくて、いくらでも食べられるからといっても、食べ過ぎてはかえって体調を崩してしまう恐れがあります。
多くても1日100~150g程度に留めましょう。舞茸は食物繊維が豊富なため、食べ過ぎると『下痢』や『腹痛』などの症状が出る場合があるほか、同じ食材ばかりを多く摂り過ぎることによって『アレルギー』につながる可能性も否定できないからです。
1日30~50gの量を毎日継続して食べることで、舞茸が痩せやすい体づくりのサポートをしてくれるでしょう。
舞茸の長時間の調理は効果なし?
舞茸が独自に持っている成分『MXフラクション』は熱に弱いという難点があります。炒め物に入れるときなど、熱を通し過ぎるとせっかくの栄養素が分解されてしまいます。
炒め物などによく合う舞茸ですが、最後に舞茸を入れるようにするなど、加熱のしすぎに注意しましょう。しかし、生では食べることができませんのでサッと火を通すことが必須です。
また、水に溶けだしやすい性質があるので、舞茸を使ったスープやみそ汁、煮物などは汁ごと全部食べるようにしましょう。舞茸の成分が溶けだして、見た目に黒っぽい汁になっても捨てずにいただきましょう。
効果を高めるために運動と併用も一考
ダイエット番組で芸人のキンタロー。さんなどが舞茸ダイエットを取り入れて、大幅に痩せたことで話題になりました。彼女達のほとんどが、食事だけでなく『筋トレやウォーキング』などの運動を同時に取り入れていました。
それは、舞茸独自の成分であるMXフラクションは、脂肪を分解する能力には長けているが、『脂肪を燃やす働きは弱い』からです。
とくに『ザ・たっち』の2人は、ハードなトレーニングを取り入れて40日間で10㎏もの減量に成功しています。舞茸ダイエットをするなら、ぜひ運動を取り入れて中性脂肪までガッツリ分解し、燃焼してしまいましょう。
舞茸ダイエットのおすすめレシピ
舞茸は簡単な調理方法で、その大切な栄養素を逃さずに食べられるのが1番です。今日のメニューの参考にしてほしいおすすめのレシピを2つ紹介します。どちらも分量は2人分になります。
ポン酢でさっぱりレンジ蒸し
舞茸のダイエット効果として余すことなくいただきたい成分『MXフラクション』は熱に弱いため、レンジで素早く調理することで栄養を逃さず頂くことができます。
材料
- 舞茸:100g
- ポン酢:適宜
- ごま油:少々
- 刻みネギ:適宜
作り方
- 舞茸は洗わずに食べやすく割いて、耐熱容器に広げラップはふんわりとかけておきます。
- 500Wで3分20秒程度温めてください。
- 出た汁も全部味わいましょう。
野菜も摂れて嬉しい舞茸スープ
ありあわせの野菜と一緒に舞茸スープはいかがですか?材料の野菜はほんの一例です。
材料
- キャベツ:80g
- 玉ねぎ:1/2個
- 人参:1/4本
- 長ネギ:1/2本
- 舞茸:1パック
- ぶなしめじ:1/4パック
- ベーコン:2枚
- 水:400ml
- コンソメキューブ:1個
- 塩・胡椒:適宜
作り方
- ベーコンや野菜を食べやすく切る。
- 舞茸をあらかじめ油でサッと炒める。
- コンソメスープと水で煮込む。
- 塩コショウで味を調えて出来上がりです。
牛乳や豆乳を加えてもOKです。
舞茸を取り入れてダイエットにチャレンジしよう
舞茸は他の食材と合わせても邪魔にならず、普段の料理にプラスすることで健康的なダイエットメニューに早変わりします。
なにより、舞茸にしか含まれていない『MXフラクション』はダイエットの強い味方と言えます。ダイエット料理にきのこを取り入れるなら迷わず、舞茸を選んで、効果的に理想の体型を目指しましょう。