公開日:2017/05/26 

ホットヨガで肌の老廃物をデトックス!美肌を目指せ

汗をかくことで、肌の老廃物を取り除き、美肌になれると話題のホットヨガ。その名の通り、温かい空間の中で行うホットヨガはかなり汗をかきます。

ホットヨガでかいた汗の効果はもちろん、ホットヨガをすることで期待できる効果と、ホットヨガをするときの注意点をご紹介します。

ホットヨガはデトックスに効果があるの?

ホットヨガとはどのような運動?

ホットヨガというのは、室温を35~39度前後、湿度60%前後に保たれている室内で行うヨガのことです。この室温は体を柔軟にするのに適した温度であり、通常の気温の場所で行うヨガよりも汗をかきやすいのが特徴です。

温度と湿度がちょうどいいバランスで保たれている環境で、ゆっくりとした動きをしながらポーズをとることで筋肉が柔らかくなっていき、発汗作用が高まるという効果が期待できます。

またホットヨガは、ダイエットに効果があるだけでなく、老廃物をデトックスする効果もあるため、健康や美容意識の高い女性を中心に人気となっている運動のひとつです。

ホットヨガと普通のヨガの違い

ホットヨガと普通のヨガの違いはというと、基本的にはヨガを行う環境が異なる程度です。ホットヨガについては先ほど説明した通り、室温・湿度を設定した空間で行います。

しかし普通のヨガは、特に室温や湿度の調節は行わず、自然な環境の中で行うのが特徴です。かなり高度なポーズをとらない限り、ホットヨガほどの汗をかくことはほとんどありません。

体への効果については、ホットヨガをした人と通常のヨガをした人とでは消費カロリーに違いはほとんどな変わらないという報告もあります。

しかし、ヨガの目的がリラックスだとすると、室温がある程度高い環境で、筋肉が緩やかになっている状態の方が、目的は果たされやすく、継続していく上でのメリットなどは、数値にしにくいという反論もあります。

どちらにしても自分で快く汗を流し、継続できるエクササイズであることが大事です。継続することでヨガの目的であるリラックスした体になることができ、基礎代謝が高まればデトックスへと繋がっていきます。

ホットヨガで肌の老廃物をデトックス

ホットヨガで汗をかくことによって痩せることを期待している人もいるかもしれませんが、これはサウナ同様、水分が出ていくだけなので、痩身の効果は普通のヨガと変わらないでしょう。

ヨガは太りにくい体質を作りますが、劇的に痩せるという効果は一般的に期待できないようです。それよりも美しい姿勢になって見た目がきれいになったり、基礎代謝が高まり、長い期間をかけて少しずつ痩せていきます。

汗が毛穴の汚れを排出

ホットヨガで汗を流すことで毛穴が開き、毛穴に詰まっていた汚れを排出してくれるので、美肌になる効果が期待できるようです。

また汗を大量にかくことで皮膚のバリア機能もアップし、ヨガのポーズで内臓機能も活発になり、血行も良くなることから、肌のトーンもアップしそうです。

ホットヨガは老廃物を排出する?汗の機能を知ろう

ホットヨガといえば、なんといっても汗を大量にかくことで体の老廃物を排出してくれるのが魅力です。汗をかくことによってもたらす、汗の機能をご紹介します。

不要な水分は排出!皮膚の水分量を維持する

汗にはとても重要な役割がありますが、それが体温調節という役割です。汗をかくことは肌に水分を補給するという役割があります。皮膚に問題がある人は、うまく汗をかくことができず、乾燥した状態になっている場合が多いようです。

汗をかかないことがアトピーの原因になる

汗をかかない生活をしていると、汗腺が休眠状態になる場合があります。そういう場合、うまく汗をくことができないために、皮膚の表面や角質層に水分を補給できず、乾燥し、場合によってはそれがアトピーの原因になっているそうです。

実際、アトピーの人たちは、あまり汗をかかないという報告があります。また、汗をかくとヒリヒリするので、かかないようにしているために、アトピーが治りにくくなっているようです。肌バリア機能を高めるために、汗をかくことは大切です。

汗をかかないと汗腺機能が衰えてしまう

暑い日に汗をかいて、汗で濡れた皮膚が乾く時の気化熱によって、皮膚や体内の温度が下がります。皮膚や体内の温度調節をする汗は、その大部分が「エクリン腺」と呼ばれる汗腺から出ています。

私たちの体には、およそ200~500万個ものエクリン腺がありますが、しかし全てのエクリン腺が汗を分泌しているわけではありません。だいたい半分くらいのエクリン腺が、実際に汗腺として機能しています。

現代に生きる私たちは運動を全くしないで、温度調節のきいた室内に常にいるなど、極端に汗をかかない生活をしていることが多く、だんだんと汗をかきにくい体質になっているのです。

こうして汗の機能が衰えてしまうと、うまく体温調節ができなくなり、体で汗を作るために必要なミネラルなどの成分の再吸収が行われなくなってしまいます。

抗菌成分で皮膚を覆い清潔に保つ

汗の役割としては感染を防ぐために関わっている免疫グロブリン、抗菌ペプチドなどの抗菌作用が含まれています。

免疫グロブリン

この抗菌作用が皮膚の常在菌を維持しつつ、外部からやってくる病原菌の侵入を防いでくれると考えられています。つまり、免疫グロブリンであるsIgAは、皮膚バリアに深く関わっているらしいことが想像できます。

抗菌ペプチド

また、抗菌ペプチドは、口腔、消化器などに存在し、雑菌から体を守っていますが、汗にも含まれ、皮膚を雑菌から守っています。化粧品の原材料を注意深く見ている人でしたら、ペプチドという成分は肌に良いということはご存知でしょう。

ホットヨガを効果的にする方法とは

まずは発汗!マメに水分補給をしよう!

普通のヨガよりも大量の汗を流すホットヨガでは水分補給がとても重要です。水分不足になると脱水症状になってしまう危険もあるので注意しましょう。

さらに水分が不足すると、体内の毒素を排出してくれる作用がなくなるため、老廃物が残ったままとなってしまいます。つまりデトックス効果が薄れてしまうということに。

ですから、ホットヨガをする際は必ず水分をたっぷりと摂るということを心がけておきましょう。

水分補給のポイント
  • ホットヨガを始める前に、先に体に水分を与えておく
  • 水分となる飲み物はミネラルウォーターがベスト
  • 冷たい水だと内蔵に負担をかけてしまうため、常温の水を飲む
  • ホットヨガの前後で約1リットル以上の水を飲むこと

水分補給はヨガをする前と後だけではなく、ボトルを用意して、時々飲むようにするといいでしょう。

喉が渇いたという意識がなくても、体内で水分が不足している場合もありますから、こまめに少しでも多く水分を取るように心がけておきましょう。

汗をかいたらシャワーで流そう

ホットヨガをしたあとにかいた汗をそのままにしていると、肌の雑菌が増えてしまうので逆効果です。

汗の放置は肌トラブルの原因に

汗は放置したままでいると、pH(水素)が弱酸性からアルカリ性に変化していきます。肌は弱酸性なので、アルカリ性の汗は肌にとって強い刺激となってしまうのです。

時間がたてば汗に含まれる雑菌が増殖し、その雑菌が臭いやニキビなどを引き起こす肌トラブルになってしまう場合もあります。

メイクと混じれば肌にダメージが

またメイクと混じってしまうと、肌にダメージを与えるので美肌のために逆効果になります。

時期によっては外に出た時に、体が冷えてしまいますから、しっかりシャワーで汗を取り除き、洗顔もきちんとしましょう。

ホットヨガの効果を最大限に引き出すため、そして無用な肌トラブルを避けるためにもレッスン前にはメイクを落とすようにしましょう。

無理しないマイペースヨガでデトックス

ホットヨガの教室は、通常より気温が高くなっていますから、気分が悪くなってしまうことがあるかもしれません。

特に寝不足だったり、気分や体調が優れない時には、無理してヨガを行わないようにしましょう。場合によっては、さらに体調不良を引き起こす可能性もあります。

最初から無理をすることなく、自分のペースに合わせて続けることが、効果を上げる秘訣です。

ホットヨガで肌の老廃物をデトックス

ホットヨガは痩せるという効果より、美肌効果の方が期待できるようです。

ホットヨガの効果
  • ホットヨガの痩せ効果は普通のヨガと変わらない
  • 肌へのデトックス効果は期待できる
  • 汗の三つの機能:肌の水分供給、温度調節、抗菌
  • ホットヨガを楽しむために:水分を取る、汗を流す、無理をしない

時間はかかりますが、日々継続していけば少しずつ肌や体に変化が現れていくのがホットヨガなのです。ホットヨガを取り入れて、さらにきれいな肌を目指しましょう。

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