公開日:2017/06/09
会社帰りに寄りたい!おすすめのリラクゼーションサロン
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り115
仕事帰りや休日に、リラクゼーションサロンを利用して肩こりやだるさを和らげたい、ストレス解消をしたい!という人は多いはず。
でも街を見渡せば整体やマッサージ、エステやアロマなど、たくさんありすぎてどこで何が行われているのか、どんな人が対応してくれるのかがよく分からないというお声をよく耳にします。
今回は、実際にお店やサロンへ行くときに使える基礎知識として、それぞれのサービスの特徴や内容、セラピストの資格について紹介します。
ヘルスケアを主に行っている資格が必要なサロン
ストレスや疲れを癒すのに行きやすい街中にあるサロン。まずはヘルスケアを主に行っているお店から紹介します。商店街、地下街や商業施設など通勤帰りや出かけた時に気軽に訪れやすい立地にあることが多く、15分や30分など短い時間でも受けられるマッサージのコースもあるので便利です。
整骨院や接骨院
駅前、住宅街や商店街など、街中で目にすることが一番多い整骨院。もともとは、柔道で怪我の修復に設けられた資格である、柔道整復師による施術が発祥。
骨折や脱臼の対応を多く行ってきたことから打撲や捻挫などの外傷に強く、症状によっては健康保険証の提示で保険診療を受けられることもありますが、高齢化による医療費の増加で適応となりにくくなっています。
入りやすい雰囲気があり、気軽に行くことができますが個室を準備しているところは多くありません。大きな部屋の中をカーテンで仕切り、簡易的なベッドを使用して施術を行っているところがほとんどです。
整体と並行して行っている整骨院もありますが、厳密には整体とは別ジャンルとなります。所要時間は30分前後で機械を使用、手技による施術などを合わせて行っていることが多いです。
必要な資格: 柔道整復師国家資格
鍼灸院や鍼灸マッサージ院
整骨院と併設されており、鍼灸整骨院と呼ばれることもあります。整骨院で必要な柔道整復師とは別の鍼灸師または鍼灸あん摩マッサージ指圧師の資格が必要で、医師も施術を行うことが可能です。
全身にあるツボや経絡と呼ばれる体を巡る道すじをもとに、鍼とお灸を使った中国発祥の東洋医学がベースとなっています。最近では、美容のための鍼灸院も増えてきました。所要時間は30分から1時間ほどです。
必要な資格: 鍼灸師、鍼灸あん摩マッサージ指圧師
整骨院や鍼灸院以外にもサロンは様々
整体
整骨院とよく間違いやすいのがこの整体です。整骨院では同時に施術メニューとして準備しているところもありますが、整体は体のズレの調整をメインに行う民間療法となっています。
また、整体は骨格の矯正や調整を行うカイロプラクティックにも近いジャンルです。国家資格が必要ではないため、非常に幅が広くセラピストにより施術方法が異なっている反面、自分好みのサロンやセラピストを探しやすいところが魅力です。短時間で受けられることもあり所要時間は30分ほどです。
カイロプラクティック
アメリカが発祥の骨格を矯正し体のズレを整える民間療法で、カナダ、ヨーロッパなど欧米を中心に行われており、世界中で浸透しているところが特徴です。
ボキボキと骨を鳴らすようなイメージもありますが、最近はソフトなカイロプラクティックも増えています。アメリカの各州、世界各国では資格制度が整っていますが、日本には公的な資格は存在していません。
マッサージサロン
リラクゼーションを目的にしたマッサージをメインに行っており、地下街や都心部、商業施設などでよく見かけることが多いマッサージサロン。クイックマッサージと呼ぶこともあります。
全身を始め、足ツボやリフレクソロジー、整体を行っているところもあります。15分の短時間から受けられるサロンが多く、洋服を着たまま上半身だけ、足だけなどのコースが中心なので気軽に行くことができます。アロマセラピーや、整体を合わせて行っているサロンもあります。
アロマセラピーサロン
アロマ(香り)とセラピーを組み合わせた言葉が元になっています。アロマオイル、エッセンシャルオイルと呼ばれるハーブや植物、果物から抽出されたオイルを使用したリラクゼーションを目的としたマッサージ、香りによるセラピーを行うサロンです。
他のジャンルと違い、香りをセラピーに取り入れるという観点では実はユニークです。ストレスが多く自然の力に癒されたいという人にオススメです。
美容を取り扱うサロン
続いては、主に美容を取り扱うスキンケア編です。こちらも都心部や駅前にあることが多く、住宅街では個人経営のサロンがあるなどバリエーションが豊富です。サロンによっては、複合的にコース設定を行っていることもありますが大まかに分けると以下になります。
エステサロン
日本でエステサロンというとまずは脱毛の専門サロンをイメージする方が多いのですが、肌やネイルなど全体的なケア全般を行うサロンを指すことが一般的です。
脱毛、痩身、美肌のためのフェイシャルエステやリラックスのためのボディマッサージなど、目的によってサロン選びを行う必要があります。脱毛、痩身、美容エステなどを総合的に行っているサロンもあります。
ビューティーサロン
クレンジング、角質ケア、フェイシャルマッサージ、パックなどの手順でフェイシャルエステ、リラックスを目的としたボディマッサージなどを行うサロンです。痩身エステも一緒に行えることが多いため、サロン、コース内容により受けられるサービスに幅があります。
脱毛サロン
エステサロンで行う脱毛、医療脱毛とも呼ばれるメディカルクリニックで受ける脱毛、さらに近年日本でも普及し始めているブラジリアンワックス脱毛の3タイプに分けられます。
スパ
タラソテラピーなどの海洋成分を使用したメニューにプールが併設されている大規模なスパ、ラグジュアリーホテル内にあるシャワー設備などが整ったサロンをスパと呼んでいます。全身の角質ケアやボディラップ、ロミロミマッサージ、ホットストーンマッサージなど世界各国のコースもあるスパもあります。
各サロンの基礎知識をもとにより良いお店選び
このように並べてみると公的な資格が必要なお店は非常に少ないことに気づきます。私自身も日本の鍼灸師、フランスのエステティシャンの国家資格を取得していますが、公的な資格であればあるほど、法律があり制限があることも感じます。
例えば、鍼灸は広告に制限が設けられているため、鍼灸院が何を行う場所であるかを受け取る情報量が少なくなります。国家資格制度のあるフランスのエステサロンでは、行うことのできる業務内容が決まっており、医師以外は永久脱毛の施術を行うことはできません。
公的な資格は、法律が決まっていたり、一定時間をかけて資格を取得するため安心して通えるメリットがあります。反対に、それ以外の整体やアロマセラピー、日本のエステサロンなどは公的な資格が設けられていないため、より良いサロンやお店をしっかりと見極める必要がありますがサービスの幅や選択肢は広くなります。
リラクゼーションサロン選びのポイント3つ!
- 目的に応じてサロンを決める
- 資格の有無にかかわらず、信用できるサロン、セラピストを見つける
- 病気の診断は医師のみが許されているため、体調の大きな変化や持病がある場合は医師に相談の上利用する
上記のポイントを押さえて自分に合ったサロンを見つけましょう。
- Mirai(みらい)
-
ライター。
日本の鍼灸師、フランスのエステティシャン国家資格取得、15年活動したのち、現在はフリーで美容鍼灸やエステの施術、フランス語翻訳、ライター、後進の育成など幅広く活躍中。
趣味は旅行、近日中に40ヶ国訪問達成が目標。