公開日:2018/02/15
イヌリンを多く含む食品を食べながらダイエット!イヌリンとはいったい何?
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イヌリンという成分にダイエット効果があることを知っていますか?いま注目されているイヌリンとはどんな成分なのか調査し、同じ水溶性食物繊維のデキストリンとの違いや、イヌリンダイエットの効果の口コミをまとめました。
ダイエット効果のあるイヌリンとは?
イヌリンってなに?
イヌリンと聞いても、どんな栄養素なのかピンと来ない人は多いでしょう。
イヌリンとは多糖類の一群で、ヒトの消化器では分解されず、大腸の腸内細菌叢によって代謝され、糖質ではなく食物繊維として扱われる栄養成分です。
炭水化物は分子レベルで単糖類・二糖類・多糖類の3つに分けられ、1つの分子からできている糖を単糖類といい、単糖類がいくつも結合しているのが多糖類です。
イヌリンがダイエットに適しているといわれる理由は、イヌリンを含むものは他の多糖類を含んでおらず、低カロリーの食べ物が多いからです。
イヌリンは主にゴボウや菊芋などのキク科の植物の根に蓄えられています。その他には玉ねぎ、ニンジンなどの野菜にも豊富にイヌリンが含まれています。
イヌリンで糖質制限ダイエット!
粉末状にしたイヌリンは、砂糖や小麦粉の代わりに使うことも出来るため、糖質ダイエットにも効果が期待できます。
イヌリンは砂糖の30%前後のほのかな甘さがあり、オリゴ糖のような使い方も出来ます。
糖質制限ダイエットをしている人は、イヌリンを含む食物を摂取することで糖質を抑えることができるのでおすすめです。
イヌリンは腸内環境を改善する
イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、小腸では吸収されずに大腸まで届きます。大腸に届いたイヌリンはビフィズス菌のエサとなり、ビフィズス菌を増殖、もしくは短鎖脂肪酸を生み出します。
この短鎖脂肪酸というものには、悪玉菌の増殖を防ぐ、余計な脂肪を分解する、美肌促進、糖尿病の予防などの効果があります。
つまり、イヌリンを摂取して腸内環境を改善することによって、便秘によるぽっこりお腹がなくなり、さらに脂肪が分解されるダイエットに適した身体作りをしくれるのです。
イヌリンダイエットの口コミをチェック!
実際にイヌリンダイエットをした人の口コミをもとに、ダイエット効果はあるのか?便秘解消効果はあるのか?をまとめました。
イヌリンダイエットをして、4ヶ月で4kg体重を落としたという人がいます。
1ヶ月に1kgという計算になるので、あまり大きな変化ではありませんが、特別な運動をせずに痩せられることがイヌリンダイエットのメリットです。
お腹がゆるくなってしまったという人がいるほど、イヌリンには便秘解消効果があります。
しかし、胃腸が弱い人は下痢になるといった、やや強い効果を感じる場合があるので、イヌリンの摂取量を少なめにすることといいでしょう。
イヌリンダイエットはゆっくりではありますが、痩せる効果があります。
そして、イヌリンはお通じを良くする効果が高い分、摂取しすぎるとお腹を崩す場合があることを覚えておきましょう。
イヌリンとデキストリンの効果の違い
ダイエットに適している水溶性食物繊維として、イヌリンの他にデキストリンという成分があります。
デキストリンはとうもろこしのデンプンを加水分解して、抽出した難消化性成分を調整して作られた、足りない食物繊維を補うための成分です。
イヌリンとデキストリン、このふたつの成分はどちらがダイエットに有効なのかを調べてみました。
イヌリンとデキストリンのダイエット効果
イヌリンは糖質が体内では吸収されない特性があり、腸内の善玉菌を増やすエサとなるため、デキストリンよりも効果的に善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
そのため、便秘解消やダイエット効果などはデキストリンよりも高い効果が期待出来るとされています。
イヌリンとデキストリンの安全性
デキストリンとイヌリンの違いは消費者庁にて特定保健用食品に認可されているかどうかで、デキストリンはトクホに認定されており、健康食品や医薬品にも使われているほど安全性が高いです。
イヌリンはトクホに認可されていないので、購入者がその品質を見極める必要があります。
イヌリンとデキストリンの摂取量
デキストリンは摂取量や期間の目安はないため、長期間服用しても副作用の心配はないと言われていますが、イヌリンは適量を短期間で摂取するという前提があります。
1日の摂取量を守ってイヌリンダイエットをしよう
イヌリンは1日の摂取量の目安が10~20gといわれています。それ以上摂取すると下痢などのお腹の不調を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
ただし、イヌリンは1日の摂取量さえ守れば、毎日摂取しても体に悪影響はありまん。
イヌリンを正しく摂取し、腸からきれいになるダイエットをしましょう。
水溶性食物繊維の効果である便秘解消効果はどちらもありますが、デキストリンはアレルギー反応がないより安全性に優れた成分で、イヌリンは顕著なダイエット効果が期待できる成分です。