公開日:2017/06/15 

もろい爪を丈夫にする!弱くて折れやすい爪のケア方法

爪が綺麗だと手全体が美しく見えて、女性としての自信がアップするような気がしますよね。しかし、中には「爪が弱くて折れやすいから、綺麗に伸ばせない…」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?そんな方に向けて、爪が弱くなる原因と対策方法をご紹介します!

爪が弱くて折れやすくなる原因は?

原因1:爪が乾燥している

爪の水分量が減って乾燥していると、しなやかさがなくなり、ちょっとした刺激で割れたり折れやすくなったりします。なお、爪の乾燥を引き起こすものの1つに除光液があります。アセトンを含む除光液は爪の表面の油分を全て落としてしまうため、水分が蒸発しやすくなるのです。

また、家事に使用する洗剤にも注意が必要です。お皿を洗うときに使用する中性洗剤は手荒れを招くといわれていますが、爪の油分も奪って弱くて折れやすい状態にしてしまいます。つまり、爪の乾燥を防ぐためには、除光液や洗剤などの刺激物をできるだけ触れさせない必要があるのです。

原因2:栄養が不足している

「乾燥対策をしても、やっぱり爪が弱くて折れやすい…」という人は、爪が成長するために必要な栄養が不足している可能性があります。爪は第2の皮膚といわれていて、肌と同じように健康状態が現れやすいパーツです。たとえば、急激なダイエットをすると肌に潤いがなくなり、色ツヤが悪くなりますよね?それと同じように爪も色ツヤが悪くなって、結果的に弱くて折れやすい状態になってしまうのです。

なお、ダイエットをしていない人でも食事のバランスが崩れていれば、やはり栄養不足で爪がもろくなります。爪の主成分はタンパク質ですから、肉・魚・大豆などを避けている人は、爪が弱くて折れやすくなるでしょう。

原因3:冷え性・血行不良

女性に多い冷え性も、実は爪を弱くする原因になります。まず身体が冷えて血行が悪いと、手や足などの末端に広がっている毛細血管にまで血液が行き渡らなくなります。すると、爪が丈夫になるために必要な栄養や酸素が行き渡らなくなり、結果的に爪が弱く折れやすい状態になってしまうのです。

ちなみに女性に冷え性が多いのは、筋肉量が男性に比べて少ないためといわれています。筋肉は血液を送るポンプのような役割をしているのですが、その筋肉が少ないために温かい血液が行き渡らず、身体が冷えてしまうのです。そのため、運動不足の人や冷たい飲食物が好きな人、お風呂をシャワーだけで済ませているような人は、身体が冷えて爪ももろくなりやすいといえます。

弱くて折れやすい爪を丈夫にするケア方法

除光液・洗剤などの刺激から爪を守る

弱くて折れやすい爪を丈夫にするには、乾燥の原因になる刺激物はできるだけ避ける必要があります。まず、アセトン入りの除光液を使っている場合は、アセトンフリーの除光液に変えましょう。ただし、アセトンフリーの除光液でも使用後は乾燥しやすくなります。除光液を使った後はオイルやクリームを塗って、乾燥を防いであげましょう。

そして、家事に使用する洗剤ですが、皿洗いや掃除をする以上、洗剤を使わないわけにはいきませんよね。そのため、洗剤を使う家事をするときは、ゴム手袋を着用しましょう。こうすることで爪を守れますし、手肌の荒れを防ぐことができますよ。また、普段から爪にベースコートを塗っておくと洗剤の染み込みを防ぐことができます。ゴム手袋が面倒だと感じるなら、ぜひ試してみてくださいね。

爪専用のキューティクルオイルを塗る

爪の乾燥を防ぐためには、爪に油分を補うことが大切です。油分で爪をコーティングすることで水分の蒸発を防ぎ、折れにくい爪を作ることができます。なお、爪に油分を与えるには、爪専用のキューティクルオイルを使いましょう。油分を含んだハンドクリームでも良いのですが、やはり爪専用のキューティクルオイルのほうが浸透しやすく、乾燥防止効果が高いといえます。

キューティクルオイルの使い方

  • 手を洗って清潔にします。
  • 爪の甘皮部分にキューティクルオイルをつけます。
  • 反対側の手の指先で、オイルをなじませます。

爪の甘皮部分にしっかりとなじませることがポイントです。

※オイルは1日数回、こまめに塗りましょう。手を洗った後、お風呂上がりなどに塗ると乾燥しにくくなりますよ。

爪や手のマッサージをする

血行不良の改善には、マッサージが効果的です。適度な刺激を与えることで血行が促され、爪の成長に欠かせない栄養や酸素が行き渡りやすくなります。なお、マッサージは爪だけでなく、手全体に行うとさらに効果がアップします。ハンドクリームを塗るときに同時に行って、イキイキとした丈夫な爪を目指しましょう。

爪周りの血行を促すハンドマッサージの方法

  • ハンドクリームを手にとり、手の甲全体に塗りながら円を描くようにマッサージします。
  • 手のひら全体を、反対側の指でまんべんなく押してほぐします。
  • 指の間を、反対側の親指と人差し指で挟んで刺激します。
  • 指を引っ張って伸ばし、最後に爪周りをつまんでほぐします。

※手の滑りが悪くなったら、そのつどハンドクリームを足しましょう。

弱くて折れやすい爪を丈夫にする食事ケア

タンパク質を摂るようにしよう

上記では弱くて折れやすい爪のケア方法をご紹介しましたが、本当に丈夫な爪を作るためには食事から栄養を十分に摂ることも大切です。まず欠かせないのがタンパク質です。爪は骨のように硬いためカルシウムからできていると思われがちですが、実は皮膚の一部で、ケラチンというタンパク質でできています。つまりタンパク質不足になると、爪も弱くて折れやすくなってしまうのです。タンパク質は下記の食材に多く含まれていますから、バランスよく食べることを心がけましょう。

タンパク質の多い食材

  • 肉類(牛ヒレ肉、豚ヒレ肉、皮なしの鶏胸肉、鶏ささみなど)
  • 魚介類(マグロ、カツオ、サケ、ホタテ、イカ、エビなど)
  • 大豆製品(大豆、木綿豆腐、納豆、豆乳など)
  • 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)

ビタミンAやビタミンB群を摂る

ビタミン類も爪の健康に欠かすことのできない栄養素です。中でも積極的に摂りたいのがビタミンAとビタミンB群です。ビタミンAは爪の乾燥を防ぐために欠かせない栄養素といわれています。そしてビタミンB群は、健康的な爪の成長を促してくれます。ビタミンB群が不足すると爪がもろくなったり、うねりが出たりすることがありますから、さまざまな食品から積極的に摂取しましょう。

ビタミンAの多い食材

  • レバー
  • うなぎ
  • チーズ
  • にんじん
  • ほうれん草
  • かぼちゃ

ビタミンB群の多い食材

  • 豚肉
  • うなぎ
  • カツオ
  • マグロ
  • レバー
  • 納豆
  • ナッツ類

亜鉛を摂るようにしましょう

肌の健康にはタンパク質やビタミンだけでなく、ミネラルも欠かせませんよね。それと同じように、爪の健康にもミネラルが欠かせません。中でも爪の成長に大きく関わっているのが、亜鉛です。亜鉛が不足すると新陳代謝が悪くなり、爪が弱くて折れやすい状態になってしまいます。また、爪が伸びにくくなったり、爪の表面が白くなることもあります。爪が綺麗に伸ばせなくなるため、食材からしっかり亜鉛を補給するようにしましょう。ちなみにアルコールを摂りすぎると亜鉛の排出が早まるといわれています。くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

亜鉛の多い食材

  • 牡蠣
  • 煮干し
  • するめ
  • レバー
  • 牛肉
  • チーズ
  • ナッツ類

諦めないケアが丈夫な爪を作る!

自分の爪は弱くて折れやすいから…と諦める前に、その原因を作っていないかチェックしてみましょう。

  • 爪が弱くて折れやすくなる原因は、刺激物による乾燥、栄養不足、血行不良
  • 爪を丈夫にするケア方法は、除光液の種類を変える、ゴム手袋をする、キューティクルオイルを塗る、マッサージをするなど
  • 爪を丈夫にするためには、タンパク質、ビタミンAやB群、亜鉛が欠かせない

外側と内側からのケアを行うことで、輝くような美しい爪を作っていきましょう!

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