公開日:2018/07/27 

睡眠改善はマットレスから!疲れをとるための寝具選びのコツ

睡眠は疲れを取る上でも極めて重要な役割を担っていて、どの寝具を選ぶかによって睡眠の質は全く違ったものになります。

そこで敷布団や掛け布団、マットレスやパジャマ等の寝具類の選択ポイントを知る事によって、適切な寝具を使用し、熟睡を誘発させたり、疲労回復度合いを高める事が可能です。

メリットやデメリットを知って、相性の合う寝具を探してみましょう。


敷布団やマットレスの重要性

敷布団やマットレスのように就寝時の身体を支える寝具は、固いものを選ぶのか、柔らかいものを選ぶのか、どちらが睡眠の質を高める上で効果的なのか気になるものです。

柔らかいマットレス

柔らかすぎるものは、気持ち良いと感じる方が多いですが、腰が落ちて脊柱S字カーブが保てずに、寝がえりも打ちにくいという特性があります。

ですから低反発性の寝具の選択は、寝心地が良いというメリットがありますが、腰痛などを抱えている方には効果的ではなく、逆に痛みが強くなるという方も居ます。

固いマットレス

固い高反発の敷布団やマットレスは、身体と密着している部位のみに体圧がかかり、そこで痛みが発生するリスクがあるものです。

高反発性の寝具は寝返りが打ちやすいですから、疲労回復効果が高いメリットがありますが、筋肉に痛みを生じさせるリスクもあります。

マットレスを選ぶポイント

実際の敷布団やマットレスに寝て確かめてみて、立った時の姿勢のまま睡眠出来るかというポイントが重要です。

S字カーブが立った時の状態で保たれると、寝がえりも打ちやすくて筋肉への負担も軽減され、結果的に睡眠の質が上がります。

低反発と高反発の選び方

低反発や高反発の選択はどちらが適しているかは個人差が大きいと言えます。一般的な基準としては体重が重いと固め、軽いと柔らかめのものが有効な可能性が高いです。マットレスはウレタン系とコイル系の2種類あります。

ウレタン系
  • 包み込まれる感覚
  • 通気性が悪くて蒸れやすい
コイル系
  • 体が安定しやすい
  • コストが高くて収納性が悪い

こうした基準を大まかに把握しておき、最後は実際に寝てみて専門家の意見を仰ぎながら選ぶのがオススメです。

掛け布団は肌感覚に合った素材を選ぶ

睡眠時に重要な温度と湿度の調整には掛け布団が大きな影響を与えていて、掛け布団に関しては詰め物次第で感触に大きな違いがあります。

羽毛やシルク
  • 保湿性が高い
  • 放湿性が高い
  • コストが高い
コットン
  • 弾力あり
  • 吸湿性が高い
  • 放湿性が低い
ポリエステル
  • 弾力あり
  • 保湿性が高い
  • 放湿性が低い

コスト面を考慮して、肌感覚に合ったものを選ぶ事が重要です。

パジャマの選び方で疲労回復度は変わる

睡眠時に裸で寝る事が健康に繋がるという意見がありますが、パジャマは疲労回復に繋がる寝具として有効であり、清潔に保って肌を守る効果にも優れています。

パジャマを選ぶ際はいろいろな基準があると思いますが、あえて二点に絞り込むのであれば吸湿性の高さ摩擦の少ない素材を選ぶと良いでしょう。

睡眠中はコップ一杯程度の汗をかく事は一般的であり、吸湿性が悪くて摩擦の高いパジャマを着用すれば、自然とストレスを感じて睡眠を妨げる事になります。

見た目だけでパジャマを選ぶのではなく、吸湿性や摩擦にも着目して選ぶことが望ましいです。

大事なのは寝床内気象

寝具によって睡眠の質は変わりますが、まず寝具によって適切な寝床内気象を整えることが重要になります。

寝床内気象:身体と寝具の間の空間に生じる温度や湿度のこと

身体と寝具の間の空間に生じる温度や湿度の事を指しており、温度が33度を基準に上下1度、湿度50%を基準に上下5%というのが眠りに適した環境となっています。

寝床内気象の基準より上でも下でも睡眠に適していない環境といえますから、季節に応じた寝具を選ぶことによって結果的に質の良い睡眠に繋がり、疲労回復に繋がっていきます。

日本の気候は四季による変化があり、一般的に国内では夏場が高温多湿、冬場は低温低湿という特徴がありますから、寝具は年中同じものを選べば、上記で言う寝床内気象が適したものになりません。

そのため、高級な寝具ではそういった部分にも配慮がなされています。詳しくは高反発マットレスの通気性&耐久性ランキングのページで解説しています。

冷暖房での調整も!

寝具のみではなく、冷暖房の利用方法によって整えることも可能です。

様々な寝具選びを行う時には、温度や湿度の調整に繋がるもの、体質や体型に合うものを選び、身体への負担を出来るだけ軽減させてあげることがオススメです。

骨格姿勢や筋肉へのダメージ軽減と共に、温度や湿度調整を意識した寝具を選びを行えるようになると、漠然と寝具を選んでいた時よりも圧倒的に睡眠効率が高まるのを実感できる可能性が高く、睡眠に不満を抱えている方は試してみるといいでしょう。

寝具がもたらす効果で疲れを取る

寝具の選ぶ際の基準というのは、温度や湿度を適した環境に整える事が必要であり、オシャレだからという理由だけで選んでも、精神的な満足度以外で睡眠の質を高める上では効果的ではありません。

適した睡眠環境作りのためにも日頃から使っている寝具がもたらす効果も重要です。

その中で気にいったデザインや色合いのものを選ぶ事が疲れを取る最適な方法なのではないでしょうか。

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