公開日:2017/05/17 

写真映りが悪い…!?「おブスにしちゃう」NGメイク5つと対処法!

お出かけの思い出を見返しているシーンなどで、ちゃんとメイクしたつもりでも、写真を見た途端に「なにこれ!なんだか写りが悪い…!しかも、実物よりも、ブスに見える~」と、ガッカリしたことはありませんか?

写真は「一瞬」を映し出すので、メイクの出来によって、写真の仕上がりだって変わってきます。その日の天候によっても、写真映りって変わる気がしますよね。実は、写真映りを悪くしてしまっているのは、自分の体調などではなく、単にメイクのせいである可能性も高いのです。

「今日は写真を撮るぞ!」という日は、写真映えを意識したメイクを意識すると、グッと写真うつりが改善されるかもしれません!写真映えにおいて、「メイク」は重要なポイントです。やってしまいがちだけれど、実は写真映りを悪くしてしまうNGメイク例5つと、写真映えするメイクに変えるちょっとしたコツをお伝えします。

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NG1:光を反射させやすいベースメイク

使っている化粧下地によっては、顔がテカったり反射したりして、「白浮き」してしまう原因になっています。色のついた下地がフラッシュによって反射してしまったり、塗り方にムラがあって肌の調子が悪く見えることもあるので、肌メイクは写真映りを左右する基本的なポイントでもあるのです。肌を白浮きさせやすい下地としては、以下のような2つが一般的です。

SPF値が高い日焼け止め

メイク中のUVケアを考えれば、下地に日焼け止めを使う女性も多いのではないでしょうか。ところが、SPFが高い日焼け止めの中には、紫外線を反射させる効果のせいでフラッシュの光まで反射し、白浮きした写真にしてしまうものもあるのです。

肉眼で見ている分には気づきにくいのですが、いつも写真の顔が白浮きする…というなら、下地を変えてみるのもオススメです。その場合には、なるべくSPF値は低いものを選ぶなどの工夫をして、日焼け止め剤以外でのUVケアと組み合わせてみてください。

ブルー系など寒色系コントロールカラー

赤み肌をカバーするのには便利な「ブルー系のコントロールカラー」ですが、写真を撮るときにはフラッシュの光によって青光りしてしまい、仕上がりが白浮き状態になることも。とくに、顔全体に使っているとフラッシュが乱反射し、白浮きが目立つ写真になりやすいので気をつけましょう。

同様に、グリーン系のコンロールベースも不必要な反射を招き、白浮きして見えることがあります。心配なら、イエロー系のコントロールカラーに変えてみると写真の白浮きは防ぎやすくなります。写真を撮ったら顔が真っ白!というアクシデントは、肌メイクが関係していることも多く、写真を撮る日には下地にも注意すると、キレイに写るのでお勧めです。

NG2:肌よりトーンの暗いファンデーション

ナチュラルなメイクを心がけている女性ほど、実際の肌よりもほんのすこし暗いトーンのファンデーションやBBクリームを選びがちです。しかし、写真に撮ったときには暗めのファンデーションのせいで「くすみ肌」に見えてしまうこともあるのです。

肉眼ではちょうどよく馴染んでいても、撮影した場所の調光によっては、実際よりも暗い肌色に見えやすくなってしまうのです。この場合は、メイクにハイライトを意識して顔の凹凸にメリハリをつけておくと、フラッシュを使っても光が適度に反射するので、肌のくすみが目立ちにくくなります。

くすみ肌を目立たせないベースメイクのコツ

顔にメリハリを出すために有効なのが、次のパーツへのハイライトです。

目の下・鼻筋・顎の上

「目の下からチークの上まで」、「鼻筋」、「顎の上から唇の下」の3つのパーツは、できるだけ「凸感」を出したい部分。光を細かく反射させたいなら、細かいラメ感の入っているコスメを選んでみてください。わざわざハイライト専用のコスメを準備しなくても、細かいラメの入ったアイシャドウで代用することもできます。

コンシーラーやファンデーションなどで肌を綺麗に見せることは簡単ですが、化粧品を使うことで厚塗り感が出てしまうのは否めません。厚塗りして嘘臭い肌にならないように、日頃から化粧水で美白(シミやくすみ)対策をしておきましょう。

NG3:薄い眉毛

ここ数年、眉毛は太眉がブームとなっていましたね。今年の春夏からは、例年よりも「やや細眉」がブームになるものの、エイジング対策としては、やや太い眉のほうが若見え効果も狙えます。そうなると、引き続き、やや太眉はトレンドが続く予感もあります。

そして、太眉メイクをするときにやりがちなのが、ベッタリとした海苔のような濃い眉を避けるべく、「やや薄めに仕上げる」NG眉メイク。肉眼で見る分には、やや薄い眉のほうが美しく見えやすいのですが、写真に撮るとインパクトに欠けた「のっぺりした顔」に写ってしまうこともあるのです。

つまり、写真映りがイマイチだと感じる理由には、眉の完成度が関係していることもあるのです。眉のインパクトを弱めすぎないことも、写真映えするメイクをするコツになります。

のっぺり顔に写らない眉メイクのコツ

のっぺり顔に写らないためには、眉のグラデーションが重要です。眉メイクで写真映えさせるには、眉頭と眉尻の質感にも気をつけてみてください。次の3つは、「薄すぎ眉」を防ぐ手軽なコツになります。

  1. 眉頭はパウダーでしっかり色を入れる
  2. 飛び出た毛はカットして整えておく
  3. 眉尻はペンシルでしっかり形をとる

眉メイクは、濃すぎても映りはイマイチになるものですし、薄すぎるのもNG。写真に写る時の眉メイクは、濃すぎず薄すぎずが鉄則です。グラデーションに意識しながら、眉頭と眉尻のインパクトは少し強めに仕上げると確実です。

NG4:インパクトの弱い目

ここ数年は、全体的にナチュラルなメイクがトレンドだったので、例年よりも目元のインパクトを弱めていた女性も多いのではないでしょうか。ところが、目元のインパクトが弱いと写真を撮ったときにインパクトが足りず、老けて見えしてしまうというデメリットもあるのです。

舞台女優さんが「これでもか!」というぐらいにボリュームのあるつけまつ毛をしているのは、目元の印象が遠見えの姿や写真映りに大きく影響していることも挙げられます。つまり、目元のインパクトが弱いメイクをしていると、それだけで写真映りが実物よりも地味に仕上がってしまう可能性が高いのです。具体的には、次の目元メイクは写真でのインパクトを弱めるので要注意です。

細めのまつ毛エクステンション(まつエク)

まつ毛エクステンションはナチュラルなインパクトを出せる方法として人気が高いのですが、細めのエクステだと写真に撮ったときに全く目立たずに、目元の印象を弱めていることがあります。写真を撮る日には、エクステ専用のブラックコーティング剤やマスカラを使うようにすると、まつ毛を強調でき、ハッキリした顔で写るコツになります。

アイライナーが細い

細いアイライナーは肉眼でチェックしている分には美しい仕上がりになるものの、写真に撮るとなるとインパクト不足で目元がぼやけた仕上がりになりがちです。

むしろ、写真映えさせるためには肉眼ではやや「濃いかも?」と思うぐらいの太目のラインが大事。ナチュラルに仕上げすぎてしまうと、写真ではぼやっとした目元になりがちなのです。「今日はたくさん写真を撮るから」という日には、いつもより太めのアイラインを入れたほうが、写真うつりが良くなります。

薄いアイシャドウ

今年の春夏には、薄めのアイシャドウカラーがブームになる予感。しかし、薄い色のアイシャドウも写真映りの出来に関していえば、目元がぼやけがちな色味です。ベージュ系やイエロー系のグラデーションカラーは、肉眼ではその濃淡がハッキリ確認できても、写真に撮ると「単色の地味な目元」に見えてしまうことが…!

ラメ感があればまだ光が反射するのですが、色味だけで作られた薄いグラデーションは目立ちません。写真映りをよくするなら、ブラウン系などややインパクトの強いアイシャドウを入れたほうが、目元がハッキリと映ります。

目元がぼやけやすい「NGアイシャドウカラー」4つ

イエロー系

日本人の肌色は黄色がかっている人が多いので、イエロー系のアイシャドウは写真に撮ると馴染みすぎてしまい、目立たない色味の代表格です。

ベージュ系

肌色に馴染みすぎてしまい、写真に撮るとグラデーションがまったく見えなくなりやすい色味です。ラメ感のあるものでも、写真に撮ると目立ちにくいカラーです。

ゴールド系

ゴールド系のシャドウも、肉眼ではキラキラと目立つのですが、写真に撮ると肌と馴染んで目立たなくなりやすい色です。

オレンジ系

夏になると定番になるオレンジ系のシャドウも、写真映えしにくい色です。肌に馴染んでしまうので、写真に撮ってもアイシャドウをしていない顔に写ってしまうこともあります。

これらのカラーは、暖色系の中でもとくに肌になじみやすい色です。どうしても使いたい場合には、ラメの入っている色味のほうが写真映えしますし、同じ暖色系でもピンクを使ったほうがメリハリのある目元に写ります。

NG5:薄い口紅

メイクで写真映えさせたいならば、口元の印象も重要です。ナチュラルっぽいメイクだと、口紅を使わずにグロスや色付きリップクリームだけで口元を仕上げがち。ところが、写真に撮ると唇の色味が足りずに、病的に写ってしまうこともあるのです。写真映えさせたいならば、口紅使用はマスト。唇メイクを美しく仕上げることで、全体のメリハリ感もアップして、凹凸がハッキリします。

唇の血色が悪く見える写真映えNGメイク

グロスだけで仕上げている

グロスだけで仕上げるメイクは、肉眼で見る分にはツヤ感が確認でき美しいのですが、写真だと光が集まりきらずに病的な顔に見えることがあります。

ベージュ系のマットな口紅

ベージュ系のマットな口紅は、ビジネスシーンなど控えめなメイクをしたい日に重宝します。しかし、マット系のベージュは顔色が暗く見えがちなので、写真映えしにくい色味です。

写真映えする「リップメイクのコツ」

写真映えする唇メイクをするためには、メリハリ感と凹凸が重要になってきます。次の手順を参考に、写真に映える口元を意識してみてください。

リップライナーで輪郭をとる

唇のメリハリ感を強めるために、リップライナーはマストです。口紅の色と合わせて、悪目立ちしない色味を選びましょう。

仕上げのグロスは唇の中央に使う

口紅を塗ったあとに、凹凸感を出すためには唇の中央に光を集めるとキレイに写ります。ラメ感やふっくら感の出るグロスを、上下の唇の中央部分にだけのせるように仕上げると、フラッシュの光をそこだけが反射してくれるので、メリハリ感があって生き生きした口元に写ります。

写真映えするメイクの鉄則3つ

せっかく撮影した写真の写りが悪いと、凹みますよね。イマイチな写真を友人がSNSにアップした時などは、ガックリした気持ちにもなりませんか?鏡で見ている分にはキレイに仕上がっていても、写真には不向きなメイクもあるので、この機会にメイクを見直してみてもいいですね。

「写真を撮るたびに、顔色が悪く見える」「キチンとメイクしているのに、写真の顔がパッとしない」というお悩みは、メイクで解決できるかもしれません。肉眼で見て美しいと感じる顔と、写真映えする顔は、上述のとおり微妙に違うのです。写真映えするメイクの大原則としては、次の3点に気をつけてみてください。

  • メリハリを出す
  • 馴染む色のコスメは肌以外には使わない
  • ラインはしっかり描く

舞台女優さんやテレビに出ているタレントさんのメイクも、ナチュラルそうに見えて微妙なインパクトが加えられているお化粧がほとんど。自分なりに、いつもより「ほんの少し濃いめ」を心がけてみると、グッと写真映えする顔にチェンジしますよ。

終わりに

女子会や同窓会、旅行やイベントなど、写真をとる機会が多いことがあらかじめわかっている日には、普段よりもメイク全体のインパクトを強くして、メリハリのある顔に仕上げておくとよいでしょう。

その日の予定によって、普段とは少しだけメイクを変えて、「写真映えする顔」を意識してみてください。ほんの少しの工夫で、これまでの写真よりもずっとハッキリした顔で映ることができるかもしれません。ぜひ、お出かけメイクの参考にしていただければ幸いです。

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Editor's Information

写真映りが悪い…!?「おブスにしちゃう」NGメイク5つと対処法!
山口 沙慧(やまぐち さえ)
美容・ファッションライター。
海外在住経験から日本と海外の美容事情にも精通している。
姿勢改善、骨盤、ココロのケアを得意とするヨガインストラクターとしても活動。年間に試すコスメの数は300を超える。


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