公開日:2017/06/26
実はダイエットの敵!?ヘルシーと勘違いしやすい3つの食材
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ダイエットの為、日々食事に気を遣っている方は多いはず。しかし、ヘルシーなものばかり食べているのになかなか痩せないという方は要注意!そのヘルシー食、実は太りやすい食べ物かもしれません。そこで今回は、ヘルシー食と勘違いしやすい食材を3つご紹介します。
朝食の勘違いヘルシー食「グラノーラ」
栄養価は高いけれどダイエットには不向き!
ヨーグルトや牛乳と一緒に食べる「グラノーラ」。カリカリとした食感は食べ応えがあり、程よく甘い味わいは毎日食べても飽きないほど美味しいですよね。“なんとなくヘルシーそうだから”と、ダイエット中の朝食やおやつに食べている方も多いのではないでしょうか?
「美味しくてヘルシーなんて嬉しい」という声が聞こえてきそうなグラノーラですが、実はこれが大きな勘違い。グラノーラは確かに栄養価が高く美容と健康には最適な食べ物ですが、ダイエットには不向きの太りやすい食べ物です。
朝食は一日の中でも代謝を高めるために大切な時間。そんな朝食に、太りやすい食べ物を食べているなんて、もったいないと思いませんか?
一般的な朝食と同じカロリー!
そもそも「グラノーラ」とはどんな食べ物か考えてみましょう。グラノーラは、ライ麦やオーツ麦などの穀類にドライフルーツやナッツなどを加え、砂糖やハチミツ、メープルシロップなどの甘味料を混ぜ合わせてオリーブオイルで焼き上げたもの。
つまり、砂糖や油で加工された、いわば「スイーツのような穀類」です。特に、ドライフルーツがたくさん入ったグラノーラには要注意!一見フルーツの栄養が摂取できてヘルシーそうに思えますが、ドライフルーツはほとんどが砂糖でコーティングされているためその分糖質量が高くなります。
ちなみに、グラノーラ1食分(50g)のカロリーは約200kcal前後です。ここに牛乳やヨーグルト(150g)を足すと300〜400kcalとなり、平均的な朝食のカロリーとほぼ同じです。“朝食はグラノーラでヘルシーだったから“なんて勘違いして昼食や夕食を食べすぎると、結果として一日のカロリーを簡単にオーバーしてしまうわけです。
太りにくいシリアルを選ぼう!
グラノーラのカリカリ感がお好きなら、ミューズリーやオートミールなどのシリアルにチェンジするのがオススメです。同じシリアルでも、これらはグラノーラのように砂糖や油が添加されていないため糖質や脂質が少なく太りにくい食材です。
そもそも、グラノーラがヘルシーだと勘違いされやすいのは栄養価の高い穀類を使用しているからです。しかし、どんなに栄養価の高い穀類であってもそこに砂糖や油が添加されていたら元も子もありませんよね。
その点、ミューズリーやオートミールは栄養価の高い穀類だけを使用しているので正真正銘のヘルシー食として楽しめるのです。ちなみに、コーンフレークはトウモロコシを揚げて作られているので太りやすい食材です!ドライフルーツが入っていないからヘルシーとは限りませんので、注意してくださいね。
昼食の勘違いヘルシー食「春雨」
春雨を麺の代わりに食べるのは要注意!
ダイエット中の昼食に登場頻度が高い「春雨」。コンビニで気軽に手に入る春雨スープや春雨サラダを、毎日のように愛食している方も多いのではないでしょうか。ツルっとした食感が麺のようで食べやすく、白滝に似た透明の見た目からもダイエットに最適なヘルシー食だと思いがちですよね。
確かに、春雨には食物繊維やカルシウムなど他の麺類にはない栄養が豊富に含まれているため健康的です。しかし、だからといってヘルシー食だと勘違いしてしまうのは危険です!
春雨は誤って食べ過ぎると、痩せるどころかますます太りやすくなる食べ物なので、毎日のように食べている方は頻度を減らしたり代替品を取り入れる必要があります。
春雨は立派な「糖質」食材!
白滝にも似た見た目の春雨ですが、その原料が何だか知っていますか?白滝がコンニャクから作られているのに対し、春雨の原料は緑豆や芋類のデンプンです。デンプンとはお米にも含まれている炭水化物(糖質)のことです。
つまり、春雨は立派な「糖質」食材!さらにその糖質量は、なんと中華麺の約3倍もあるのです。そもそも春雨をヘルシー食と勘違いしてしまう理由は、水で戻してから食べるために量が少なくても満腹になりやすく、結果としてカロリーが低く表示されているから。
しかし、春雨スープ1食分に含まれる約30g程度の春雨でも、実際にはラーメン1食分である100g程度の中華麺と同じ糖質量なのです。炭水化物(糖質)を避けたいからと麺の代わりに食べているはずが、実は麺と同じように炭水化物(糖質)を摂取しているなんて、驚きではありませんか?
麺類の代替えには「白滝」がオススメ!
ダイエット中に麺類が食べたい時には、春雨ではなく白滝やコンニャク麺がオススメです。コンニャクで出来ている白滝やコンニャク麺は、それぞれ糖質が含まれていないので麺類の代わりに食べても太りにくい食材です。
特に白滝は、今や海外で「Zen Pasta」と呼ばれるほどヘルシー食として大人気!パスタの代わりに使用され、その独特な食感から大ブレイクしているのです。食物繊維が豊富な白滝は、お腹の調子を整え便秘解消効果に期待ができたり、血糖値の上昇を防いでその他の食事を脂肪として蓄えにくくしたりしてくれます。まさにダイエットの味方!正真正銘のヘルシー食ですね。
夜食の勘違いヘルシー食「おでん」
おでんの定番「練り製品」には要注意!
ダイエット中のヘルシー夜食といえば「おでん」。特に、ちくわやはんぺんなどの練り製品は魚のすり身で作られているため、「なんとなくヘルシーそう」と思ってはいませんか?
淡白な味わいで脂っこさも少ないため、その他の具材よりも痩せやすいヘルシー食としてダイエット中に愛食している方も多いですよね。しかし、実はこれらの練り製品は決してヘルシー食とはいえません。
それどころか、おでんの汁と一緒に食べると太りやすくなってしまう可能性さえあるのです!ダイエット中だからとおでんの練り製品ばかり食べている方は、今すぐ具材のチョイスを変える必要があります。
「練り製品」は太りやすい糖質!
一見ヘルシーそうなちくわぶやはんぺんのような練り製品。これらは原料である魚のすり身を固めるために、芋類や穀類のデンプンを加えています。デンプンとは、春雨の原料でも前述した通り炭水化物(糖質)のことです。もちもちとしたあの食感は、なんと炭水化物(糖質)だったのです!
さらに、これらの練り製品は味の輪郭を強調するために塩分が多く使用されています。私たちの身体は、塩分を過剰摂取すると水分を溜め込みやすくなりむくみやすい状態になります。
むくみはやがて脂肪へと変わるので、結果として太りやすくなってしまうのです。おでんの汁はただでさえ塩分濃度が高いもの。練り製品でさらに塩分を摂取してしまうと塩分過多になるので気を付けましょう!
具はタンパク質&デトックス食材をチョイス!
おでんの具材には、練り製品を避けてタンパク質を豊富に含んだものを選びましょう!卵や牛スジ、厚揚げやがんもどきなど、タンパク質が豊富に含まれた具材は腹持ちが良いため、時間が経ってもお腹が空きにくいというメリットもあります。
また、コンニャクや白滝、大根や昆布など身体を内側からデトックスしてくれる食材もオススメです。塩分濃度も比較的低いため、おでんの汁と一緒に食べてもむくみにくいのでダイエット中にぴったりです。
本当のヘルシー食を知ってダイエット成功へ一歩リード!
いかがでしたでしょうか?ヘルシー食として勘違いされやすい「春雨」「グラノーラ」「おでん(練り製品)」は、実は糖質量が多く太りやすい食材という驚きの事実をご紹介しました。
せっかくダイエットをするのなら、本当にヘルシーな食材をピックアップして綺麗に痩せたいですよね。ダイエット成功に向け、まずは「なんとなくヘルシーそう」という勘違いを捨てましょう!おすすめした食材はどれも太りにく正真正銘のヘルシー食ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 平林 玲美(ひらばやし れみ)
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ダイエットアドバイザー・グルメライター。
身体本来の機能を高め、内側から美しくなる食事法を普及すべく活動中。
食にまつわる美容・健康情報や、今日から取り入れられる簡単ダイエットテクを発信する。
他、体質改善を目的とする独自ダイエットメソッドの個別指導も行っている。