公開日:2017/06/09 

冷蔵庫の余りものがスキンケアに使える!簡単に作れる入浴剤3選

冷蔵庫の余りものでスキンケアも出来てしまう節約美容術があるのです!ホテルでもらうアレや、余りがちなアレ、いつの間にか冷蔵庫の隅に追いやられてしまっていたアレなど、お金をかけずに美肌になれる入浴剤をエステティシャンである筆者が伝授します。

緑茶で美肌と足の消臭が叶うって本当?!

ビタミンCやカテキンで美肌に

緑茶にはビタミンCといった美白成分や、カテキンという殺菌作用がある成分が含まれています。その抗菌作用で緑茶が水虫に効果が高いといわれていることは有名な話ですが、実はニキビや肌荒れも防いでくれます。ストレスやホルモンバランスの変化で肌が不安定になりやすい20~30代の女性には嬉しいですよね。

同時に防臭効果も見込めるので、汗の臭いが気になる方にもおすすめです。これらの成分は飲み物として接種するだけではなく、お肌に直接触れることによっても効果が見込めるので入浴剤としてもぴったりです。

あなたの家に、緑茶の葉や、持ち帰ったホテルのアメニティの緑茶ティーパックを持て余していませんか?油断するといつの間にか風味が落ちてしまいます。しかし、そのまま捨てるには忍びないですよね。そんな時には緑茶入浴剤を作ってしまいましょう。

緑茶はティーパックさえあればOK

肌の調子が不安定な時や臭いの気になる春夏におすすめの緑茶入浴剤ですが、自宅にあるものですぐに作れます。もしティーパックに入った緑茶を持っている場合はそのまま湯船に入れるだけで大丈夫です。これが一番簡単です。

お茶の葉はあるものの、ティーパック入りの茶葉を持っていない場合は自分で作りましょう。100均等でティーパックのみ購入して、その中に緑茶を詰めるだけです。茶葉が出ないように口を閉じで湯船に浮かべれば緑茶入浴剤の完成です。

もし、買いに行く時間が無い時は、家にあるものでも代用できます。新品のストッキングタイプ(目の非常に細かいタイプ)の排水溝カバーか、洗濯済みで後々捨てても良いストッキングやタイツ、ガーゼやハンカチ等でティーパックの代用ができます。代用品でも茶葉が出てこないようにしっかりと口を結んでくださいね。

緑茶は足の臭いや角質にも対応!

足の臭いの原因は肥大した角質を食べる細菌が原因といわれています。角質を取り除くことが消臭への第一歩です。サロンでは専門的な技術を用いて角質を除去します。しかし、自宅で全て行うのは難しいですし、皮膚を傷つけてしまう可能性もあります。その為、簡単に自宅で出来るケアとして筆者のサロンでも緑茶足浴をすすめています。

やり方は簡単です。お湯と緑茶ティーパックを入れた洗面器に足をつけてしばらく待ちます。その後、軽石やフットケアパドル等で軽く削って最後に保湿クリームをつけて完成です。定期的に行うことによってすべすべの臭くない足裏を手に入れることができます。

買いすぎてしまった塩が〇〇に変身

塩は天然のデトックスツール

塩は調味料としてだけではなくバスソルトとしても使えることを知っていましたか?塩には発汗作用、美肌効果があるといわれています。塩を使用することによって身体よりもお風呂の方が塩分濃度が高くなるので浸透圧が発生します。その結果、発汗が促され、汗として老廃物が排出されます。

お風呂に入る前に水分をたくさん摂取して汗を体外に排出しやすい環境に整えてあげると、より効果がアップします。また、温かい塩風呂に浸かることで更に血行が促進されるので、美肌につながります。

血行が悪くなると老廃物が体内に溜まる原因になります。肌のトーンが暗く見える、肩こりがひどい、吹き出物が出るといった悩みがある方は血行が悪く老廃物が溜まっている可能性が高いです。お風呂にゆっくりつかって発汗させると同時にマッサージをして血流を良くするよう試みましょう。

塩をお風呂に入れるだけ!

手作りバスソルトは塩以外には特に必要なものはありません。ただ、人工的に精製された食塩はミネラルをほとんど含んでいませんので、できれば天然塩が望ましいです。塩にも色々種類があるので、こだわりたい方は岩塩やピンクソルトなどミネラル豊富なものを選ぶとより良いです。

しかし、スーパーで売っている価格の安い天然塩でも全く問題ありません。よりリラックス効果を求める方は塩にアロマオイルを入れると良いでしょう。分量は天然塩大さじ2杯程度にアロマオイル1~3滴程度です。香りが強い方が好みの人は5滴くらいまで入れても大丈夫ですが、入れすぎには注意しましょう。

塩のボディスクラブもおすすめ!

塩を使った美容アイテムといえば、入浴剤の他にはボディスクラブがあります。塩には古い角質を除去する作用もありますので塩そのもので身体をマッサージするとお肌がつるつるに生まれ変わります。

塩だけよりもオイルを混ぜた方が肌なじみがよくなるので、ボディスクラブとして使用する場合には塩大さじ4~5杯に対してオイル大さじ2杯程度入れて混ぜましょう。自宅にあるものを使用するとすれば、オイルはサラダオイル等よりもオリーブオイルやごま油等のキャリアオイルの方が良いです。

足裏やふくらはぎなどをマッサージして刺激が無さそうならお尻やお腹などの気になる部分やお顔のざらつきがある部分でも試してみましょう。顔の場合はあまりごしごし擦ってしまうと逆効果になってしまうので優しく使用する程度に留めます。

飲みきれなかった日本酒が最高の保湿アイテムに

保湿効果ばっちりの日本の米パワー

米にはオリザブランという成分が含まれており、保湿効果があるといわれています。日本酒も米からできているので、もっちりお肌に近づくことが可能です。保水効果にもすぐれているので乾燥が気になる女性におすすめです。

現代はエアコンの普及等によって1年中乾燥しています。肌が乾燥するとシワの原因になり、一気に老けた印象になってしまいます。シワは日常の乾燥が蓄積されて出来てしまいます。常に水分が少ない状態が続くと、肌は肌自身を守るために角質が厚くなりシワにつながります。

目元口元といった皮膚の薄い部分にこそ乾燥シワが出来てしまいがちですが、この部分にシワがあるとやはり年齢を感じてしまいますよね。毎日の入浴に米を取り入れることで乾燥知らずのお肌を目指しましょう。

日本酒入浴剤は日本酒をお風呂に入れるだけ!

作り方はとても簡単です。コップ1~2杯の日本酒を温かいお風呂に入れるだけです。アルコール分が強いので最初はコップ1杯から始めるのが良いでしょう。アルコールに弱い方は気分が悪くなってしまう可能性があるからです。

日本酒の種類は高級なものでなくても構いません。口に合わなかった安い日本酒でも大丈夫です。しかし、調理用の醸造酒は避けたほうが良いでしょう。純米酒の方がオリザブランも含まれているのでより保湿効果が期待できます。日本酒を入れたお風呂にゆっくり浸かって身体を温めて血行促進も目指しましょう。

手作り入浴剤の注意点はこの3つ

残り湯は汚れの原因に

残り湯をためてしまうと素材によってはバスタブに着色しやすくなったり、排水溝に流れにくくなったりします。汚れの原因になってしまうので、残り湯はその日のうちに捨ててバスタブを洗うようにしましょう。

洗濯への使用は避ける

お湯が勿体ないからといって洗濯に使用すると洗濯物に色や匂いが移ったり、洗濯槽を劣化させてしまう可能性もあります。洗濯は洗いだけでなくすすぎも含め入浴剤を使用した残り湯の活用はしないようにしましょう。

少しでも身体に異変を感じたら使用を中止する

どんなに素晴らしい効能が見込めても体質に合わない場合も考えられます。少しでもおかしいと感じたら無理して使用せずに、すぐにお湯から出て身体を洗って普通のお湯で洗い流しましょう。

手作り入浴剤で美肌になろう

冷蔵庫の中にある意外なものが美肌を作ることはお分かりになったでしょうか?

  • 緑茶ティーパックをお風呂に入れて肌荒れや足の臭いを防止する。
  • 天然塩をお風呂に入れて発汗作用を促し美肌を目指す。
  • 日本酒をコップ1~2杯お風呂に入れて乾燥知らずのもちもちお肌に蘇らせる。

今回紹介した緑茶、天然塩、日本酒はどこの家庭にもありますし、手に入りやすいものです。身近なものを使って簡単にワンランク上のお肌を目指しましょう。

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Editor's Information

冷蔵庫の余りものがスキンケアに使える!簡単に作れる入浴剤3選
yoko(ようこ)
美容ライター。
エステティシャン、EJA耳つぼジュエリー協会認定講師、1級ネイリストとして自身のサロン「ネイル&エステamandaspa」を経営。
単身ニューヨークでアートを学び、タイやバリで自然派エステを学んだグローバルセラピスト&アーティスト。


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