公開日:2016/12/19
大人ニキビケアは思春期と違う!適切な洗顔・保湿・栄養素とは
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10代の頃はニキビに悩まされ、いろいろなケアを試したという人、多いのではないでしょうか?
思春期のニキビは皮脂の過剰な分泌が原因で、額から頬にかけてのTゾーンにできやすいのが大きな特徴。過剰に分泌された皮脂が、毛穴につまることでニキビができてしまうので、しっかりと洗顔をして、肌を清潔に保つことが効果的な改善方法だと言われています。
大人になった今、あの頃と同じニキビケアをしていませんか?今回は、思春期ニキビとは違う大人ニキビの原因や、適切なケア方法をご紹介します。
大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因!
大人ニキビの大きな原因は、ホルモンバラスの乱れ。ホルモンバランスの乱れは、現代人の多くが抱える“ストレス”や“睡眠不足”“生活習慣の乱れ”などによって引き起こされます。
ホルモンバランスが崩れることにより、肌のターンオーバーも低下。古くなった角質が上手にはがれずに蓄積して、毛穴をふさいでしまい、そこにアクネ菌が繁殖し、ニキビができてしまうのです。
さらに、ターンオーバーの低下によって起こる“肌の乾燥”は、毛穴をふさぐ角質を厚くしてしまい、大人ニキビをより悪化させる原因に…。日頃の生活を見直してホルモンバランスを整えることに加え、肌の乾燥をケアすることも、大人ニキビの改善につながります。
乾燥肌対策は、洗顔と保湿の見直しから!
肌の乾燥を改善するには、まずは“洗顔”と“保湿”の見直しが大切です。特に、注意が必要なのが洗顔。油分の含まれるものや、合成界面活性剤使用の洗顔料は控えるのがオススメです。
洗顔時の注意点は、洗顔料をしっかりと泡立て、強く擦りすぎずに、やさしく包みこむように洗うのが鉄則。また、すすぎの際は、高温のお湯で洗い流すと、肌のうるおいを奪いすぎてしまい乾燥の原因につながるので要注意。人肌程度のぬるま湯を心掛けてください。顔を拭く際も、タオルでやさしく押さえるように拭き取り、肌に負担をかけないようにしてくださいね。
洗顔後は、もちろんすぐに保湿ケア。保湿力の高い化粧水を選ぶようにしましょう。化粧水でたっぷりと潤いを与え、乳液やクリームでしっかりと潤いを閉じ込めることを忘れずに!
繰り返す大人ニキビには、シンプルケアがベスト!
思春期ニキビは、ホルモンバランスが安定する年齢になると自然に治ることが多いですが、ストレスや生活習慣の乱れなどによって出来てしまう大人ニキビは、治りにくいだけでなく、繰り返しできてしまうのが特徴です。
“ニキビ癖”のある肌は、皮脂が酸化した状態の過酸化脂質が多いことに加え、肌の水分蒸散量が多いためバリア機能が乱れ、肌の抵抗力が低下しています。
この肌状態が“ニキビ癖”の根本的な原因なので、殺菌剤や防腐剤不使用など、肌に負担がかからないシンプルなスキンケアで、肌のバリア機能を整えることを心掛けましょう。
大人のニキビ対策は食生活も重要!
ホルモンバランスの乱れが原因の大人ニキビは、食生活の改善も重要です。
食生活におけるニキビ対策の強力な味方は、ビタミンB類。レバー、にんにく、サケなどビタミンB6を含む食品には、肌のターンオーバーを促進させる働きがあるといわれています。また、牛乳や鰻、しじみなどに含まれるビタミンB 2は、皮脂のコントロールをしてくれるニキビ対策に有効な食材。
顎のあたりに大人ニキビができやすい人には、ホルモンバランスを整えてくれる納豆や漬物などの発酵食品や、イワシやサンマといった魚がオススメです。
ニキビが口のまわりに出来やすい人は、消化器系の不調が考えられるので、ヨーグルトやバナナ、お粥など消化の良いものや、ゴボウやこんにゃくなど腸をキレイにしてくれる繊維質の多い食べ物を摂ると効果的。
大人ニキビを改善するためには、毎日の食生活を考えることも重要です。