公開日:2017/06/15
「しっかり洗う」に潜む落とし穴!混合肌の正しいクレンジング法とは
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顔のベタつきや乾燥が気になる混合肌は、多くの女性が抱える悩みのひとつ。混合肌について正しい知識を身につけ、しっかりとケアしていきたいものです。混合肌の方におすすめのクレンジング法をご紹介します。
詳しく知ってる?混合肌の特徴を知ろう!
混合肌はベタベタとカサカサ
混合肌は、Tゾーンがベタつき、Uゾーンが乾燥してカサカサしている状態のことです。部分的に肌の状態が異なるトラブル肌であるため、ケアするのにもひと工夫必要です。ご自身が混合肌かどうか判断できない場合は、以下の方法を試してみてください。
- 水洗顔後、なにもせず20分放置する。
- 20分後、TゾーンとUゾーンの肌状態を確認する。
この方法でTゾーンにベタつきやテカり、Uゾーンにつっぱり感が出た場合は混合肌と言えそうです。
混合肌は、もともと持っている肌質だと勘違いすることもありますが、実は生活環境の影響が大きいといわれています。次は、混合肌の原因について確認してみましょう。
生活環境が影響?混合肌の原因とは
混合肌の原因の代表と言えば、食生活の乱れがあげられます。脂っこいものやスイーツなどが好きな方は、脂分の摂取が多い分、分泌する皮脂も増える傾向にあるようです。食生活の乱れのほかにも、エアコンの使い過ぎも混合肌の原因となりえます。エアコンは室内を快適な温度にしてくれますが、エアコンがついている部屋は乾燥しやすい傾向があります。
部屋が乾燥すると、肌の乾燥を防ごうとして皮脂を必要以上に分泌してしまいます。そして、間違ったスキンケアも混合肌を引き起こす原因のひとつとなります。皮脂が多いから、皮脂をしっかり取り除こうとゴシゴシ洗うのは間違いです。今こそ正しいスキンケア方法を学びましょう!
ホルモンバランスの乱れも混合肌の原因に
混合肌を引き起こす原因はさまざまですが、女性の場合はホルモンバランスの乱れも大きく関係しています。ホルモンバランスの乱れは、生理が起こる前後に発生しやすいものですが、それだけではありません。生活リズムが乱れていたり、心身に強いストレスがかかっていたりする場合に起こりやすくなるといえます。
きちんとスキンケアをしているのに混合肌が治らない…とお悩みの方は、体や心の声に耳を傾けてみてください。ホルモンバランスの乱れを治すことができれば、混合肌も治しやすくなりそうですね。スキンケアの効果を高めるためにも、ボディケアやメンタルケアも同時に行っていきましょう。
混合肌の人が気をつけたいクレンジング方法
洗いすぎと摩擦はダメ!混合肌を悪化させる危険性も
混合肌の場合、パッと見たときに気になるのはTゾーン。テカりをとりたい一心でついゴシゴシと洗ってしまいがちですが、それはNGです!ゴシゴシこするということは、それだけ肌を傷つける可能性も高くなります。さっとメイク落としできる拭き取りタイプも、知らない間にゴシゴシこすっている可能性があります。
拭き取りタイプは、忙しいときだけ使うなどして工夫しながら使い分けましょう。また、しっかり皮脂を落とせる強力なオイルタイプも混合肌の方は避けた方がよいかもしれません。オイルタイプは皮脂をしっかり取り除いてくれますが、ツルツルとして洗いやすい分、必要以上にオイルを塗りこんでしまう傾向があります。その結果、とる必要のない水分や必要な皮脂までもとってしまう可能性があるのです。
肌にやさしいクレンジングを選ぼう
混合肌の方におすすめのクレンジング剤は、皮脂を落とす力がやさしいタイプです。合成界面活性剤を含むクレンジング剤は、洗浄力が強いということを覚えておきましょう。
洗浄力が強いのはメイク落としとしては優れていますが、混合肌の人には少々強すぎる傾向があります。皮脂を落とす力がやさしいクレンジングは、合成界面活性剤の代わりに美容液成分によって落とすタイプがあります。ほかにも、クレンジング後につっぱり感がでないようにしっかり保湿してくれるタイプなどがあります。「洗浄力」に重きを置いたアイテムよりも、「保湿力」や「カバー力」があるクレンジング剤を選びましょう。
「無添加」「天然100%」がおすすめ
肌へのやさしさを考えてクレンジング剤を選ぶと、やはりおすすめなのが化学成分フリーのクレンジング剤です。無添加であれば化学物質によるかぶれなども防ぐことにつながるので一石二鳥!天然成分の洗浄力を利用してクレンジングでき、皮脂バランスを整えやすくなるでしょう。
肌にやさしいクレンジング剤の中には、ダブル洗顔をする必要のないアイテムも存在します。混合肌の場合、二重で洗顔まで行ってしまうと肌の状態が悪化してしまうこともあります。肌トラブルを防ぐためにも、クレンジング剤ひとつで済ませたいところですね。クレンジング剤は肌との相性も関係してきますので、お気に入りの1本を見つけることも大切です。
混合肌の人におすすめのクレンジングとは?
混合肌の人におすすめの「クリームタイプ」
混合肌の人は、クリームタイプのクレンジング剤もおすすめです。拭き取りタイプやオイルタイプよりも刺激が少ない傾向にあり、やさしく洗えます。クリームタイプを使うときのポイントは、とにかくすばやく落とすこと。クリームを顔に塗ったら、長くとも1分以内には洗い流すように心がけましょう。ウォータープルーフマスカラなど落としにくいものがある場合は、ピンポイントでオイルクレンジングを使うようにするとよいでしょう。
もうひとつの注意点は、必ずぬるま湯を使うことです。水や熱湯は肌へ負担がかかりやすいので、避けた方が無難でしょう。
お化粧が薄い人は「ミルクタイプ」を
ミルクタイプは、クリームタイプよりも伸びがよく、お肌にやさしいクレンジング剤です。数あるクレンジング剤の中でもミルクタイプは肌への刺激が少なめで、洗浄力もやさしいという特徴があります。また、水分がふんだんに含まれているため保湿力も高く、洗った後のつっぱり感も少ないでしょう。
混合肌の人だけでなく、乾燥肌や敏感肌の人にも人気があるようです。全体的に薄めのメイクをされる方やウォータープルーフではないメイク道具を使っている方などにもおすすめだといえるでしょう。
混合肌は引き算で考えよう
混合肌の人の多くは、「Tゾーンの皮脂を取り除こう」という気持ちが強いため、どうしても過剰にクレンジングをしてしまう傾向があります。皮脂を取り除くというところにとらわれず、「必要な皮脂を残す」という大切さや「肌の乾燥を防ぐ」という視点も取り入れてみましょう。
必要な皮脂を残し、肌の乾燥を防ぐためには、いままでやりがちだったNG行動をひとつずつ取り除くことが大切です。クレンジング剤に、オイルを選んでいませんか?また、洗う際に熱湯を使ったりしていませんか?今までやりすぎていたケア方法からひとつずつ引き算することで、肌に負担の少ない洗い方を身につけてみましょう。
正しいクレンジング法とクレンジング剤を選ぼう
- 混合肌の特徴はTゾーンの油とUゾーンの乾燥
- 混合肌の方はクレンジングをぬるま湯でやさしく丁寧に行いましょう
- クレンジング剤は無添加のクリームやミルクを選択してみましょう
混合肌は、生活環境やクレンジング方法などを正すことで改善される可能性があります。自分にあった方法を見つけるためにも、まずはご自身の肌の状態をしっかり見極めてみましょう。