公開日:2017/06/09
その習慣が老けや肌トラブルの原因に?バスタイムにやりがちなNG習慣9つ
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湯気のスチーム効果などでキレイに磨きをかけることができるバスタイム。その時間を有効に過ごしている女性は多いのではないでしょうか。筆者自身も湯船に浸かりながらフェイスマスクを使用したり、スカルプケアを行うなどバスタイムを有効利用しています。
とはいえ、その過ごし方を誤ると反対にあなたを老けさせてしまうことさえあることを知っていますか?そこで、今回はバスタイムにやりがちなNG習慣をシーン別にご紹介します。当てはまるものがないかどうか、確認しながらぜひご覧ください。
顔をすすぐ時
シャワーを使う
入浴中にメイクを落としたり、顔を洗うという人は多いのではないでしょうか。その時、シャワーで洗い流すと素早く、楽に汚れを洗い流すことができるのでとても便利ですよね。だからこそシャワーで顔をすすいでいる人は実際のところ多いのではないでしょうか。
しかし、これは残念ながらNG習慣!なぜなら、シャワーのお湯は勢いよく流れてきます。その水圧で顔のたるみや毛穴の開きをまねく恐れがあるからです。
そのため、面倒でも蛇口やシャワーから出るぬるま湯を手ですくって顔をすすぐようにしましょう。また、その際はすすぎ残しがないように丁寧にすすぐことも心がけてくださいね。
湯船のお湯を使う
節約を心がけている人に多いことですが、湯船のお湯を使って顔をすすぐこともNG習慣です。湯船には目には見えない雑菌が数多く繁殖しています。どんなに綺麗に湯船を洗っていてもこれは当てはまることです。そのため湯船のお湯で顔をすすぐことはニキビなどの肌トラブルをまねく可能性があります。
また、湯船の温度は皮膚の温度よりも高いため、肌に必要な潤いまでも落としてしまう可能性があります。ですから、湯船のお湯を使って顔をすすぐことは今すぐにやめましょう。
ちなみに、体にも同じことがいえます。湯上りには、シャワーで体を軽く洗い流すことを習慣にしましょう。そして、顔を拭くフェイスタオルを湯船のお湯につけるようなこともやめましょう。
熱いお湯を使う
このほかバスタイムに限ったことではありませんが、顔をすすぐ際にはその温度にも注意する必要があります。なぜなら、前述のように熱いお湯で顔をすすぐと、天然のクリームともいえる皮脂など肌を潤わせているものまで奪って肌の乾燥をまねく恐れがあるからです。
ですから、顔をすすぐ際は少し冷たく感じられる35度程度のぬるま湯ですすぐことを常に心がけましょう。
体を洗う時
体を洗った後に髪を洗う
バスルームに足を踏み込んでからどのような行動をとるのか、パターンが決まっているという人が多いのではないでしょうか。
体を洗った後に髪を洗うという人は、残念ながらNGな習慣を続けているということになります。今すぐ見直しましょう。なぜ体を洗った後に髪を洗うのはNGなのかというと、シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどが背中に残ってしまう恐れがあるからです。
繰り返しできる背中ニキビに悩んでいる人は、もしかしたらこのことが大きく関係しているのかもしれません。必ず、髪を洗った後(コンディショナーやトリートメントを含めて)に体を洗う習慣に切り替えましょう。
化学繊維のタオルやスポンジ、ブラシを使う
体を洗う時、いつもどのようなものを使っていますか?ナイロンなどの化学繊維でできたタオルやスポンジ、ブラシなどを使っているという人は今すぐやめましょう。肌に負担をかける恐れがあるほか、肌の乾燥や黒ずみをまねく可能性があるからです。そのため、体を洗う際は綿やシルクなどの天然素材で作られたもので、なおかつ、肌あたりのいいものを使って洗いましょう。
筆者のオススメは、綿素材の手ぬぐいです。肌当たりがいい上、背中もうまく洗うことができます。そして、自然のピーリング効果で肌の古い角質を優しくオフすることもできますよ。また、ゴシゴシ擦るのは厳禁!肌を傷つけてしまいます。石けんやボディーソープをしっかりと泡だてて、優しく洗うことを心がけてください。
ムダ毛を剃る
体を洗う時はたっぷりの泡を使いますよね。その泡を利用してムダ毛を剃っているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、これもNG習慣!泡を長時間肌にのせておくことは肌に負担をかけるほか、濡れた肌にカミソリをあてると本来剃る必要のない、肌に必要な角質なども剃ってしまうことにつながります。今すぐにやめましょう。
なお、ムダ毛を剃りたい場合には空剃りを避けてカミソリではなく、電動のシェーバーを使う方が肌に負担をかけにくいでしょう。
湯船に浸かっている時
長時間の半身浴
数年前に半身浴は、健康にも美容にもいいとブームになりましたね。実際のところ長湯する女性は多く、そういった人の中には長時間の半身浴を楽しんでいるという人が多いかもしれません。
しかし、これも残念ながらNG習慣です。湯船から出ている肩や胸などの上半身が冷えて血行不良をまねく恐れがあるほか、ダイエット効果やデトックス効果、美肌効果といった女性にとって嬉しい効果はそれほど見込めないといわれているからです。
しかも専門家の中には半身浴は意味がないと言い切る人がいるほか、逆にその危険性を指摘する声すらあるのです。そのため、体に負担をかける恐れがある長時間の半身浴は特に、今すぐにやめることをおすすめします。
熱すぎるお湯に浸かる
入浴する際はその方法だけではなく、その温度にも注意する必要があります。私たち日本人は、熱いお湯に浸かることを好む傾向にあるといわれていますが、熱すぎるお湯に浸かることは体に様々な負担をかけることが指摘されています。熱すぎるお湯に浸かると交感神経が刺激されることになり、急な血圧上昇をまねく恐れがあるといわれています。
そのほか、熱いお湯に浸かることは肌に必要な潤いまでも流して肌の乾燥をまねくことにつながります。そのため、42度以上のお湯に浸かることは避け、湯船の温度は41度以下の設定にすることをおすすめします。
スマホを見る
スマホユーザーが非常に多くなった昨今、スマホそのものが進化して防水加工が施されたスマホや防水効果のあるスマホケースなどが多数販売されています。そういったものを利用して、バスタイムでもスマホを楽しんでいる人が増えてきたように思います。
しかし、スマホ普及率が高くなれば高くなるほど、スマホ老眼や顔のたるみを助長するといった、様々な悪影響が指摘されるようになりました。そんな今だからこそだからこそ、スマホとの付き合い方を見直すことが大切です。
音楽を聞く程度に持ち込むのはOKですが、湯船に浸かってスマホを利用するのはやめましょう。スマホに熱中するあまり長湯し過ぎて体に負担をかけてしまう恐れもあります。
また、バスタイムは本来リラックスできる時間です。リラックスの妨げになるような行動は避けましょう。そのためスマホは持ち込まずに、しっかりと心も体も休めてリフレッシュできる環境を整えることをおすすめします。
バスタイムの習慣を見直すと、老化は防げる
今回は、バスタイムにやりがちな老けをまねく恐れのあるNG習慣について、シーン別にご紹介しました。最後にご紹介した内容をおさらいしましょう。
- 顔をすすぐ時には熱いお湯の使用は避け、湯船のお湯やシャワーを使わずにぬるま湯を手ですくってすすぐこと。
- 体を洗う時にはナイロンなどの化学繊維の素材のものを使うのは避けて、ムダ毛を剃ることもやめること。そして、髪を洗い終わった後に体を洗うこと。
- 湯船に浸かる時には、スマホの使用や長時間の半身浴、熱すぎるお湯に浸かることは避けること。
以上です。どれも今すぐに見直すことができる習慣ばかりではないでしょうか。ぜひ今すぐに見直して老化を防止しましょう。
- 遠藤 幸子(えんどう さちこ)
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美容ライター・エイジング美容研究家。
エイジング美容研究家としてラジオや雑誌、企業のインフォマーシャル、新聞広告などに出演。美容ライターとしては現在7つの媒体にコラムを執筆するほか、企業の広告などを手がける。
豊富な自己体験をもとに、アンチエイジングやスキンケアを中心とした美容情報を多数発信している。
公式サイト:アンチエイジング ジャーナル