公開日:2017/05/25 

トマトダイエットの方法とは?期待できる効果と正しいやり方

トマトダイエットは名前の通り、トマトを食べるだけのダイエット方法になります。トマトはダイエットはもちろん美容や健康などにも嬉しい栄養成分がたっぷりの食材なのです。

トマト食べることによって期待できる効果や、トマトダイエットを実践するとき注意点など正しい知識を身につけて、トマトダイエットを成功させる秘訣をご紹介します。

トマトダイエットの基本知識

トマトダイエットとは

トマトダイエットはトマトを食事に取り入れて行うダイエットの方法のひとつです。栄養が豊富に含まれているトマトはダイエット効果も期待することができます。

基本的なやり方は、トマトを食前に食べることでその後に食べる食事の量を抑えて、食べ過ぎを防止することができます。

トマトを切ってそのまま食べたり、サラダに入れたりするなど手軽に食べることができるので、食前に食べやすい食材のひとつでもあります。

トマトには栄養成分がたっぷり

「トマトが赤くなると医者が青くなる」とヨーロッパのことわざとして言われるほど、昔から体に良い食材とされてきたトマト。そんなトマトは栄養成分がたっぷりと入っている野菜です。

たった1個のトマトで、リコピン・食物繊維・グルタミン酸・ビタミンC・カリウム・ルチン・クエン酸などの栄養成分が摂取することができます。

その中でも最も有名な成分がリコピンですが、リコピンはトマトの赤い色素成分のことで、天然カロテノイドの一種です。リコピンには、活性酸素を抑えるという強い抗酸化作用があります。

この抗酸化作用は、人の細胞の酸化を抑制してくれるして期待されています。人の体は酸素によって細胞が酸化されると、老化やがん、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因になってしまいます。

トマトに含まれるリコピンはβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍もあると言われています。このような理由から、トマトが生活習慣病のリスク低減に大きく役立っているのです。

トマトに入っているリコピンの効果とは

ダイエットの効果があるのはもちろんですが、トマトは他にもさまざまな効果を期待できます。先ほどご紹介したリコピンがもたらす体への効果を見ていきましょう。

腸内環境の改善

トマトにはリコピンや食物繊維が多く含まれています。リコピンにはデトックス効果があると言われていて、腸内環境を整えてくれます。便秘気味の方は便秘が改善され、腸内に溜まった老廃物、排泄物をしっかりと体外に排出してくれる効果があります。

血液がサラサラになる

リコピンには動脈硬化を予防する働きもあると言われているため、血液の流れを促す効果があるので血液をサラサラにしてくれます。

アンチエイジング

トマトに入っているリコピンには、ビタミンEのおよそ100倍という強力な抗酸化力や美白効果があります。そのおかげから老化を防ぐ効果があります。

脂肪燃焼

2012年にトマトから発見された「13-oxo-9,11-octadecadienoic acid(13-oxo-ODA)」という成分が発見されました。この成分を一定量摂取することで、高脂肪食による肝臓内や血中の中性脂肪の増加を抑えたり、脂肪燃焼を促進させる効果を期待できます。

トマトダイエットをする時の注意点

1回に食べるトマトの量はどれくらい?

1回に食べるトマトの量の目安は1食につき中くらいの大きさのトマトの場合は1個(約150g)、ミニトマトの場合は10個ほどを摂取すると効果的です。

トマトが苦手だったり、トマトをずっと食べ続けるのは飽きてしまった場合には、トマトジュースを代用することも可能です。

トマトジュースで摂取する場合は、200mlの紙パックのトマトジュース1個を目安に摂取すると、中性脂肪が低下し、脂肪の燃焼量が増加に働きかけることができます。

トマトを食べるタイミングはいつ?

ダイエットの効果を上げるためには、食事の前に食べることが一番だといわれています。食前にトマトを食べておくことで、糖の吸収や血糖値の上昇を抑えることができるからです。

また、トマトの皮に近い部分に多く含まれている食物繊維をよく噛んで食べることで、さらに満腹感が得られるので食べ過ぎを防止する効果もあります。食前が難しいという場合は、食事中に食べても大丈夫です。

食べるなら夕食で!

またトマトを食べるのに一番向いている時間帯は夕食時です。なぜかというと成長ホルモンの分泌は夜に行われるからです。トマトに含まれる成分が成長ホルモンの分泌を促進するので、夜に食べるのが一番です。

もちろん朝や昼にトマトを食べてもダイエットの効果は期待できますが、夜にトマトを食べたほうがより効率的なダイエットが期待できるでしょう。

続けるべき期間は?

トマトダイエットは即効性はありません。トマトダイエットの理想的な継続期間は最低でも3ヶ月は継続しなければいけないということです。

トマトダイエットは主に痩せやすい体に体質改善をしていくといダイエットです。できれば6ヶ月は続けてみてください。そうすることで少しずつダイエットの効果を実感することができるはずです。

ただしダイエットにいいからといって食べ過ぎてしまうのは止めましょう。トマトは水分を多く含んでいるので、食べ過ぎるとお腹を冷やしてしまいます。

お腹を冷やすという行為は、ダイエットの逆効果になるだけではなく、身体に悪い影響を与える原因にもなってしまいます。

トマトを毎日の食事に取り入れる方法

トマトとオリーブオイルは相性抜群

トマトに含まれているリコピンは油に溶け出す性質があるので、一緒に摂ることで体への吸収率がさらに高まると言われています。なかでも相性がいいとされるのが、オリーブオイルです。

トマトにはβカロテンやリコピンなどの抗酸化作用がある成分が含まれていますが、オリーブオイルにもポリフェノール類による抗酸化作用があるので、悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにしてくれます。

そしてトマトの抗酸化作用成分は脂溶性なので、オリーブオイルと一緒に摂取することで体内での吸収がさらに早くなり、効果が高まるのため、まさに最高の組み合わせとであるといえます。

もちろんトマトジュースでもOK!

一番トマトを摂取するのに手軽な方法として市販のトマトジュースを使った場合でも、同様の効果が得られます。ただし市販のトマトジュースを使用する場合は以下の点に注意しましょう。

食事をする前に飲む
1回で飲む量は200ml

また市販のトマトジュースを使用する場合は食塩無添加や完熟トマトのトマトジュースを選びましょう。

食塩が入っているトマトジュースはおいしく、飲みやすいものがほとんどですが意外と塩分量が高いので、より高い効果を期待するなら食塩無添加のジュースを選びましょう。

ケチャップやトマト缶を使っても◎

トマトダイエットということはトマトそのものを使うべきかと思いがちですが、ケチャップやトマト缶を使った料理でも大丈夫です。

ケチャップにもかなりトマトが含まれていますし、加熱処理をされているトマト缶でも問題ありません。

自分が食べやすいように工夫をすることによって、飽きずにトマトダイエットを長続きさせることが出来ます。

トマトで簡単ダイエット!

トマトダイエットはトマトが好きな方なら気軽に始めることができて、正しいやり方さえ覚えてしまえば、あとは続けるだけの簡単なダイエット方法です。

食前にトマトを食べるということ以外は普段通りの食生活でいいので、極端に食事制限をする必要もないのでストレスが溜まる心配もありません。

また習慣化していくことで、体質も改善されていき、痩せやすい体質へと導いてくれる可能性もあります。気軽で簡単なトマトダイエット、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

695



ページのトップへ