公開日:2017/01/11 

睡眠不足で口臭がきつくなるって本当? 効果的な消し方は?

毎日丁寧に歯磨きをしているのに、ふとした瞬間に口臭が気になってしまうという方はいませんか?もしかするとその原因は“睡眠不足”かもしれません。

仕事などに追われて夜しっかりと眠ることができない日々が続くと、口臭がきつくなってしまうのです。一見すると関係ないようにみえる睡眠不足と口臭は、一体どのように繋がっているのでしょう。

睡眠不足が口腔内の環境を悪くする!

人間の体には、無意識の内に心臓や腎臓、血管といった器官を動かすためのシステムが備わっています。普段私たちが「動かそう」と意識していなくても動いている器官は、“自律神経”という神経の働きによって動いているのです。

自律神経には“交感神経”と“副交感神経”の2つの種類があり、興奮しているときや緊張しているときは交感神経が、リラックスしているときや眠っているときには副交感神経が優位に働くようになっています。しかし、睡眠不足によって身体がストレスを感じると、自律神経が乱れ、交感神経ばかりが優位に働いてしまうことに。すると身体は興奮状態となり、唾液の分泌量が減ってしまいます。

喉や口腔内を潤して浄化し、雑菌が繁殖しにくい環境に整える作用のある唾液が減ることで、口臭がきつくなってしまうのです。また、睡眠不足によって自律神経が乱れると、めまいや吐き気が起こったり、肌の調子が悪化したりすることも。歯磨きをしているのに口臭が気になるという方で、上記の症状にも悩まされている場合は、睡眠不足が原因と考えて対策を行っていくのが良いでしょう。

口臭改善のために充分な睡眠時間の確保を!

睡眠不足による口臭を改善するためには、十分な睡眠をとって自律神経の働きを整えることが第一です。しかし、仕事などが忙しいと、思うように睡眠時間を確保することができない場合もありますよね。

その場合は、せめて身体をリラックスさせる時間をとるようにしましょう。じっくりと湯船に浸かったり、お気に入りのアロマの香りを嗅いだりしてリラックスすることで、副交感神経の働きを促すことに繋がります。

自分に合った方法で身体の緊張をほぐし、交感神経の働きを少しでも穏やかにしてあげてください。また、外出先などでどうしても口臭が気になってしまう場合の対処法としては、ガムやタブレット等を食べて唾液の分泌を促し、口内を潤してあげるのがおすすめです。

睡眠不足で口臭がきつくなるって本当? 効果的な消し方は?

いかがでしたか?睡眠不足と口臭の意外な関係性についてお話しました。

睡眠不足によって自律神経が乱れ、唾液が減少することで口臭を招いてしまうのですね。口臭が気になる方で、普段あまりしっかり眠れていないという方は、ぜひとも今回ご紹介した対策を行ってみてください。

充分な睡眠をとって心身をしっかりと休ませ、自律神経の働きを整えてあげることが、気になる口臭の改善に繋がるかもしれません。

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