公開日:2017/05/19 

基礎体温の理想のグラフの形は?基礎体温でわかることを大公開!

毎朝なんとなく確認している基礎体温。排卵日や生理周期はもちろん、体の健康までわかること、知っていますか?基礎体温のグラフの形を読めるようになれば、もっと自分の体を知ることができるかも!理想のグラフの形と基礎体温でわかることをご紹介します。

そもそも基礎体温って何のこと?

基礎体温と風邪のときに測る体温は違う?

「体温計とご縁があるのは風邪のときだけ!」なんて方もいるのでは。でも、風邪のときに測る体温と基礎体温は別物だということをご存知でしたか?

基礎体温とは、日中体を動かしているときの体温とは異なり、安静時に測る体温のこと。ディナーをたっぷり食べた後に食事や水分が加算された体重よりも、朝食前の胃が空っぽのときの体重の方が本来の数値を測ることができるのと似ています。毎日定期的に安静時の体温を毎日測ることで、体の状態をチェックすることができるのです。

それに対して、風邪をひいたときは1日に何度も体温を測ることも少なくありません。食前・食後・安静時などによって体温は敏感に変動します。その変動を考慮に入れず測る体温は、「基礎」体温とは全く違うものといえるでしょう。

基礎体温はいつ測れば良いの?

基礎体温は、1ヵ月の間で約0.3℃~0.5℃のわずかな温度差で変動しています。その微妙な体温差を誤差なく測るためには、正しい時間・方法で測定を行うことが大切です。

基礎体温を計測するには、普通の体温計ではなく基礎体温用の体温計を使用します。朝目が覚めてすぐ、起き上がる前に舌の裏に体温計を当てて測りましょう。

上体を起こして体温計を探したり、トイレに立ったりしてからではダメです。大きな動きをしてから基礎体温を測ろうとしても、既に体を動かしてしまった後では正確な数値を得ることができません。目が覚めてから最小限の動きで基礎体温が測れるようにするためには、布団から手の届く範囲に体温計を置いておくのがポイントです。

基礎体温は継続して測り続けよう!

基礎体温は生理周期に合わせ、1ヵ月を通して変動するものです。基礎体温を測り始めてから1ヵ月~2ヵ月目は、まだコツがつかめないこともしばしばでしょう。でも、ダイエットがいつも3日坊主の人でも、基礎体温は継続して測り続けることが重要です。

約3ヵ月間基礎体温を測り続けてグラフを描いてみると、ようやく自分の体の周期がわかるようになります。基礎体温の上下の周期がわかると、生理周期や排卵周期、妊娠可能時期などをつかむことができます。妊娠願望のある人や、逆に妊娠を回避したい人は積極的につけると良いでしょう。

さらに、グラフの乱れがわかることで、自分では気づいていなかった体調の乱れを察知することが可能です。体の発する「助けて!」という信号を早めに知ることで、先手を打つことができるようになります。

基礎体温の理想のグラフの形とは?

約2週間ずつ低温期と高温期がやって来る

基礎体温の理想のグラフの形はずばり、生理の周期に合わせて約2週間単位で低温期と高温期の2相に分かれたものです。

低温期は生理が始まった日から排卵日にかけての約2週間で、その後、排卵日から生理開始日までの約2週間は高温期と言います。約0.3℃~0.5℃の間で変動するといわれる基礎体温ですが、低温期より+0.3℃以上、または高温期より-0.3℃以下がそれぞれの期間の境目の目安です。

通常低温期から+0.3℃以上の境目の日が排卵日と重なります。排卵日の約4日前から排卵日の前日までが妊娠する可能性が最も高く、基礎体温を測りあらかじめ排卵日を予想することで、計画的に妊娠・避妊をすることが可能となるのです。

グラフの形にホルモンバランスが影響

基礎体温の理想のグラフの形が低温期と高温期の2相に分かれるのは、生理周期に合わせてホルモンバランスが変わることが理由です。

生理には卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類のホルモンが作用しています。低温期には卵胞ホルモンが多く分泌され、高温期には黄体ホルモンが多く分泌されるようになっています。特に黄体ホルモンは体温を上げるよう作用するため、黄体ホルモンが分泌されると高温期に突入するのです。

2種類のホルモンバランスが乱れると、基礎体温に顕著な変化が現れます。高温期に継続的に分泌されるはずの黄体ホルモンが作用しないと、基礎体温は低下します。グラフの乱れはホルモンバランスの乱れを意味しているのです。

食生活・生活習慣でホルモンバランスを調整

基礎体温のグラフに現れるホルモンバランスの乱れは、肌荒れや便秘・下痢など体の健康に直結しています。妊娠や風邪をひいているわけでもないのにグラフが理想形でないときは、毎日の食生活や生活習慣を見直してホルモンバランスを整えることが大切です。

ビタミンをたっぷり含む野菜を中心にした献立の他、ビタミンB6を含むカツオやマグロ、ビタミンEが豊富なナッツ類を積極的に摂取しましょう。卵胞ホルモンに似た働きを持つ大豆を取り入れることは、むくみ解消にも効果的です。

また、就寝時間を早めに設定し、体のオンオフを切り替える生活を心がけてみるのも良いでしょう。手軽な運動をプラスすると、自律神経が刺激されてホルモンバランスの調整に一役買ってくれます。

生理周期の他にも!基礎体温でわかること

2週間以上の高温期は妊娠の可能性

通常排卵日と生理日を境目に約2週間で交代する低温期と高温期ですが、生理が来ないことに加え高温期が2週間以上続く場合、妊娠の可能性があります。

妊娠初期の症状として眠気やイライラ・頭痛・腹痛などが挙げられますが、生理前の症状に似たものが多く、妊娠を自覚しない妊婦も多いそうです。妊娠すると女性の体は黄体ホルモンが分泌された状態を維持するため、生理前に似た症状が出てきます。

ただし、基礎体温の変化だけでは妊娠の可能性について十分判断できません。妊娠しているかどうかは基礎体温を計測することによる自己判断だけでなく、妊娠検査薬を使用したり、産婦人科を受診したりすることがおすすめです。

無排卵月経・黄体機能不全かも?

「生理は毎月来ているのに、基礎体温のグラフでは高温期がない」という人の場合、無排卵月経の可能性があります。また、高温期が短い人や1度の生理周期に高温期が2回来る人の場合、黄体機能不全の疑いがあります。黄体機能不全は黄体ホルモンが正常に分泌されていないため、生理のスパンが短くなるのが特徴です。

無排卵月経と黄体機能不全はどちらも生理周期が乱れるので、基礎体温を測ってグラフを描いても、生理周期を予想することは難しいです。ダイエットや過度なストレスが原因であることも少なくありません。無排卵月経や黄体機能不全が疑われる場合は産婦人科で相談してみるのが良いでしょう。

がんの可能性!?子宮内膜症

生理が来ると高温期から低温期へ突入するのが健康的な状態ですが、生理が来ても高温期が続く場合、子宮内膜症が考えられます。子宮内膜症の原因は残念ながら解明されていないのが実情です。基礎体温の乱れ以外の症状としては、生理痛が酷くなったり性交痛や排便痛が挙げられます。

子宮内膜症は不妊治療を行う人の約50%が抱えているといわれ、不妊と深い関係がある病気といえます。さらに恐ろしいことは、子宮内膜症は卵巣がんに繋がる可能性があるということです。卵巣がんは進行が早いので、症状を感じたら多忙だからと後回しにせず、早めに医師の判断を仰ぎましょう。

基礎体温から健康状態を知ろう

  • 基礎体温を継続して測り、体の周期を把握しよう
  • 基礎体温はホルモンバランスで変わる
  • 基礎体温をつけることで妊娠や体の不調がわかる

基礎体温のグラフからわかることについてご紹介しました。基礎体温の理想形のグラフが乱れたら、体がヘルプの信号を出している証拠かもしれません。毎日基礎体温を測り、自分の体ともっと真摯に向き合ってみましょう!

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