公開日:2017/05/26 

顔にほうれい線ができる前に実行したいおすすめの予防法

ほうれい線ができると、すっかり老け込んで見えるような気がして落ち込んでしまうこともあるかもしれません。それだけに、ほうれい線ができないよう、早くから心がけていきたいものです。ほうれい線を予防するためにできることを紹介します。

ほうれい線の原因となる肌の衰えを防ぐ

ほうれい線の原因となる顔のたるみ

ほうれい線は、顔のたるみが原因となってできるといわれています。顔のたるみは、肌の老化によることが多く、肌の老化を進める要因を避けることで、ある程度予防することができると考えられています。

顔の肌は、表面の角質層の下に真皮層があり、その下に脂肪の層があります。肌は顔の表情筋に張り付いています。肌の土台である真皮層には、コラーゲンやエラスチンがあるといわれていますが、これは線維芽細胞が作っていると考えられています。

また、紫外線は、真皮層に届き、これらの線維を傷つけ、肌のたるみの原因となるとされています。最大の敵である紫外線対策は、顔のたるみ、ひいてはほうれい線の予防にも有効とされます。普段から、季節やお天気に関係なく、屋内でも日焼け止めを塗っておくことをおすすめします。

お肌の再生に有効な上質の睡眠を習慣にすること

肌の再生に有効な成長ホルモンは、入眠してから2時間から3時間後に分泌するといわれています。年齢が上がるにつれて、成長ホルモンの分泌は減っていきます。その結果、お肌のハリが失われてしまいます。上質な睡眠は、成長ホルモンの分泌を促してくれますから、ほうれい線の予防にも役立つでしょう。

肌が垂れる、ほうれい線ができやすくなるような生活習慣を避けることも大切です。たとえば、喫煙は活性酸素を大量に発生させ、血管を収縮させるといわれています。肌の血行や新陳代謝に悪影響を及ぼし、しわを増やしたり、顔のたるみの原因となると考えられているからです。ほうれい線の原因にもつながりますから、喫煙は避けるのがおすすめです。

ほうれい線の予防にはバランスのとれた食生活も必要

肌の再生、新陳代謝に必要な成分を体に取り入れてあげることもほうれい線の予防に効果があるといわれています。肌の原材料と考えられているタンパク質の一種「必須アミノ酸」、これにビタミンやミネラル類、必須脂肪酸を加えて、バランスのとれた食生活を習慣すると、若々しい肌を保つことができるでしょう。

逆に、ダイエットなどによって、必要な栄養素を取り損なう状態が続くと、お肌を再生させることが難しくなるといわれています。なので、コラーゲンが沢山含まれている、お魚や鳥皮といったものをきちんと取り入れることが大切です。食生活で取り入れるのが厳しいときには、ヒアルロン酸やコラーゲンをサプリメントなどで補ってあげることもおすすめです。

ほうれい線予防のためにできること

ほうれい線の原因となるむくみを防ぐ

顔がむくむと、老廃物などが皮膚の下にたまりやすくなるといわれています。老廃物がたまると、その重みで肌がたるみ、ほうれい線につながることがあると考えられているので注意したいところですよね。

むくみは、水分や塩分、アルコールなどのとり過ぎ、運動不足や睡眠不足、体の冷えなどによって起こるといわれています。普段から、むくみにつながる事柄を避けておくとよいでしょう。体を温めることはむくみ対策になりますし、お風呂に浸かる、冷たい飲み物ではなく白湯や常温の飲み物を飲むようにするといった工夫もおすすめです。

他にも、ストレッチやウォーキングといった軽い運動を定期的に行うことで、筋力を維持してむくみを防ぐことができるので、やってみてもよいでしょう。

舌回しエクササイズで口の周りの筋肉を刺激

舌回しエクササイズで、口の周りの筋肉を刺激し、ほうれい線を改善したり予防することにつなげていくのもおすすめです。口の周りの筋肉をほぐしつつ、鍛えることができると考えられています。このエクササイズは、顔のむくみに予防にもよいといわれています。方法は以下のとおりです。

  • 口を閉じたまま、歯をなぞるように舌を左回りに回します。20回繰り返します。
  • 下を右回りに回します。できるだけゆっくりと同じスピードで行います。
  • 右回しと左回しを1セットとして、毎日3セット以上行います。

このエクササイズは、口周りの筋肉だけでなく、顎舌骨筋も鍛えるのにも役立つといわれています。そのため、二重あごを予防や顔のゆがみを改善にもつながると考えられています。

お肌の敵乾燥対策と有効なスキンケア

肌が乾燥すると、しわができやすくなると考えられています。口元のしわは、ほうれい線の前兆となるので注意したいところです。肌にミストを吹き付けたり、化粧水や乳液を使ってお肌に潤いを与えたりして、こまめに水分補給をすると、肌を守ることができます。

また、部屋の中が特に乾燥していると思う時には、加湿器を使うこともおすすめします。化粧水を塗る時にパッティングは肌にダメージを与えてしまうことがあるので、じんわりと浸透させるように塗るようにします。コットンや手に直接取った化粧水を、手のひらを開いて、顔の肌にあてるようにして5秒くらい待ちます。

すると、じんわりと浸透していく感じがするでしょう。化粧水や乳液をしっかりと肌にしみ込ませてあげると、乾燥対策になるといわれているのでおすすめです。

ほうれい線を予防するためにできるエクササイズ

ほうれい線の原因となるたるみを防ぐ頭皮マッサージ

ほうれい線は顔にできますが、頭と顔の皮膚はつながっているために、頭皮マッサージはほうれい線の予防にも有効といわれています。頭皮が固くなると、弾力性を失い、垂れ下がってしまうからです。

頭皮をもみほぐして、やわらかくすることで血行も良くなり、新陳代謝が促されて、肌の弾性を取り戻しましょう。また、頭皮マッサージをすることで、顔の表情筋を鍛えることにもつながるでしょう。

シャンプーをしている時や、テレビを見ている時間などに、壺を押すだけなので簡単に行えます。両手で頭を包み込むようにし、両手の薬指、中指、人差し指を使って頭頂部を押します。押してみて気持ち良いところがツボです。

リンパの流れを促すヘッドと顔のマッサージ

ヘッドマッサージは、耳の後ろのくぼんだ部分にある頭のツボ、襟足のくぼんだ部分にある首のツボを、上から下に向けて押していくマッサージです。上から下に押すことで、リンパの流れが良くなり、老廃物が排出されやすくなります。

顔のマッサージは、口元に行います。顔の表情筋を上に引き上げるマッサージです。口角に手のひらをあげ、耳の前に引き上げるようにゆっくりと動かします。顔を正面に向け、両手を顔の前に合わせ、あごを支えるように両手の親指をあごの後ろに入れます。その状態で、あごに沿って両手を左右に動かします。

あごの後ろにあるお肉を、耳の後ろにリフトアップしていくようなイメージを持つと行いやすいでしょう。この運動で、あご間接の周りの筋肉を鍛えることができると考えられています。

顔と体のストレッチで姿勢を正してたるみを無くす!

スマートフォンの見すぎやデスクワークのし過ぎで、猫背気味の姿勢になってしまうことがあります。猫背になると、あごが胸元に引かれた状態になり、頬が下向きに垂れ下がってしまい、たるみを引き起こすと考えられるからです。姿勢を正すために次のようなストレッチを行うことをおすすめします。

まずは姿勢を正し、背筋をピンと伸ばします。両手を前に伸ばして肩の高さになったところでひじを引き体の横で5秒間くらい、維持します。それから、ひじを曲げたまま手のひらを頭の上に上げて5秒間維持します。その姿勢のまま目と口を大きく開いて、「あ」の口をして、5秒間維持します。次に目と口をしっかり閉じ、なるべく顔のパーツを中央に集めるようなつもりで5秒間キープします。

ほうれい線を予防するためにできる対策

  • バランスのとれた食生活と十分な睡眠など、生活習慣の見直しを図る
  • 乾燥や紫外線などお肌の敵となるモノを避ける
  • 姿勢矯正やむくみを予防するストレッチやエクササイズをなどを行う

ほうれい線は、顔のたるみやむくみなどが原因にあげられます。ほうれい線を予防するために、以上のようなことに注目してみましょう。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

710



ページのトップへ