公開日:2017/05/18
白湯ダイエットしたい!なぜ白湯はダイエットに効果があるのか
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白湯とは何も入れていないお湯のことですが、これを飲むだけでダイエット効果があるとされています。お湯を飲むだけで痩せることができるなら、誰にでも簡単にできるので続けられそう!白湯がダイエットや健康効果に与える影響をご紹介します。
白湯は水を飲むより体によい?
冷やさないので体に良い白湯
白湯とは、何も入れないで沸かしたお湯のことを指します。喉が渇いた時はお湯ではなく水をごくごく飲みたくなりますが、季節によっては水は体を冷やしてしまう原因にもなりかねません。ひと手間かけて冷ました白湯を飲んだ方が体には良く、その健康効果は古くから指摘されているのです。
また、日本人は僕も含め、冷たい飲み物をよく飲みます。冷たい飲み物というのは、長い人類の歴史からみれば、ほとんどあり得ないものであり、冷たい飲み物ばかりをのむ習慣に遺伝子的にはまだまだ対応していないはずです。結果的には身体を冷やしやすいわけで、色々な病気の下地になっている可能性があります。
引用元:本の紹介:白湯毒出し健康法 | 板谷耳鼻咽喉科|滋賀県草津市
伝統医学でも勧めている白湯の効果
昔は病気にかかった人や、高齢者、赤ちゃんには水ではなく、白湯を冷ましたものをあげるという習慣がありました。これは飲料水の衛生状態が現代よりも良くなかったので、もちろん水を殺菌するという目的があったわけです。
加えて水よりも白湯の方が口当たりがよく、飲みやすいということも、関係していたと言えるでしょう。その上体が温まるので弱っている人にもよいという認識が、一般的にもあったためと思われます。
インド伝統医学のアーユルヴェーダでも、白湯を飲むことで体の毒素を出すことができると説いています。ただの水を飲むことに比べ、熱を使ってそれを温めるというプロセスが、体の中に働きかけデトックス効果を生むとされているようです。
白湯を飲むことのメリット
ところで、白湯を飲む具体的なメリットとはどのようなものでしょうか?まずは体を温めてくれるので、体調が良くなることが挙げられます。
体が冷えやすい人は季節を問わず冷たい飲み物は避けた方が良いので、暖かい白湯はぴったり。体内が冷えていると当然血流も悪くなるので、ウイルスや細菌が体内に侵入してきた時に、それを撃退してくれる白血球が働きにくくなります。白湯によって内臓が温まると免疫力が上がり、病気にもかかりにくくなるのは、うれしいポイントです。
免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度(わきの下で36.2~36.3℃、舌下で36.5~36.7℃)といわれていますが、現代人は低体温傾向にあると言われています。免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると一時的には最大5~6倍アップするといわれており、体温を上げることの重要性がよくわかります。
引用元:免疫力アップ!体温を上げて健康になる方法・食べ物・食事 | ヘルスケア大学
白湯がダイエットによい理由
白湯を飲むことで痩せ体質に
白湯で体を内側から温めることは、実はダイエットにもとても効果があるとされています。というのは体が温まることで代謝が良くなり、摂取したエネルギーを消費する率がアップするからです。
人間は運動など体を使っていない状態でも、生きていく上にエネルギーが必要であり、それを基礎代謝と呼んでいます。体を温めるとこの基礎代謝率が上がるといわれているので、いわば痩せ体質を作ることにつながるのです。内臓の温度が1度上がるだけで、基礎代謝は1割以上も上がるとされています。
溜まってしまったエネルギーを何もしなくても使うことができるのですから、基礎代謝を上げることができる体を温める行為には、ぜひ注目しておきたいものです。
デトックスにも白湯が効果的
白湯は水よりも体に優しいため、飲みやすく水分をふんだんに摂ることが可能です。結果的に利尿作用を高めることができるので、人によってはむくみが取れてサイズダウンすることもあるのがうれしいポイント。そして体内の毒素を排出することにもつながるので、デトックス効果が期待できるのです。こうした不要なものの排出によって起こる、新陳代謝の高まりも見逃せません。
体は古い物質を排出しないと、新しく必要な物質を取り込めないという性質がありますので、代謝をよくしておくことは健康維持にもつながるというわけです。また、体温を上げることも新陳代謝を促すので、温かい白湯のほうが、冷たい水よりもより代謝率を上げるのによいということになるのです。
白湯での健康維持は長期戦で
ところで、白湯は薬ではないのですから、飲んですぐに健康が回復したり、数日間で痩せることができるわけではありません。ダイエット効果も少しずつ効果が出てくることを期待して、毎日の習慣として長期戦で取り組みたいものです。白湯を飲む習慣は、少なくとも1ヶ月以上は続けてみて下さい。
そして血流を良くするためにも運動を継続的に行ったり、入浴もシャワーだけで済ませず、バスタブに浸かって体を温めることも意識しましょう。同時に血液をサラサラにすると言われる不飽和脂肪酸の1つ、ドコサヘキサエン酸を多く含むイワシやサバなどの青魚や、ビタミンEを多く含むナッツや魚介類を摂るように心がけて、相乗効果を狙ってみてはいかがでしょうか?
白湯ダイエットのやり方
いつがよい?白湯を飲むタイミング
白湯をダイエットに活かすには、1日のうちいつ飲んだら良いのでしょうか?薬ではなくお湯なのですから、喉が渇けばいつ飲んでもOKですが、まずは朝起きてすぐに飲むことがお勧め。人間は寝ている間も汗をかいており、起きがけは体内の水分が大変不足している状態です。そのため、起きたらすぐに水分補給を行うことで、血液がドロドロになることを防げます。
直前でなければ食事の前や、食間にお茶代わりに飲むのもよいでしょう。内臓を温めることで消化も促進するので、胃腸の調子を整えるためにも効果が期待できます。また、喉の渇きを覚えた時には既に体は水分不足になっているので、ふだんから渇きを感じる前にこまめに白湯を飲むと良いでしょう。
1日にどのぐらいの量を飲むべき?
白湯を飲む際の適量は、1日に800ml程度を、数回に分けて飲むことがお勧めです。ジュースなどと違ってカロリーがないので、たくさん飲んでももちろん太る心配はありませんが、飲みすぎることでかえってむくみを引き起こす人もいるかもしれませんので、ご注意を。
白湯の作り方ですが、ミネラルウォーターではなく水道水でも大丈夫です。その場合ただ水を温めるだけではなく、5分以上煮沸するとトリハロメタンが除去できるという説もあります。気になる方は、長めに煮沸してみましょう。
水は飲める温度に温めるのではなく、いったん沸騰させてから冷ますのが基本です。冷まし過ぎると体を温める効果が薄れてしまうので、体温より低い温度になる前に飲みましょう。
白湯ダイエットで気をつける点
白湯がダイエットに効果があるとはいっても、食前や食間などの空腹時に一度にたくさん飲むと胃液が薄まってしまい、消化が悪くなる恐れがあります。そうなると胃腸に負担がかかってしまい、健康に痩せるはずが本末転倒になってしまいます。消化不良を避けるためにも、白湯を食前に飲む時や起きがけに飲む時は、食事をする時間の30分以上前に飲むことをお勧めします。
また、1回に飲む適量も決まっているわけではありませんが、飲み過ぎの弊害は防ぎたいものです。そのためにも、1回の分量は200ml程度にしておくのがよいかもしれません。飲み方も一度に大量にがぶがぶと飲むのではなく、少しずつ体に入れていく意識を持つ方がよいでしょう。
白湯ダイエットはポイントを守って
- 白湯ダイエットの効果を出すため、1ヶ月以上は続けましょう。
- より効果を出すため、少しずつ分けて飲みましょう。
- 代謝を良くするため、体を温める食品を摂ったり、運動なども並行して行いましょう。
以上の点をふまえて、白湯ダイエットを成功させましょう。