公開日:2017/05/26
ホットヨーグルトのダイエット効果を知りたい!なぜ痩せられるのか
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ホットヨーグルトは、腸内環境を整えることで代謝を高め、健康的なダイエット効果が期待できる食品です。
なぜ、温めるだけでダイエット効果が高まるのか、そのメカニズムと、実践するときの注意点、おすすめのホットヨーグルトアレンジレシピを紹介します。
目次
ダイエット効果ある?ホットヨーグルトとは
ホットヨーグルトとは、その名の通り『ヨーグルトを温めてから食べる方法』で、ダイエット効果が期待できます。
ホットヨーグルトにすることで、どのような違いが出るのか、メリットとおすすめの食べるタイミングをまとめました。
ヨーグルトを温めると乳酸菌が活発に
ヨーグルトに含まれている乳酸菌には適温があります。乳酸菌は冷たい環境だと働きが鈍いため、40℃前後に温めることで、活発に働くと言われています。
体内でもある程度、ヨーグルトが温められるので、腸に届くときには乳酸菌の活動も高まるものの、最初から温めておくことで、乳酸菌の働きを最大限に高めることが可能です!
食べるのは、朝、昼、夕のいつ?
ホットヨーグルトに、便秘解消と代謝を高めたダイエット効果を期待するのであれば、『夕食後』に食べることがおすすめです。
午後10時~午前2時の間は、腸の働きが最も高まる『ゴールデンタイム』と呼ばれる時間帯です。夕食後にホットヨーグルトを食べることで、ベストなタイミングで腸に届き、老廃物の排出を助けます。
さらに就寝中は、成長ホルモンが分泌されて脂肪を燃焼させるため、ダイエットの相乗効果が期待できるのです。
反対に、空腹時は胃酸の働きが強くなっているため、乳酸菌が胃の中で死んでしまいます。
死んだ乳酸菌も、腸の中で善玉菌の餌として活躍しますが、生きた乳酸菌を摂取する方が、よりダイエット効果が期待できるため、なるべく夕食後に食べると良いでしょう。
ホットヨーグルトになぜダイエット効果が?
健康とダイエットに効果が期待できるヨーグルトですが、なぜホットヨーグルトにするだけで、ダイエット効果がより高まるのでしょうか。
腸の働きを整えてお通じをスムーズに
ヨーグルトには、腸内環境を整える『乳酸菌』や『善玉菌』が豊富に含まれています。
腸には、善玉菌のほか、病気を引き起こす大腸菌などの『悪玉菌』も存在していますが、ホットヨーグルトを食べて、腸内の善玉菌が優勢となることで、悪玉菌の活動を抑制し、便通が良くなるのです。
中性脂肪やコレステロールを下げる働きもあるため、肥満予防につながります。
また、腸内環境が良くなると、免疫力も高まるため、老廃物がしっかりと代謝され、美肌効果も期待できるでしょう。
カルシウムの吸収率アップも期待
ホットヨーグルトにすることで、カルシウムの吸収率もアップします。カルシウムは、ダイエットとも密接な関係があるのです。
カルシウム不足に陥ると、副甲状腺ホルモンからの指令を受け、体内のエネルギー生産を担う『ミトコンドリア』の働きが抑制されます。
これにより、ブドウ糖や脂肪酸など、本来エネルギーとされるはずの栄養が、脂肪に変換されて身体に溜め込まれてしまうのです。
ホットヨーグルトにして、カルシウムの吸収率を高めることで、太りにくい身体づくりにつながるでしょう。
腸も冷やさず、正常な働きを保つ
胃腸は、冷やしてしまうと正常に働ききません。栄養の吸収効率や基礎代謝の低下、下痢や便秘にもつながります。
冷たいままのヨーグルトを食べると、一時的に内臓を冷やしてしまいますが、ホットヨーグルトであれば、その心配はありません。
胃腸を冷やすことなく、本来の代謝をキープできます。
ダイエット効果実感ホットヨーグルトの食べ方
ここでは、ホットヨーグルトの作り方と、ダイエットの相乗効果が期待できる、アレンジレシピを紹介します。加熱するときは、温め過ぎに注意しましょう。
電子レンジでチン、温め過ぎには注意を
ホットヨーグルトの作り方は、通常の冷えたヨーグルトを、レンジで40℃前後にすれば完成です。
ヨーグルトの量や温度、電子レンジや耐熱容器の種類によっても異なりますが、100gに対し、500wで30秒を目安に温めましょう。
50℃以上で乳酸菌の活動が弱り、60℃以上に温めてしまうと、乳酸菌が死んでしまうため、人肌程度になるように確認しながら温めましょう。
ホットヨーグルトにすると、水分とヨーグルトが分離することがあります。食感を良くするためにも軽く混ぜてから食べると良いでしょう。
また、冷たいヨーグルトよりもわずかに酸味が感じられるようになるため、アレンジレシピで工夫するとより美味しくいただけます。
美味しいアレンジ方法
ここでは、ホットヨーグルトをより美味しく食べるための、アレンジレシピを紹介します。味に変化を付ければ、飽きずに楽しく続けることができますね。
ハチミツやフルーツを入る
ホットヨーグルトにすると、冷たい状態よりも『酸味』が強まります。個人差はあるものの、慣れるまでは、温かさと酸味に抵抗感がある人もいるかもしれません。
甘いヨーグルトが好みな人は、ハチミツやメープルシロップ、適量のフルーツを足すと食べやすくなります。フルーツは意外と糖分が多いため、カロリーオーバーには注意しましょう。
バナナやリンゴなどのフルーツを入れるのも定番です。バナナやリンゴは、食物繊維があり、便秘解消を促進してくれるため、ホットヨーグルトとの相性もバッチリでしょう。
ビタミンCが含まれているフルーツは、乳酸菌の働きを活発にしてくれます。
ショウガやオリーブオイルもおすすめ
「ダイエット中なので、糖分の高いものを足すのは抵抗がある」という人や、「もっとさっぱりと食べたい」という人は、ショウガやオリーブオイルでのアレンジがおすすめです。
ショウガには、ジンゲロールという成分が含まれており、温めることで『ショウガオール』と『ジンゲロン』という物質に変化します。加熱することで、身体を体内から温め、脂肪燃焼の働きを持つようになります。
先に、容器の中にショウガを入れて加熱してから、ヨーグルトをくわえてホットヨーグルトを作るのと良いでしょう。
オリーブオイルには、『オレイン酸』という腸の運動を活発にする成分が含まれているため、ホットヨーグルトの便秘解消効果と相性バッチリです。
ほかにも、コレステロールの低下や抗酸化作用を持っており、美肌効果も期待できます。
ホットヨーグルトダイエットの効果減らす注意点
ホットヨーグルトも、食べ方によってはダイエット効果を減らしてしまう可能性があります。注意点を守り、効果的にホットヨーグルトを食べましょう。
プレーンタイプを選ぼう
ホットヨーグルトを作るときは、『プレーンタイプ』のものを選びましょう。最初から糖分が入っているものは、摂取カロリーが多くなってしまいます。
ホットヨーグルトにすることで酸味が増すため、後から甘味を足すアレンジをする場合は、なおさらプレーンタイプがおすすめです。
食べ過ぎはカロリーオーバーに
身体にも健康にも良いホットヨーグルトですが、過剰摂取はおすすめできません。ヨーグルトは乳製品だということもあり、ある程度のカロリー量を持っているのです。
食後のデザートや就寝前の過剰摂取は、カロリーオーバーになってしまいます。特に睡眠時は、基礎代謝以外にほとんどエネルギーを使わないので、ローカロリーのヨーグルトを食べたとしても、カロリーオーバーとなってしまうことがあるのです。
ホットヨーグルトを食べてダイエット効果実感
ホットヨーグルトは、普段食べているヨーグルトを温めるだけで、ダイエット効果を高められる、とても手軽なダイエット方法です。
便秘解消効果も期待できるため、老廃物を排出し、身体の中から健康的にシェイプアップができます。
食べ過ぎやカロリーに気を付けながら、ホットヨーグルトで美味しくダイエットを目指しましょう!