公開日:2017/05/26 

乾燥肌を解消!?オイルパック でみずみずしい肌になる方法

肌が乾燥するとメークのりも悪くなり、気分が憂鬱になる女性の方は多いことでしょう。乾燥肌になってしまうメカニズムがわかれば、安心して対策ができますよね。オイルパックを取り入れることで、みずみずしい肌を目指す方法をご紹介します。

乾燥肌になってしまう原因とは一体?

誤ったスキンケアを行っている

肌が乾燥すると、「潤いがたりないのかな」と思い、いつも以上に保湿クリームをたっぷりとすりこませてみたり、何回も洗顔をしてみたりする方がいるかもしれません。少しでもキレイでみずみずしい肌になりたいがための必死の努力なのですが、そのスキンケア方法が乾燥肌につながる原因の1つといえます。

実は、クリームを肌に塗りこみすぎたり、洗顔をくりかえしたりすることは「乾燥肌」を引き起こしてしまう原因になるといわれています。肌のこすりすぎは、角質層を傷つけるため肌の潤いを低下させてしまう場合があります。

また、洗顔のしすぎは肌の細胞間皮脂質を洗い流してしまう可能性が高くなってしまいます。細胞間脂質とは、肌の水分を保つための細胞です。この細胞の働きが低下してしまうと、必然的に乾燥肌に導いてしまうといえるでしょう。

毎日の食生活から影響を受けている

乾燥肌を引き起こす原因は、スキンケアの間違いだけではありません。日頃、私たちが食べているものが乾燥肌の引き金になっていることもあります。それを防ぐためには、乾燥肌に効果的な栄養素が含まれた食物を積極的に取り入れることも大切です。

乾燥肌対策によい栄養素は、ターンオーバーを促進してくれる「タンパク質」やターンオーバーの乱れを防ぐ「必須脂肪酸」があります。さらに、ミネラルを与えてくれる「亜鉛」や新陳代謝を活発にする「ビタミンE」などがあります。

これらの栄養素が多く含まれている食物は、大豆類や魚介類、ナッツ類などがあります。できるだけ、乾燥肌に効果的な栄養素が含まれた食物を食事に取り入れることが重要です。

生活習慣により肌がダメージを受けている

私たちが日常生活を送る中で、乾燥肌を引き起こすダメージを受けてしまうことは数多くあります。たとえば、睡眠が不足すると、肌のターンオーバーが乱れやすくなるといわれています。ターンオーバーを一定に保つ役割を担っているのは成長ホルモンです。

成長ホルモンは、睡眠中に活発に働くため、思うように睡眠が取れないと成長ホルモンの働きが低下します。ターンオーバーが乱れると、肌に水分を保っておく役割も上手く機能しなくなるため、肌が乾燥しがちになってしまうのです。

さらに、エアコンを効かせた部屋で長時間過ごすと、肌の角質層が剥がれやすくなります。また、42度以上の熱いお風呂に入ったりすると細胞間脂質が流出し、結果として乾燥肌となってしまう場合があります。

オイルパックのさまざまな効果とは

オイルは化粧水で補えない保湿効果がある

乾燥肌には、オイルパックが効果的です。オイルには保湿作用が多く含まれています。化粧水をたっぷりとつけて保湿をする方もいるでしょうが、化粧水だけでは細胞間脂質に届かないことも多いのです。細胞間脂質は、肌の水分を保つ役割を持つ細胞です。ですが、その役割が低下した状態になっていると、化粧水で保湿をしても残念ながら蒸発してしまうのも早いのです。

一方、オイルは細胞間皮質と油分が相性が良いために、肌にすっとなじんでいきます。オイルは、細胞間脂質に行きわたり、細胞間脂質はバリアをはることが可能となります。それにより、肌がみずみずしい状態を維持できるのです。また、オイルは細胞間脂質の乱れを防ぐ働きも持っています。過剰に皮脂が分泌することを抑制し、バランスの良い肌に導いてくれる効果があるのです。

パックをすることで肌を傷つけない

洗顔やクリームは、肌をゴシゴシとこすりがちですが、パックなら肌に塗った後、しばらくそのままにしておくことができます。そのため、肌に強い刺激を与えることが少ない点が魅力だといえるでしょう。

最初はオイルを顔に広げた後、指で優しくマッサージすることが効果的ですが、顔になじんだら蒸しタオルを3分程度のせておくことがおすすめです。蒸しタオルを使うことで、肌がやわらかくなり毛穴が開くため、オイルがより肌に浸透しやすくなります。

パックが終わったら、蒸しタオルでオイルを優しく拭き取り、化粧水や美容液などでケアしてください。オイルパックを行ったからといって安心してしまい、何もしないとかえって肌が乾燥してしまう場合もあります。

細胞間脂質を流出させるのを防ぐ

たとえば、洗顔をくりかえし行うと、肌の細胞間脂質を洗い流してしまうおそれがあります。普通に洗顔をしていても、少なからず細胞間脂質は洗い流されるともいわれていますので、注意が必要です。

細胞間脂質は、肌の水分を保持する役割を約80%占めているとされているため、流出してしまうと肌がダメージを受けやすくなってしまいます。ですので、洗顔を行うときは注意が必要です。

一方、オイルパックはくりかえし洗い流すことをする必要がないため、細胞間脂質をできるだけ守りながらケアすることが可能となります。ただ、オイルパックをした後、蒸しタオルでやさしく押さえるように拭くことが大切です。強く拭き取ることは避けてくださいね。

パックにふさわしいオイルとは?

容易に購入できる定番のオリーブオイル

最近では、知名度を上げたオリーブオイル。スーパーやドラッグストアなどで市販されているため、手に入りやすいオイルのひとつです。オリーブオイルには、「オレイン酸」という主成分が含まれています。

このオレイン酸は、人の皮脂に多く含まれている成分で肌に潤いを与えてくれたり、肌のバランスを保ったりしてくれます。そのため、肌を乾燥から守るには効果的なオイルだといえるでしょう。

注意したいのは、購入する際に食用のオリーブオイルではなく、スキンケア用のオリーブオイルを選ぶことです。食用のオリーブオイルは、純度が低いものもあるため、良質なオリーブオイルを選ぶことがポイントです。

エステでもおなじみ!ホホバオイル

マッサージオイルとしてエステなどでも使われるホホバオイルは、多年草のホホバの種から抽出されたオイルです。天然オイルで肌にやさしいため、安心です。ホホバオイルには「ワックステイル」という成分が多く配合されています。

このワックステイルは、人の皮脂と同じ構造を持っており、酸化しづらい性質を持つので肌に激しい刺激を与えないといわれています。さらに、ワックステイルのもうひとつの特徴は、水分を蒸発させにくい働きを持っていることです。

ホホバオイルでパックをすると肌の潤いを維持してくれるため、乾燥肌を防いでくれる作用があります。また、毛穴汚れを排出してくれる役割も持っています。

昔から伝統的に日本に伝わる椿オイル

椿オイルは、昔から潤いを与えるために女性が好んで使ってきたオイルです。その名のとおり、椿の種から抽出されたオイルで、オリーブオイルと同じ「オレイン酸」を多く含んでいます。肌への浸透度がよく、固まりにくく酸化もしづらいために、肌の潤いを維持しながら、さまざまな乾燥から守ってくれます。

椿オイルは、このような特徴から肌にだけではなく、髪にも潤いとなめらかさを与えるヘアケア用としても使うことが可能です。さらに、椿オイルは、イボの民間療法に使われていたという歴史もあります。乾燥させたゆずの種を砕いた後、椿オイルに漬け込み、そのオイルをイボに塗るとイボが取れるという使い方もあるそうです。

オイルパックは肌のメンテナンスとしても重要

  • 乾燥肌に陥ってしまうメカニズムを理解すること
  • オイルパックの効果を知り、上手く活用すること
  • パックに効果的なオイルを知り、積極的に使用すること

オイルパックは、みずみずしい肌に導いてくれます。そのため、以上のような特徴を心にとめ、オイルパックを有効に活用しましょう。また、乾燥肌の人ではなくても、肌のメンテナンスとして使用することもおすすめです。

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