公開日:2017/06/15
個性的なセンスを贈り物に!肌に優しい固形石鹸の魅力は?
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近年、ボディソープの代わりに固形石鹸を使う人が増加中です。中でもナチュラル素材を使って作られたセンスある石鹸が大ブーム!天然素材のみを使っているので肌にとても優しく、贈り物としても喜ばれる固形石鹸をご紹介します。
なぜ今、「固形石鹸」が大ブームなの?
天然素材で作られているから安心
店頭では、石鹸よりボディーソープを見かけることが多いので「実は2010年頃から石鹸がブーム」と聞くと驚かれる人もいるでしょう。手軽なボディソープではなく石鹸を使う人が増えている大きな理由は、配合成分です。市販のボディソープには界面活性剤をはじめとし、ラウリル硫酸Naや防腐剤などの化学物質が多く含まれています。
しかし、天然素材で作られている固形石鹸は、オイルと苛性ソーダ、アロマオイル、ハーブなど肌に優しい成分でできているものが多いです。それに見た目も素朴で可愛いので、贈り物にも最適!さりげなくラッピングをして、ちょっとしたプレゼントとして利用する人も増えています。
デリケートな肌にも優しいから安心
泡立ちや香りもいい市販のボディソープや固形石鹸には、たくさんの化学物質などが含まれています。使っている時はリラックスできても、お風呂から上がると肌が乾燥してしまうということはありませんか?原因は、市販のボディソープや固形石鹸の洗浄能力の高さです。
現代人の肌は幼い頃から化学物質にさらされるだけでなく、食べものの中にも添加物などがあふれ、食生活も欧米化しています。そのため、肌がとても敏感になり、アレルギーやアトピーなど肌トラブルを抱えている人が多くなっています。そんな状態の肌に、洗浄力が高すぎるボディソープを使うと、トラブルを起こしてしまうことがあります。その点、天然素材が使われている固形石鹸なら洗い上がりもマイルドで、湯上がりにも肌が乾燥しすぎません。デリケートな肌に対しても優しく作用するので、贈り物にも安心です。
意外?!固形石鹸の歴史とは?
固形石鹸は、どこでどのように生まれてきたのでしょうか?その答えは紀元前のメソポタミアにまでさかのぼります。今のシリアに「アレッポの丘」がありました。そこでは数々の神事の儀式が行われ、神々に捧げる供物などを焼かれていました。アレッポの丘の下には、洗濯物の汚れがよく落ちると評判の川がありました。豚などの供物を焼いた灰と油に含まれるアルカリ性の物質が水に溶け込み、石鹸成分と似たようなものが含まれた川となっていたのです。後年になって、このアレッポで油と灰を混ぜて洗浄剤が作られました。有名な「アレッポの石鹸」はこの地方が原産です。
その噂は瞬く間にヨーロッパ中に広がり、フランス南部など地中海では名産のオリーブオイルと苛性ソーダを混ぜて石鹸が作られはじめました。これが有名な「マルセイユ石鹸」です。
手作りの固形石鹸なら、特別な贈り物に!
初めてでも簡単!手作り固形石鹸の材料とは
固形石鹸は苛性ソーダと油があれば家庭でも作れます。簡単なものでは、廃油をペットボトルに入れて数分間振るだけでもできるのです。
しかし、本当に肌触りがいい固形石鹸がお望みなら、オリーブオイルやココナッツオイル、太白ごま油、マカダミアナッツオイルなどをブレンドしたものを苛性ソーダと混ぜて、本格的に作りましょう。
この場合も必ず苛性ソーダは必要となりますが、印鑑を持って薬局に行き、住所氏名、使用用途などの必要事項を記入し、捺印するだけで誰でも買えます。ただし、苛性ソーダは劇薬扱いなので、肌に触れたり目に入ったりすると大変危険ですので、取扱いには十分注意して下さい。
材料や型を選んでオリジナルの固形石鹸を
手作りの固形石鹸は、量販店でも売られています。お値段は1個700円程度のものから3,000円程度するものまでさまざまです。
販売されている固形石鹸を見てみると、まずナチュラルな蜂蜜や殺菌力のあるマヌカハニー、ラベンダーや月桃などのドライハーブ系のものも多いです。それに、シナモンや世界最大の海藻ケルプなどが入ったものもあります。材料や香りで選んで、好きな形にできるのでオリジナルの石鹸が作れますよ。
贈り物にするなら、シリコン型の薔薇などかわいい型に入れて固めるとステキです。アンティーク風のバスケットに詰めて、ナチュラルラッピングをするのもおすすめです。
手作り固形石鹸はどこで売られているの?
手作りの固形石鹸の販売店は、アンティアン、カフェ・ド・サボン、サーファーズ・ソープで有名な、オリヱンタル工房などが人気です。それぞれ、生産地の特徴を活かした材料になっています。例えば、白樺のエキスや、海藻エキス、クリスタルミント、またはドライハーブやエッセンシャルオイルなどです。
「ネット通販は実物が見れないので不安」そんな人は、フリーマーケットをのぞいてみてはいかがでしょうか?手作り石鹸の作家さんも多く出品されているので、お気に入りの1品が見つかるだけでなく、材料の選び方、ラッピングの仕方など参考になる話が聞けるかもしれませんよ。
贈り物に最適!おすすめの固形石鹸
手作り石鹸の定番「マルセイユ石鹸」
地中海原産のオリーブオイルを使って作られる石鹸がマルセイユ石鹸には、なんと1000年以上もの歴史があります。この高級石鹸は名前を冠した粗悪品も生まれるほどの人気で、のちに王令により「オリーブオイル以外のオイルを使うことを禁止する」という法律が発令されたほどです。
オリーブオイルのみで作られたこのマルセイユ石鹸は、オリーブ油が簡単に手に入るフランス、プロバンス地方を中心に広がっていきました。現在では日本でもマルセイユ石鹸が売られていますが、天然素材なのにとてもリーズナブルです!泡立ちもよく、保湿力も高い上、センスがよくおしゃれなのでとても人気があります。形が面白い石鹸なので、贈り物にするなら麻ひもをリボン代わりにするなど、ナチュラルなラッピングがぴったりです。
柔らかい泡が出る「太白ごま油」「パーム核油」
泡のやわらかさで人気なのが、太白ごま油、パーム核油が入った石鹸です。オリーブオイル、ココナッツオイルとのブレンドで作らた石鹸になります。太白ごま油とは、普通のごま油のように、焙煎したごまを搾ったものではなく、生のごまを絞っているため、色が透明に近いです。また、パーム核油はココヤシの種から取れる油になります。
これらのオイルが入った石鹸は、保湿力や洗い上がりがよい上、大きな優しい泡が出るのが魅力です。ナチュラルな石鹸選びに迷ったら、この2つのオイルが入った石鹸がおすすめです。保湿力が高く優しい泡が出るので、空気が乾燥する冬のプレゼントには特におすすめです。
泡立ちのよさが特徴「ココナッツ石鹸」
ココナッツオイルを使った石鹸は、手作り系のナチュラル石鹸ではスタンダードな石鹸です。ココナッツオイルはココヤシの実からとれますので、インドネシアやタイなどの熱帯で、椰子が豊富に生えているところでは、贈り物用に作られた現地メイドの石鹸がよく売られています。
ココナッツオイルを使った石鹸の魅力は何と言っても、泡立ちがいいことです。水をつけて泡立てるとたちまち、大きな優しい泡がぶくぶくと出ます。ココナッツオイルを使った石鹸の代表格に「サーファーズ・ソープ」がありますが、海水など混じり物がある水でも泡立つというタフな石鹸です。洗浄力も高いので夏の贈り物におすすめですよ。
ナチュラルな素材で作られた、固形石鹸の魅力とは?
ボディソープと違い、ナチュラルな素材で作られた固形石鹸にはいろいろな魅力があります。
- 天然素材なので肌に優しい
- 家で作ることもできる
- 自分の好きなオイルや香りを入れて作ることができる
- スクラブ、ピーリングなど自分好みのオプションを入れることができる
- 贈り物に喜ばれる
メリットが沢山の固形石鹸。ナチュラル志向の方に、センスのいいラッピングをして贈り物にしてみてはいかがでしょうか。