公開日:2017/10/30
女性の頭皮に起こりがちな5つのトラブルと改善方法
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頭皮のトラブルは男性に起こりやすいというイメージが強いので、頭皮ケアをしている女性は少なめ。
顔や身体はばっちりケアしている方も、頭皮となるとあまり積極的なケアをしていないことが多いようです。実際に起こる女性の頭皮トラブルにはどんなものがあるのでしょうか?代表的な頭皮トラブル5つを解説します。
代表的な頭皮トラブルの種類
頭皮トラブル防止のために最低限の予防はしている、という人さえ少ないのが現状です。最近は女性の間にも頭皮のトラブルが増えてきています。乾燥や紫外線のダメージ以外にも、ホルモンバランスの乱れも頭皮トラブルの原因となります。
- フケ・かゆみ
- 頭のニキビ
- かぶれ・赤み・湿疹
- ニオイ
- ベタつき
意外と身近なトラブルも多いので、思い当たる人もいるかと思います。それでは、そんな女性の頭皮に起こりがちな5つのトラブルと改善方法を見ていきましょう。
頭皮のフケやかゆみ
フケやかゆみといった頭皮トラブルは、頭皮の新陳代謝も乱れによって起こります。本来細かい粒子として頭皮から剥がれ落ちるはずの古い角質が、大きくごっそりと剥がれ落ち、それがフケとなって目についてしまうのです。
頭皮の洗浄不足や、シャンプー液が頭皮に残ることによる刺激、ほかにも疲労・睡眠不足などが原因と言われています。フケは不衛生な頭皮に発生するとは限らず、清潔にしていれば必ず防げるというものでもないのですね。
フケには2種類あり、乾燥が原因で起こる乾性フケと、皮脂の過剰分泌による湿性フケです。このふたつはまったく正反対の症状と言えます。そして、フケは抜け毛の原因となることもあるので、いつかおさまるだろうと放っておくのは危険です。頭皮を傷める原因になってしまうので、早めに対処しましょう。
正反対の2種類のフケですが、実はシャンプーがそもそもの原因になっていることが多いのです。そこで、まずはシャンプーそのものや洗髪の回数を見直してみたり、刺激になるヘアケア剤などの使用を控えてみてください。
かゆみも同様です。頭皮が乾燥していたり、逆に皮脂の詰まりによって炎症を起こしていったりすると、強いかゆみが出ます。またその時にフケを伴うことも多いのです。
やはりシャンプーやヘアケア剤の見直しをしたり、マッサージで血行を促進し、頭皮全体に栄養が行き渡るようにするのもオススメです。頭皮の血行を良くすることで新陳代謝が活発になり、健康な頭皮への生まれ変わりを促してくれます。
頭のニキビ
頭ニキビの原因は毛穴のつまりと炎症です。
頭というのは、身体の中で一番毛穴が多く、汗や皮脂分泌が激しい部位です。頭皮の皮膚は構造的に詰まりや炎症を起こしやすく、「ぶり返しやすい」と言われています。一度ニキビができてしまうと、ただシャンプー汚れや刺激物を取り除いてもダメなのです。
それでは、頭のニキビを治すにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは、毛穴を清潔に保つことがポイントです。 そのために、シャンプーは頭皮を重点に置いて洗うようにしてみてください。 しっかりと泡立てたもこもこの泡で洗うことで、毛穴の中の皮脂や汚れを取り除くことができます。
そして、シャンプーあとはすぐにドライヤーで髪の毛を乾かすようにしてみてください。 頭皮が濡れた状態は雑菌が繁殖する原因となります。地肌をしっかり洗い、よく乾かすことで、毛穴詰まりのない清潔な頭皮を目指しましょう。
しかし、毛穴が詰まっているからと言って、刺激の強いシャンプーを使うことは逆効果になります。ニキビが破れた場合には炎症を起こしてしまいますし、必要以上に皮脂を取り過ぎてしまうと、かえって皮脂の分泌量が増えてしまう ことがあります。 ほどよく洗浄力があり、頭皮に優しいシャンプーを使用してください。
頭皮のかぶれ・赤み・湿疹
かぶれ等の皮膚疾患は、抜け毛を引き起こすこともあるため意外と厄介なトラブルです。
ひとことに頭皮のかぶれや赤みといっても、シャンプーの成分やアトピーなどの体質と、原因は様々であることが多いです。そのため、原因に合わせた対策が必要となります。
頭皮の赤みには、優しい洗浄力のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。皮脂のとりすぎは頭皮が乾燥し、赤みやかぶれをさらに悪化させてしまいます。頭皮に赤みやかぶれがある場合は、高級アルコール系のシャンプーの使用は止め、ほどよい洗浄力のシャンプーを使うようにしましょう。
その他、シャンプーのやり方を見直したり、なかなか改善しない場合は皮膚科へ相談することも重要です。あとは、紫外線の刺激で赤く炎症を起こすこともあるので、帽子などで紫外線の刺激から頭皮を守ることも対策の一つです。
また、赤みを伴うかぶれは「脂漏性皮膚炎」などの皮膚疾患の可能性があります。市販の薬などでは治らないこともあるので、早めに皮膚科へ行くといいでしょう。放っておくと、抜け毛などのさらなるトラブルを引き起こすことがありますので、しっかり対策をしてください。
頭皮のニオイ
自分で気づいたら、周囲の人にも気づかれてしまうのではないか?と心配になってしまうのが頭皮のニオイ。また、ニオイは気になるだけではなく、放っておくと頭皮を弱らせてしまう原因にもなるので注意してください。
頭皮は体の中で一番皮脂が多く、なんと、顔のTゾーンの2倍もの皮脂腺があります。そのため汚れが残りやすく、紫外線などに当たり酸化した汚れが頭皮にこびりつき、それがニオイの原因となってしまっているのです。まずは、地肌をしっかりケアして頭皮の汚れを落とすことがニオイをなくすポイントとなるでしょう。正しいシャンプーのやり方を覚えるのも大事です。
また、生活習慣を見直すこともポイントです。過度なストレスによる新陳代謝の低下は、頭皮にはダメージになります。運動不足を解消し、軽いストレッチなどをして、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。
また、皮脂の酸化を抑える抗酸化作用があるポリフェノール、ビタミンCを含む食品を摂るのもおすすめです。バランスのよい食事は、頭皮への負担を取り除くには大切なことです。
頭皮のべたつき
頭皮のベタつきの原因は、毛穴から分泌する皮脂が極端に多くなっていること。その対策としては、過剰な皮脂分泌を防ぐことから始めるといいでしょう。そのためには、動物性脂肪やコレステロールなどを控えめにするのがポイントです。揚げ物やファーストフードなどが中心の偏った食生活は、ビタミン不足になりからだも不調になってしまいます。もちろん、間食や食後のスイーツも控えましょう。
また、古い皮脂がきれいに取れないと毛穴に詰まってしまうので、皮脂の分泌にも悪影響を与えます。毛穴から出てくる髪の毛の邪魔をしてしまうので、髪の毛が育たなくなり、薄毛の原因にもなります。食生活やシャンプーの仕方、乾燥や保湿のし過ぎなど、皮脂の分泌が乱れる理由はさまざまです。その原因に対処することでベタつきは改善されていきますが、原因をつきとめるにはなかなか時間がかかってしまいます。
そのため、最も手っ取り早い対策は、正しい洗髪の仕方を覚えることと、シャンプーを変えることかもしれませんね。その際は、自分に合った洗浄力のものを見極めるのが大切です。
後悔したくなければ頭皮ケアは早めに行うべし!
頭皮に何かしらのトラブルを抱えている人は少なくありません。食事の偏りや、生活習慣の乱れ、ストレスなど、身近な頭皮トラブルの原因はたくさんあるのです。
そして、初期のトラブルはなかなか自分では気づかないものです。だからと言って、そのまま放っておいたり、気づかずに過ごしていると、抜け毛や薄毛、または重症な皮膚疾患へと繋がりかねません。そこまで進んでしまうと、それを改善するには時間がかかりますし、もしかしたらもう元に戻すことができない状態にまで至ってしまうかもしれません。その時に後悔してももう遅いのです。
ですから、今日から少しだけ、頭皮の健康や毛穴ケアを意識してみませんか?今は、大丈夫と思っていても、少しだけ意識を変えるだけで、数年後もトラブル知らずの健康な頭皮と髪を維持できるのですから。
抜け毛が増えたと感じたきっかけベスト5
「抜け毛」について、女性なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか? 髪は女の命とも言います。女性は、髪が細くなったり、分け目のボリュームが減ったり、加齢によるホルモンバランスの乱れや、不規則な生活、ストレスなどさまざまな原因で抜け毛が起こっているのです。
では、
あなたが抜け毛に気づいたのはどんな時ですか?みんなはどんな時に気づいたのか?
アンケートを取ってみたので結果をご紹介したいと思います。
第1位:髪の毛を洗った時
- シャンプーの時です
- シャンプー時の手につく髪の毛
- シャンプーのときに流れていく髪の毛をみて
- 春先のシャンプーあと。排水口見るとΣ(-‘ロ’-lll)
- 髪を洗っているときに大量に抜け落ちてドキッとすることはあります。
- シャンプーの時、指に髪の毛が絡みついてる時。ショックですね。。。
やはりこれが圧倒的に多い意見でした!一番、自分の髪に触れる機会ですし、実際に手の中に抜け毛が残ることもあるので、実感しやすいのでしょう。あまりの抜け毛の量にシャンプーしたくなくなることもありますね。
寿命を迎えた髪の毛のほとんどは、シャンプーの時に自然に抜け落ちます。その為に、シャンプーをしたときたくさんの抜け毛があるように感じるのです。
一度のシャンプーで40本くらい抜けるのは問題ないとされています。しかし、40本と聞くだけでごそっと抜けるイメージがあり、想像しただけでも嫌になってしまいますよね。
洗い過ぎも髪の毛や頭皮にはよくないし、頭皮の乾燥につながります。やさしく揉み込むように洗うようにしましょう。
第2位:お風呂の排水溝を見たとき
- シャンプー後の排水溝。育毛剤が本格的に必要になる頃かなぁ。でも高いんだよねあれ。
- シャンプー後の排水溝を見てドキッとします。
- シャンプーのとき、指に絡んで→排水溝の溜まったとき。
- 排水溝が毎日大変なことになります。ロングなので余計そう感じるのかもしれませんが。。。毎日こんなに髪の毛が抜けて大丈夫なのかなぁと不安になります…
お湯の流れが悪くて、排水溝を見てみると、髪の毛がごっそりなんて経験ありますよね。それを目にすると、こんなに抜けたのかと落ち込むこともあります。
しかし、シャンプーしたあとは抜け毛があります。正常な頭皮でも抜けますが、いっぺんに大量に抜け落ちると、自分は抜け毛が多いのでは?と悩んでしまうものです。
第3位:床を掃除をした時
- ブラッシングの後。ブラシに髪がたくさんついている。
- 産後なんですが、ブラッシングの後、結構な量が抜けました。普段そんなに抜けないので驚きました。
ブラッシングした時にブラシに絡まった髪の毛や体についた髪の毛をみて、抜け毛を実感した人も意外と多かったです。
でも、逆に毛先のもつれをほぐしながらブラッシングしたり、毛先のほぐれをとって、次は真ん中⇒根元の順番に ブラッシングしたり、正しい方法でブラッシングをすると髪の毛同士の摩擦を防いだり、絡みを防いだりして抜け毛を予防できるので、参考にしてみてください。
第4位:床を掃除をした時
- ドライヤーで乾かした後の床
- 床に髪の毛が落ちているのをよく見るので、抜け毛が多いなと感じます…。
- ストレスを感じる時にたくさん抜けててびっくり!部屋中に落ちてます。
- クイックルワイパーとかしたときに落ちている髪の毛の量をみて、あーとか思います
思わず分かる!と納得してしまう意見ばかりでした。髪の毛って自然に乾燥させても自然に抜け落ちてしまうんですよね。ドライヤーをかけた後の床ってほんとにたくさんの髪の毛がおちていて、目の当たりにするとぎょっとしてしまうことがあります。普段の生活の中でも、自然と抜け落ちている髪が多いのに、あらためて驚くことがあります。
第5位:朝起きてまくらをみた時
- 朝起きてまくらを見た時
- 枕に髪の毛が付いてるときです。
意外な盲点ですね!見ている人はよく見ているといえるでしょう。寝ている間に起こってしまったことなので、何が原因か分かりづらいですが、起きて見つけた時にはショックです。もしかしたら、寝ている間に頭皮を傷つけてしまっているのかな?と心配にもなります。
よく、お風呂上がりに乾かさないでそのまま寝てしまうなんて話を聞きますが、これも、原因の一つ。また、低反発まくらも睡眠中に髪が抜けやすいようです。
気付いてからの対策では遅い!予防することが大事
このように、抜け毛が増えたと感じるきっかけは様々です。もし、抜け毛が多くなったと感じたら、まずはその原因を探ってみましょう。
加齢のほか、仕事や生活のストレスはもちろん、いきなり激しい運動を始めたり、極端な食事制限を伴うダイエットなども髪にいい影響を与えません。また、忙しくて食事や睡眠が疎かになっていませんか?
バランスのいい食事を摂ることを心がけたり、睡眠不足を解消するだけでも抜け毛が減ってきます。どうしても栄養のバランスがうまく取れないときには、サプリメントなどで補う方法もあります。
こうした原因究明をして対策を行ってもうまくいかないときには、シャンプーの仕方を変えたり、シャンプーそのものを頭皮に優しいものに変えるなどしてみましょう。現在は、男性だけではなく、女性用のスカルプ商品も多数出ています。そういったものを利用して、早めに対策していくことで、薄毛や抜け毛を減らしていくことができるでしょう。